第27話 サザンカとの過去
「妹のサザンカもね、小さい時は普通だったのよ。でも途中で病気になった所から変わりだした。自分は病気だからできないが元気な人なら簡単に何でも出来る筈だと。まあ原因は親だけどね。サザンカは病気だからできないだけなだと教えていたから。で、比較に私を使い少しでも間違えたら元気なのに努力をしてないから間違えるのだとサザンカの前で怒る。それでサザンカは私を出来の悪い姉と思ってる」
「実際あんなに大きな学校に通ってるってことは、頭悪くはないよね?」
「まあそれは魔力も関係しているけど、一応成績上位クラスに居るわ」
「妹さんは勉強しているの?」
「家庭教師が居るけど……厳しい人はすぐに辞めさせられて、適当に褒める人しか残ってないから……」
「自分の成績知らないの?」
「皆に褒められているから自分の成績がどれ位か知らないかもしれない」
「まあでも聞いてたら、よくそんな家に居れたね」
「割と早い時から私が家を継いで妹も守るように言われてそれを信じて頑張ってたから。でも実際は妹を守る為だけに利用されてる気がして。こんな家なんて要らないなと思ってね。妹が元気になったら妹に家を継がせて私は適当に生きれると考えて、何をして生きようか悩んでるときに魔法の素質が見付かってあの学校に入学が決まったから、その魔法を使って冒険者にでもなろうかと思ったのよ」
「何で冒険者?魔法師団とか研究とかは駄目だったの?」
「そんなの絶対あの家の為になってしまうし逃げられないから嫌。自由が欲しいのよ」
「俺と、いや俺達と一緒に俺達の国に来たら自由になれるぞ。それだけ魔法使えたら講師としても良い生活は保障するぞ」
「カゼさん思いは正しく伝えた方がいいよ。来て欲しい理由が他にもあるでしょ」
「ツバキさん、俺は君の事を気に入ってる……好意を持ってる。出来ればこれからも仲良くしたい。よかったら学校卒業後でもいいから俺達の国に来ないか?もし結婚するなら一生守るぞ」
「その言葉は嬉しいけど私は今、妹を治すことが一番大切なの。それが出来ない時はゼファー様と結婚する約束になってるの。約束は守らないとね。結婚とかは今は考えられないけど私も仲良くはしていきたいわ。当然4人全員よ。だから、妹治せたらその時に考える事にする。時間がかかるだろうから今結婚はお断りさせてもらうわね。それにね私は守られるのではなくお互いに守りあえる相手がいいかな?」
「そう言えばツバキって私達より強かったね……」
「魔法で身体強化も出来るはずだから多分そこそこ戦えるわよ」
まあ普通に魔法だけでも誰にも負ける気ないけどね。




