第16話 油断
いいね、ありがとうございます。
その後は気配で魔獣の接近も分かるし、倒すのも簡単だし順調にレベルアップ出来てはいたが敵が複数体で同方向から2体来た場合気を付けないと気付かない事がある事を実戦で知った。目の前の狼型の魔獣に気を取られていたら、木の上から蛇が……。私の体に巻き付いてきて首の近くを噛もうとしてきた。
超至近距離で火の魔法を使い蛇は逃げて行ったが私の首と顔に火傷、服も焦げてしまった。それを好機と狼みたいな魔獣が来たが土魔法で落とし穴に落ちて貰った。
とりあえず熱い。薬を出して塗っておいたが直ぐには治らない。ここはゲームと違う。そうだ、回復魔法もそろそろ覚えれるはず。
この世界では知られていないが、レベルを上げると魔法を覚える事が出来る。火、水、風、土等の基本的な属性は簡単に使えるようになるが、それ以外はレベルアップ後に選択できるようになる。収納の魔法とかも実はそうだった。選択したら即時使えると言うものでもなく、自分で適当な呪文等の発動条件を作らないと発動しない。
回復魔法を選択し神に傷の治療を頼むと傷は消えた。しかし服は一部焦げたままだ。
まあしかたない。服を治す魔法なんて覚えても役に立つか分からないし。今日は十分にレベルも上がったし変える事にした。
魔獣が出るエリアから出ると先ほどの影の人が来て聞かれた。
「蛇に襲われそうでしたが大丈夫でしたか?」
「何とか追い払えました」
「あの時火と土の魔法使いましたよね?」
「そうだとしたら何か?」
「確かあなたは水属性……。これは聞かない方が良さそうですね」
「簡単な事です。属性が有ると認識しているのは人間です。後は得意か苦手かの違いですよ」
「なんかすごい事を簡単に言うのですね」
「貴方個人にはこれからも見られるのでしょう?報告はお任せいたしますが変に話すとあなたが異端扱いされかねませんよ」
「そうでしょうね。魔法が大変得意だと伝えておきます」
「私からは何も言えません」
「では帰りもお気をつけて」
「ありがとう」
寮に戻った。ローズマリーに魔獣は食べられるのか聞いたら凄い顔をした。
「魔獣は食べられなくはないですが……魔獣の体内に有る魔力が毒のような成分となり食べた人の体内で魔力同士が喧嘩すると聞いてます」
「なら魔力を抜けば食べられるの?」
「一応そうは言われてますが……それが出来ないので分からないそうです」
「今から試してみる?」
「その魔獣血と食べられない部分は抜きました?せずに時間が経過してたら普通の肉でも食べたくなくなりますよ」
「大丈夫。時間経過してないから」
「?まさか……生きたままですか?いや居ないから違いますよね」
収納の魔法をどう説明しようか?
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




