第五話 無制限
運営から確保者のことに関するお知らせを受け取った瞬間、目の前に坂本龍馬が殺したはずの安倍晴明が立っていた。
「なぜ、生きている、、!」
俺は名刀『酷祓』で清明を切りつける。晴明はその場に倒れ、小声で何か言った後、散った。
「どういうことだ、、?」
気づくと、龍馬もいなかった。龍馬が心配で、俺は龍馬を探しにいくことにした。
「龍馬ー!どこだー?」
返事がない。しばらく歩いていると、前から黒服の男が現れた。
「なにやつ!」
俺は酷祓を抜こうとした。だが、その胸には『確保者』と書いてあった。俺は『身体強化』を使い、全速力で逃げた。なるほど、あの黒服が確保者ってわけか、、。見た感じ足も早そうだ。俺みたいな速力を早くする特殊能力がないやつはきつそうに思えてきた。
「あの、すみません、、」
どこかから女の声がした。
「助けてもらえませんか、、?」
声のした方には、絶世の美女がいた。
「私の名前は小野小町と言います、、。お願いします、助けてください、、」
「仕方がないな、今回だけだからな。俺は織田信長だ」
「信長さん、お願いします、、!」
小町がそう言った瞬間、地面が割れた。