第20話 友達
話しながら歩いていると、強い魔獣の気配を感じた。
「あ~前後左右から集まってますね……。人が居ないなら一気に吹き飛ばしますが確認できませんし、どちらかの方向お任せしてもいいですか?」
「とりあえず一番数が多いのは?」
「後ろです」
「では俺が後ろを担当します。ユキとツキとハナは近付いてきた敵に遠距離から魔法を頼む」
「「「了解」」」
「それでお願いします」
とりあえず前の敵は退場してもらおう。大きな水の玉を作って……敵を中に入れると……。
「左右も攻撃しますねユキさんとツキさんとハナさんはカゼさんの方をお願いします」
「「「はい」」」
左右にも水で……倒せた。誰も見てない間に収納っと。
「こちらはすべて倒しました。そちらは?」
「こちらもあと一頭です。ってもう全部倒したのですか?」
「はい。応援要りますか?」
「もう終わり……ました。こちらも全て倒しました」
「では回収しますね」
「邪魔になりませんか?というよりも荷物持ってないですよね?」
「魔法で収納してます」
「……出来るのですね?何か想像できないが」
「まあ細かい事は気にしないで……収納しておきました」
「あ、ありがとう。では少し休憩しましょうか」
「そうですね。肉少し食べます?」
「有るのなら買います」
「もう一緒に戦った戦友?友達じゃないですか。気にせずに食べて」
先日狩った魔獣の肉を焼いたのを収納して居て良かった。皆美味しいと食べてくれた。
「皆は何でこの国に来たの?」
「俺たちは、まあ簡単に言うと修行と結婚相手を探しに」
「あれ?貴方達って付き合ってないの?」
「親戚同士で全員フリーです……悲しい事に。でも私達の国は小さな島国なので国内での結婚は血が濃くなってしまうので、外の血を入れるよう言われてます。貴族とかの結婚は別ですが」
「そうなのですね。私はまだ結婚とかより大切な事が有るので考えたくないけど……何故か仮ですが婚約者が居ます」
「カゼ兄さん残念。ツバキさん婚約者居るって」
「いや目の前だから聞こえてるって。しかし仮って何だ?それに婚約者が居るのに一人で戦うのか?」
「まあ色々事情が有りまして。仮なのは今賭けをしてるからです。私の目標を達成出来たら解消。負けたら結婚ですわ」
「でもまだ若そうなのに婚約何て貴族みたいですね」
「まあ、その、一応貧乏だけど貴族令嬢なんです」
「「「「えっ?そうなんですか」」」」
「まあ普通の冒険者として接してください。貴族辞めたいので」
「話を戻すがその賭けって一人で戦わないとだめなのか?」
「そんな事ないですよ。ただ一応婚約中なので男の人と2人で組んだりは出来ません。後離れた所に監視兼護衛も居ます」
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今後の展開の参考にもなりますので感想など頂けると助かります。




