表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/12

6 実家への散財だってしちゃいます

「・・・こんなにして貰ってもいいのかしら?」


母が困惑していた


いいんじゃないのかな


旦那様が何にも言わないから





ごきげんよう


グーフィー伯爵夫人ですわ


とりあえず旦那様から苦情が来るまで暴走していこうと思っていましてよ(笑)




いえねお飾りの妻になったんですよ


わたし





伯爵夫人としての予算があります


社交だったり必要なドレスを買ったり、とかですね


まあお茶会や夜会には出る予定はないんですけどね




でも旦那様は太っ腹なのかその辺は減額とかはありませんでしたね


つまりは費用はたまる一方


散財するのも伯爵夫人としてのお仕事です


主に伯爵家と懇意にしている商会やらに、ですけどね





逆に言えば懇意にしている商会ならば散財しても良いということです


だったら買って買って買いまくりましょう


なにせ買われたお飾り妻ですからね(笑)





自分の物を買ってもいいんですが、そこはほらいつお役御免になるか判らない不安定な立場じゃないですか


そこで実家を使うことを思いつきました


宝石やらドレスやら絵画やらをお父様やお母様や弟や妹にプレゼント


もしも離縁された時はプレゼントを売れば問題なし


悠々自適に生きて行けます(たぶん)





そんな下心もあって頻繁に実家の男爵家に帰る私




今回は母のために夜会のためのドレスを一緒に買いに行きましょう、という訳です


突然の贅沢に困惑している母




いや結構、男爵家に物が増えているというのに貧乏性なのかいまだに浪費に慣れない母






いいんですよ


どうせ旦那様のお財布です


買って買って買いまくってやりましょう





とりあえずは苦情がきていません


苦情がきてから考えればいいんです





まあ腐っても(いや腐ってないですけど)伯爵家


男爵家程度のドレスではびくともしません(たぶん)




だから安心して買いものができます(たぶん)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