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多分、  作者: あさがお
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短編です!

飛べなくなった天使の話になってます

あるところに、美しく自由に飛ぶ翼を持った天使がいました。

彼女はどこまでも飛べる翼で毎日毎日、天界の空を飛んでいました。

だけど、天界の規則で下界の空を飛ぶことも早く飛びすぎることも高く飛びすぎることも出来ませんでした。彼女はそれでも周りの目も気にせず自由に飛んでいました。


いつもみたいに空を飛んでいたら、神様に1本の空に繋がるロープを渡されました。神様は「このロープは運命の相手に繋がっていて簡単に手放してはいけないよ。いつか会える日を楽しみにまたなさい」と言われました。

天使は手にしたロープの相手を楽しみにしながら少し引っ張ってみたり揺らしてみたり疲れた時には捕まって休んだりロープの相手に会いたいなと思うようになりました。


そんな時、プチンッと彼女の中で何かが切れました。

風きり羽根です。

風きり羽根が無ければ自由に飛ぶことができません。

翼はあっても飛べないことが彼女にとって苦痛で仕方ありませんでした。

彼女はロープに掴まっていることが増えました。


日に日にロープが下がってきて下界に近ずいていることに気が付きました。

彼女は気が付きました。

自分が運命の相手の重りになっていると。

彼女は毎日毎日泣きました。

重しになっている自分が見にくくてだらしなくて嫌いになりそうでした。

彼女は少しでも自分を好きでいるためにロープを切りました。

彼女は下界に落ちていきます。少しでも残ろうと足掻いて羽ばたこうとして羽を動かします。

ですが上手く飛ぶことは出来ませんでした。

下界に落ちてからも飛ぶことを夢に見て足掻き続けることを辞めませんでした。

彼女はロープこそ失いましたがまた天界の空へと戻っていきました。

今では自由に空を飛んでいます。

少し自分の気持ちの整理をしたくて書いた作品です。

顔の見えない相手を愛すのは難しいし、重りにもなりたくない自分を好きでいるために迷うのはいつか自分のためになると信じていたいです。

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