プロローグ
訂正がしばらく入るとは思いますが、初心者が書いたものだということを把握していただけると幸いです。
また、誤字がありましたらご報告させていただけると助かります。
(感想もお待ちしてます<(_ _)>)
父親の再婚相手の連れ子が俺の数学の先生でかなり困ってます。
プロローグ
俺、篠宮悠佑は今現在布団に潜っている。
酸素が薄く、俺が吐き出した二酸化炭素が多くを占めているであろうこの布団の中で。
外に出たくない一心でずっと、潜り続けている。
理由は最近、朝も昼も夜も家にいればいつもこれだから。
「あんたはなんでいつもこうなの!?」
「お前、本気で言ってんのか?」
常に父と母がいれば互いに叫びあう。
その叫び声は、家を包み込むほど大きく学校帰りの俺を見る近隣の人たちの目はまるで可哀そうな子を見るかのような目になっていた。
そんな目で見ないでほしい。言っていいのなら、父母共に仲良くなってほしい。
そもそも、なんで喧嘩してるの?
あ、そうだった。俺が原因なんだ。
勝手に家出した俺は、知らぬ間にスーパーにいて。
そこで強盗が起きていて、なにがどうなってかそこにいた男の人と協力して強盗を倒した。
店長だったのかな?今更どうでもいいけど。
「だから、悠佑は悪くないだろ!」
「でも家出したじゃない!」
「それでも行った先で強盗を倒して貢献して帰ってきただろう。しかも銃持ってたんだぞ?悠佑が助けなければ死人が出ていたかもしれない」
俺をかばってくれるのは俺の父親。普段から俺のことを信じては守ってくれる頼れる人。
「でも、その死人は悠佑になってたかもしれないでしょ!?」
確かに、今思えばそうだった可能性も思いっきりある。
「更に言えば、帰ってきたとは言うけど、警察に連れて来られてでしょ?自分の意志じゃないじゃない」
「そんなことない、あいつが表彰された時に書かれた新聞記事には「これからどうしたいですか?」って質問に「父さんと母さんに会って謝りたいです」って答えてたのは、お前も知っているだろ?」
恥ずかしい、もう黒歴史と呼ぶにふさわしい見出しで新聞を書かれてしまったこと、早く忘れたい。
客観的に見てもやはり無理、黒歴史。
何せ、見出しが「家出少年ヒーロー」だぞ?新聞記事を、少なくとも見出し作った人は恐らく頭が悪い人だったとして、俺の状況が更に悪化させてもう、火に油だった。
家出をしていた俺が救ったことが尚悪い方向へと見出しを加速させた。
「ほんと、最悪」
本当に共感しかない、ほんと最悪。
「私も家出するから」
「「は?」」
俺は小声で、父は大声で。
同時に出た「は?」を最後に、母は荷物をまとめてその日は出て行ってしまった。
その日、父は頭を抱えていた。
その度に、父は大きなため息をついた。
すごく、胸に突き刺さるほどのため息。
罪悪感しか、もう俺にはなかった。
ごめんなさい、俺が原因なのに、ごめんなさい。
自分は父が好きだ。ずっと、俺を見捨てなかった。
今も、俺を思って、今でも最愛の人であろう人に出ていかれたその原因の俺の側にいてくれる。
「飯、何か食うか?」
そう言って微笑んでくれていたその笑みが、無理をして作ってくれていたことぐらい、息子の俺ならわかる。もう、わかってるから無理しないでくれよ。
俺のために苦しむぐらいなら......
俺一人で頑張るから、だから
「父さんが幸せになってくれよ.......」
今も父さんは頭を抱えながらも机に向かって座っている。
逃げてばかりの俺に「少しは頑張れ」と言ってくれた父の言葉に背中を押された。
だから、俺は頑張れた。あの時も、少しでも父にこんな俺でも息子で会ってよかったと思ってもらえるように、頑張ったんだけど......
