第32話 反省
「ごめんなさいお姉様、何でもできる貴女に嫉妬してたの。お姉様は何にでも頑張っていたけど私は何もできない。でも両親は私の味方だった。最初は私が正しいと思っていたわ。
でもねお姉様の言う事、使用人の噂話とか聞いているうちにお姉様より家の方がおかしい事の気付いて、少し調べたら直ぐに分かったわ。両親が間違ってると言っても私には何もできない。両親が居ないと生きていけないからね。だから両親と共にこの家を消そうと思った。内部はすでに腐っていたのだから倒すのは簡単だと思ったのよ。でもね一つ問題が有ったの。お姉様にこれ以上迷惑はかけられないって事。
小さい頃から私の事で沢山迷惑をかけて来たのにこれ以上は……。だから家から離れてほしかった」
「そうなのね。でも相談はしてほしかったかな」
「それは出来ない。お姉様なら私も助けようとするから。お姉様は馬鹿よ。私なんか助けてどうするの?」
「私の妹として生まれたのだから簡単には死なせないわ」
「生きて……生きてどうやったら皆にお詫びできるんだろ?領地の人間にも酷い事してるみたいだし」
「死んで逃げる事は許さないわ。死んでも生き返らせるよ。とりあえずは両親に責任を取ってもらいましょう」
「どうするの?」
「私と一緒に家を出ない?」
「私何もできないよ?」
「数年前の私も似たようなものよ」
「私も変われるかな?」
「出来るかなではなくやってみるの。何事もやってみないと分からないわ……多分」
「お姉様なんで最後だけ弱気なの?」
「分からない事の方が多いからね。一緒に家を出ましょう。中央市の高校付近にでも家を買いましょう」
「家なんて簡単に買える物なの?お姉様と一緒に……行きたいです。何でも頑張るわ。元気な体くれたのだから」
「決まりね。2日くらいで準備できる?」
「換金できそうな荷物が多いのだけど……ここに業者呼んだら良くないよね?」
「私が全部運ぶわ」
「お姉様……この部屋1つ分ぐらいありますが……運べるのですか?」
「大丈夫よ。これでも冒険者だから」
「冒険者ってそんなに凄いの?」
「可愛い妹の為なら姉は魔法が使えるのよ」
「魔法ってそんなに万能なの?」
「なぜか私は使える。多分妹を助けたいから」
「ありがとうお姉ちゃん」
二日後、元気になったサザンカを婚約者と会わせると言う名目で連れ出す事が出来た。
多分部屋の中を見たら驚くだろう。最低限の物を残して私の収納魔法の中に荷物を入れて持って来てるのだから。
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