死ぬノ最悪
こんにちわ、Loci,です。オリジナルを書いたことがなくて、おかしいところもあると思いますが、お願いします。
異世界転生──それはオタクがやりたいことベスト一位のこと。転生してエルフだのなんだのと暮らすだのとほざくが、自分はそうほざきません!僕、比嘉山裕翔はオタクでは無いのでそう思い、頭の中で連想させる。
僕はオタクでは無い……とは言いきれない。まぁ、ゲームもやって、勉強もやっているからどうかは分からないし。正直、ゲームをやってる人は主に頭が悪い人だが、僕は勉強を両立してやっているため高校の期末テストの成績は学年五十位以内には入るほどの実力なので、オタクにとっては僕はすごい人である。そんな人あまりいないでしょ、頭良くてゲームやる人なんて。
「さぁて、レベル上げでもしとくか。次のボス強かったし。」
僕はテレビとゲームの電源をつけては直ぐにコントローラーを持ち、スティックやボタンを操作させ、ゲームを開始させる。僕のやるゲームのジャンルはRPGだ。飽きないし面白い。
「あっやべ、ゲーム内の残高五百円しかない…。」
いつもは課金をする僕は残高が少ないことに気づき、直ぐに財布を持ち、部屋を出て、靴を履き、玄関のドアを開ける。コンビニは近いし、道をひだりに曲がって横断歩道を渡ればすぐそこだ。
僕はゲームのやりたい一心で、走り、横断歩道を渡る────が、何故か右から車が突然来た。死ぬ……そう悟ったが、まだ希望があると思い、勢いを付け、足を後ろに蹴り、低く、飛距離に特化して跳び、先の道に出ることが出来た。
「……っ、危なかっごへ!」
ギリギリで避けたと思ったが、足を奥の道に踏み入れた瞬間、まさかの電柱に頭を強くぶつけ、倒れる。
不運…でしかない……。力尽きる寸前の僕は、今出せる全力の力で腕を動かし、頭を触る。触ってみたら、頭から流れたたくさんの血…そして、凹んだ頭。周りからはグロいのか、避けられているが電話で救急車を呼ぼうとしている。でも、これは絶対に死んだ。終わったんだ。せめてゲームのボスでも倒したかったのに…。
『これより、あなたを死後の世界に案内します。』
ふと聞こえた綺麗で澄んだ声が聞こえた。もう聞こえない声が聞こえちゃうんだ。そこで、意識を手放した──
*
死んだんだ…。ゆっくりと冷たい水の中で動かない体は抵抗を感じさせないぐらいに沈む。やりたいことがまだあったのに…死んでしまうとは情けない。
でも一つだけ疑問に思うことがある。何故…何故背中から地面の感触があるんだ……!いやまじでおかしいと思わない?この状況。死んだんだよ僕。しかも腕や足の感覚もあって、心臓がバクバクしているのもわかる。呼吸もできるし…なんでよ。状況か理解出来ない……。あっでも確か──
──これより、あなたを死後の世界へ案内します。
そんなことを死ぬ…というか意識がなくなった直前に言われた気がする。とりあえず目を開くか。目を開くとそこには…
「……は…?」
何も無く、ただ黒い空間が遠く先まで広がっていた。それも、遠近感が分からない程に。その光景に僕は目を大きく開け、絶句した。ここはどこだと…考えるが何も思いつかない。どうにも、今日起こる事が理解でき『来ましたね、裕翔くん?』な…い…………。
「え……えええぇぇぇぇ!!!」
「ちょっ…いきなり声を上げないでください…、驚きます…。」
いきなり前から出てきた金髪ロングヘアの美人すぎる女の人(周りすごくキラキラしてて見にくい)に僕は驚きも隠せず、大声を上げるとその女の人は耳を塞ぎ、しゃがみこむ。その光景を見て僕はその女の人が可愛らしく見えてくる。そして、悪いことをした気分になる。
「あっ、すいません。悪気はなかったんです。」
「いえ…大丈夫です。」
女の人は手を耳から離し、立ち上がる。白いドレスを着た…新婦が着そうな見た目のドレスを着た女の人。名前聞かないと分からない。女の人なんて呼ばれて嬉しい人なんて少ないと思う。
……あと、会ってそうそう悪いと思うけど…胸でっか…。いやもうこの世とは思えねえほどでかいのだけれど。……なんでそんな変態なところを見ているかって?そりゃああんなでかい胸見て興奮しないやつは世界中で居ないに等しい。神様なのかは知らないけど最高…。
「あのぉ、すいませんがあなたは…」
「私ですか?私は死後の世界の案内役…"サリカ"と言います。確認ですが、特徴的に裕翔さんで合っていますか?」
「はい、僕が裕翔です。それでサリカ様、死後の世界で案内することはなんですか?」
死後の世界で案内するなんて必要ないと思うが、なんでいるのかをサリカ様に聞いてみた。サリカ様は、
「そんな固くならなくていいんですよ?サリカで、様は要りません、タメ口で十分です。それで死後の世界の案内ですが、天国か地獄、または記憶を消して転生…少し捻って異世界転生をさせるために案内役がいるんですよ?」
神様に様は要らないと…そして、死後の世界には案内人は必須だと言った。正直、記憶を消して転生…そんなのやだなぁ……。
自分で言うのもなんだけど、成績はいつも上位を抑えている…もし記憶を無くして、転生したらバカになっているか阿呆になっているか…まぁ、どちらかにせよ、異世界転生を僕はしたいんですけどね。
「うん、とりあえずこんな感じで話す。それでサリカ、異世界転生もできるのか?」
「はい、できますよ。そんなことお易い御用です!」
サリカは、胸を張ってそう言う。それにしてもでかい…。すごい目がそこに寄ってしまう。一つ一つの行動に揺れる胸…最高。
……いやいや!僕こんな変態じゃないからね!違うからね!思わず目が行っちゃっただけで…。
と、とりあえず!異世界転生ができるなら異世界転生を選んどこう!選んで損はない!うん!
