『不確かなる、事情は確かに』・・・『詩の群れ』から
『不確かなる、事情は確かに』・・・『詩の群れ』から
㈠
思考の先にあるものは、一体何なんだろうな、だろうだ。
そうだろう、分からないが、思考が止むまでは、俺は執筆を続けるよ、だろうだ。
成程な、思考の先とは、小説や詩や評論の、終焉なのかもしれないな。
だろう、しかし本当に、本質的には、思考は不確かだよ。
㈡
しかし、どうだろう、目の前の飲料が無くなるまでが、思考だとしたら。
何だって、そんな瞬時に思考が終わるのか、え?
いや、メタファの話さ、その飲料が無くなれば、またコップに注げばいいさ、だろうだ。
だろうだ、その事情は確かに、リアルなんだな、だろうだ。
㈢
つまりは、不確かなる、事情は確かにってことで、詩の群れも、毎日の飲料のおかわりみたいなものさ。
だろうだろうだ、おかわり盛況で、白米もおかわり上等だろう、だろうだ。