表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は妹が嫌いなので政略結婚は妹に任せて私は冒険者になります!  作者: 神戸近区


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/100

第25話 どちらが大切?

 「ゼファー様申し訳ございませんが私に来客のようなので、これで失礼いたします」

「逃げられると思っているのか?」

「逃げでは有りません。面会に来られた他国の方をお待たせするわけにもいきませんし……」

「そうか。そうだな。なら私も会おうか。私の婚約者が世話になったようだしな」


結局少し広めの部屋を借りて皆で会う事になった。

「皆来てくれてありがとう。今日はちょっと色々有ってごめんね」

「私は此方のツバキの婚約者であるゼフィランサス辺境伯家のゼファーだ。うちのツバキが色々世話になったそうだな」

「いやそんなこと有りませんよ。私はカゼと言います。西の果ての小さな国の者です。こちらが道に迷って居た時道を教えてくれたり食料を分けて頂いたり助けていただいたのは此方の方です」


「そうなのか。ではツバキに対し恋愛感情などはないと言う事だな。それならばこの国を楽しんで帰ってくれ」

「私達は冒険者のツバキの友として会いに来たのですが」

「彼女はこう見えても伯爵家の人間でな……。そして私の婚約者でもある。婚約者を簡単に他の男と会わす訳にはいかなくてな。適当な案内を付けるから観光でも楽しんでくれ。私同伴ならツバキと会うのも許そう」

「急にどうしたのですか?賭けに負けそうだから焦ってるのですか?良いじゃないですか、賭けに負けても可愛い妹と結婚できるのですから」

「君の妹は魔法が使えるのか?使えないなら意味がない」


「結局欲しいのは魔力ですか?私は冒険者ですから男の人と一緒に仕事することも有るでしょう。でも二人きりで会う事はしておりません。これ以上を求められるのならここを飛び出し冒険者として生きていきます」

「ま、待て。分かった。そこまでしなくてもな。二人きりでは会わないのだな?変な所にも行かないな?」

「変な所って?」

「それは、その。男と女が仲良く一緒に過ごすような……」

「何考えてるのですか?私恋愛とかする余裕ないって言ってましたよね?もう少し理解のある方だと思っていました。私に監視を付けているのだから今までだって分かっているはずですよね。それでもまだ言いますか?」


「すまない。少し婚約者を取られそうだと焦っていたようだ。最近人の婚約者に手を出す奴も居てな。少し言い過ぎた。出来たら忘れてくれ」


「まあ素直に謝って頂けたので今回だけは聞かなかったことにします。では皆さんと少し遊びに出ても良いですよね」

「待ってくれ。こちらから人を付ける」

「まだ言いますか?」

「違う。お詫びに晩飯を奢ろう。どこでもいい。金は持たせるから」


と言いながらそれも監視だろとという言葉は食欲の前に敗北し言えなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