第26話 来た理由
折角食事を奢ってもらえるのだからいい物を食べたいがあまりいい店は行くのにも服装の問題が有る。
監視さんを呼んで気軽で美味しい店を聞きそこに決めた。
「来るの早かったね。何か用事が有ったの?」
「それはツバキに会いたいし、この国の中心部も見たかったから」
「そうなんだ。私も会いたかったよ。何日位滞在予定?」
「まだ分からない。この辺りでも稼げる場所有るのかな?」
「有るけど、この前の所より弱いのしか居ないよ」
「いやそれで十分だよ。あの場所は私達だけなら数来られたら負けそう」
「それならいいかも。虫さん倒したら魔石売って。そろそろ在庫減って来たし」
「わかった。話変わるけど……あの婚約者さんだけど、思ったよりはいい人だね」
「そうかな?あっ、監視さん居るから気を使ってる?」
「違うよ。まず見た目がかっこいいし、間違いを謝れるって大切よ。上級貴族は普通簡単には謝らないからね。それが出来るってだけでいいと思う」
「まあ悪くはないと思うよ。見た目は良いと思うよ。だからこそ明日以降の学校が怖い……学校では貴族ではなく平民っぽい感じで過ごしてたのに。婚約の件も……。面倒だな。もう学校辞めて完全に冒険者として生きようかな?」
「それなら私達と組む?カゼなんかゼファー様見てから自信無くしてるし」
「何で自信なくしたの?」
「意外と婚約者してたからじゃないかな?見た目も良いし」
「まあ仮の婚約者のはずなんですがね……。カゼさん折角だから会話しませんか?」
「そうだな。ツバキさんはあの人と結婚より冒険者に成りたいのか?」
「そうね。正確には妹の病気を治すまでは他の事をする余裕がないわ。妹を治すにはもっと強くならないと。その為には時間が欲しいけど学校もあるし。本気で休学かやめる事も考えているのよ」
「大切なんだね妹さんが」
「そうかな?妹は嫌な子だし多分助けても感謝されない。それが当然と本気で考えているような子。でもね、自分の家族……だった者が亡くなりそうで私なら助ける事が出来そうなら、私なら見捨てられない。後悔したくないから。小さい時にはお姉ちゃんって言って後ろについてきた可愛い時も有ったのよ少しだけど」
「なんか複雑だね。でも嫌ってても居なくなるのは違うよね。何となくわかる」
「それにね多分、病気が治った方が本人には地獄だと思うの。今まで自分は病気だから出来ないって言っていた理由がなくなるから。自分なら病気が無ければ何でもできるような事言ってたからね」
これは復讐なのかもしれない
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