僕は意味が全く持ってない決心を着ける。
「そ、それじゃあ異世界転生…でお願いします」
「かしこまりました。それでは今から能力、または特典、状況を決めます。異世界なんですから敵は出るので、何かしらの能力がないと何をするか分からなくなったり、あるいは行って即死…なんてこともあります。そしていくつかを決め、転生をしますので」
ん?なんだろうその状況とは…。初めて聞くんだけど。異世界転生系ゲームでもそんなことを決めるなんてこと無かった気が…。まぁ、後で説明するだろう。
そして、念の為どんなことやものができるのかを聞いてみよう。
「わ、分かりました。どんな物とかが大丈夫ですか?」
長い説明を聞いた後に、そう僕は質問をする。
実際、チートなんてやったらつまんなくなりそうだし、それに比べ貧相なものを決めると弱くてすぐに死ぬ…。そのため何があるかは把握して、それを聞いた後に考えて聞くつもりですはい。
「う~ん…多いから一気に言うよ?まず能力は特性や魔法、スキルを選べます。スキルに至っては最大10個選ぶことが出来て、スキルを大きく強くした…強化したもの、"マナスキル"が一つだけ選ぶことができるの。特性はピンチの時にパラメータの上昇。打撃、遠距離攻撃をされたらそのダメージを与えたモンスター、または人にそれ相応の状態変化を起こします。その状態変化の種類は毒、火傷、麻痺、氷結、感電、不能、弱体化、霜焼け、睡眠、束縛、etc…そんなものがあります。魔法はその通り魔法を撃つ。種類は炎、水、植物、電気、風、氷、毒、岩、闇、光、影、強化、弱体化etc…本当はもっとありますが、これぐらいありまし…」
「ちょ、ちょっとたんま!長いよサリカ!要約して!」
僕は、サリカの説明が長すぎて耐えられなくなり、怒鳴りはしていないが、怒ったように言う。
「だから言ったじゃないですか、一気に言うって!もぅ……要約すればいいんだよね」
「うん、それない長くならないと思うし、わかりやすいし」
要約は短く、そしてわかりやすく説明する…。要約すればある程度は分かるだろう。
「それじゃあ次に特典…かな。特典は武器、装備、アイテム、仲間を持って転生するんだよ。どんなものでもいいし、誰でもいい。制限はないからね!それで状況…なんだけど、状況は自分のパラメータ、リスポーン地点、そしてその環境と自分がどんな存在なのかを決めることができるの。これも制限は無し!…っと、それで説明は終わりかな」
「…結構選べるんだね。その転生に必要なものって」
まぁ、長かったけど、さっきよりは短かったし、分かりやすかった。
それにしてもそんな異世界っておっかないの?まさか。そんな嫌だねぇ…怖いねぇ…まぁどうせ行くつもりだけどね。
「沢山あっても、選ぶ時間は沢山あるから。じっくり考えてね」
とりあえず、僕は近くにあった椅子に座り、手を顎につけ!。考え込む。
*
「それじゃあサリカ。転生お願い」
能力や特典、状況を選んだ僕はサリカに転生をお願いする。
「はい、それでは」
サリカはそう言った直後、足元に魔法陣ができ、光り始め、僕の体は宙に浮いた。
「それでは裕翔くん、異世界でも頑張ってください!」
サリカに応援され、宙に浮きながらも顔を見ると、可愛らしい笑顔をこちらに向け、手を振っていた。…なにあの笑顔……惚れちゃう。
そして、魔法陣は今より強い光りを放ち、目の前が見えないほどの明るさとなった。その明るさに耐えられなくなり、目を瞑る。瞑った瞬間、体が軽くなり、ゆっくりと力が抜け、重力の感じなくなった。
初投稿を呼んで頂きありがとうございます。少し長いカギカッコの間もあったと思いますが、それはそれであまりないものを書いた自分としてはなんか実感?みたいなものは湧いてくる感じです。
可笑しいところ、ダメなとこがあったらなんかしら教えてください。修正、改善をしますのでお願いします。