裏目に出ちゃった、ごめんなさい。
俺は、今でも父の息子に生まれて誇りに思っている、胸を張って生きれる。
でも、父はどうだろう。こんな俺を息子にもって、果たして幸せなのだろうか。
もし、この先父が幸せになるなら。俺は全力で応援するから。
これからは俺にばかり気を使わず自分の幸せとか、色々考えて生きてほしい。
日が経ち、母は帰ってきた。
引っ越し屋の人たちと、離婚届と、知らぬ男と共に。
「お願いします」
母は引っ越し屋にそう伝えると、荷物が少しづつ運び出される。
母の物が、次々と、運ばれていく。
父にはプレゼントと言わんばかりに離婚届を贈った母はもはや母と呼べる人物ではなくなっていた。もはや悪魔。クズ人間だ。
なぜ俺がクズ人間と呼んだかぐらい、見知らぬ男がいればわかるだろ。
父は泣いていた。泣き崩れて座ってしまった。
「泣いてないで、ちゃんと書いて印鑑押してよ。篠宮さん」
明らかにもう赤の他人であるという強調の意を込めた言葉だったのは、子供である俺でも分かった。とてつもなくうざかった。ぶん殴りたかった。父を泣かせ、被害者面していた奴に対して怒りしかわかなかった。
それでも、渋々印鑑を父は押し、母は出て行った。
生活必需品はもっていかせなかったので良かったものの、あの人が使っていた部屋はもちろんもぬけの殻。もう二度と会うことはないだろう。
父は浮気していたあの人を訴えることもできたが、しない方向で話を進めていた。
「母さん、あんな奴だったんだな......ごめんな、今まであんな奴と過ごさせて」
「父さんはそこまで思うことないよ?別に、家族だったんだし仕方ないよ。俺はあの人と父さんがいたから生まれたわけだし、気にしないで?」
また、泣かせてしまった。でも、あの人の方に行くことにならなくてよかった。
俺があの人と一緒にいたら今より尚悪い人生を送っていたと思う。
離婚して一カ月。
父は当時よりも明るい顔をして、無理して笑うこともなく笑う時はとても明るく微笑んでくれる。
昔の父は無理してまで離婚の原因にもなった俺相手に微笑んでくれた。
今でも思うことは多いが、俺の父親は本当にやさしい人だと思う。
そんな中、俺も実はかなり病んでいたのはもう言うまでもない。自分が原因で自分の生みの親、育て親を離婚に追いやってしまった。元母であるあの人はゴミみたいなやつだが、それでも育ててくれたこと、産んでくれたことにはかなり感謝せざるを得ないこともまた事実。
まぁ、それでも父がいながら浮気をしてたあいつは許せないけど。
そして俺は今日、学校に復帰します。
高校一年の冬で、正直今復帰してもすぐ冬休みに突入してしまう十二月の始めではあるが、出席は必要なことだと思うし学校に復帰し、赴く必要があると思う。
どうせ、冷ややかな目で見られるんだろうな。勉強も追いつける自信がない。
本当に、なんでこうなった。
とりあえず、こんなこと考えながらいつの間にか目の前には学校の校舎。
ダメだ、お先真っ暗なのわかってるからか急に腹痛が......。
もう今すぐトイレに駆け込みたい。でもトイレ校舎の中にあるしな、控えめに言って絶対に入りたくない。
ほんとどうしよ、マジで痛い。でも入りたくない。
「やっと痛み収まったぁ」
とてもすっきりしました。朝変なもの食べたのかな?
本当にお腹痛かった。結論から言って入りました。もう、玄関で数名顔見知りがいて「え?」って顔されながら見られるのは辛かったです。
今、時刻は午前八時五十四分。ホームルームは終わり一限目も始まってしまった。
いや、だって、痛かったし。奮闘して、頑張って応戦してただけだし。
とりあえず、トイレから出た俺は職員室に行き「勉強など、色々と周りと比べたら遅れてしまいましたがこれからもよろしくお願いします」と挨拶をした。
先生方からは「あまり無理をしないで」「何かあったら言っておいで?相談に乗るからね?」「他の生徒から何か言われたりしたら先生に伝えてね?」などなど。
とりあえず心配されまくっていた。ありがたいけどあまり触れないでほしい。
職員室から離れ、教室へと向かう俺。
「あ、」
時間割を昨夜揃えたのはもちろん自分なので把握してはいたものの、忘れてしまっていた。
「一限、数学か.......やだな」
数学は正直苦手だし、なにより先生がやたら厳しい。
先生曰く「悠佑君は真剣に授業受けてるの?まじめに受けている人もいるんだから授業受ける気ないなら帰っていいわよ?」とまで言われた始末。
メンタルガラスのハートである俺がそんなこと言われたら無事で済むはずがない。
もう、言われたあの時はガラスのハートに砲弾吹っ飛んできたかの様な感覚だった。もうオーバーキルだよ。
あの時はつらかったなんて言わなくとも話せば聞いてくれる皆はわかってくれるのが救いだ。俺も別に勉強してないわけじゃないんだけどね、ただできないだけで。
そして、俺は気づくと教室前。
中では俺の嫌いな先生が講義中、生徒たちは黙々とノートに書き写したり聞いていたり先生を凝視していたり。
そして、誰とは言わないがあいつ。変な目で先生見てるだろ。
なんとなく先生嫌そうにその人見てる当たり気づいてんだろうな。
俺も気持ち切り替え、覚悟決めていかなきゃな。
ガラッ
「!?」
「何してるんですか?教室、入らないんですか?」
「入ります.......」
ガラッ
教室の後方より鳴るドアの音と共に入る俺を見てクラスメイトは当然ざわついた。
あまり注目されたくない。普通に、怖い。
「悠佑君、あとで職員室来なさい。」
「あ、はい」
あなたもとてもとても怖いです、はい。
それから時間は過ぎて昼休み。
数学の授業はわかるわけもなく、部分部分知っている単語が出てきたり出てこなかったり。
もうわからなかった。お先真っ暗なんじゃないかな、俺。
そうでないことを願うばかりである。
「失礼します」
教室に入った際に言われた通り、職員室にて先生と楽しい楽しい、お話しをしに来ました本当に怖いです。
「どうぞ。やるかは任せますが出せば成績に加点しておきます」
「あ、ありがとうございます」
ぶ厚すぎませんか?
渡されたのは大量のプリントなどの紙の束。
改めて、ぶ厚すぎませんか?
「一週間後に出してください」
恐らく無理に近いと思われます。
だって、高さを目で測って大体束の高さ七か八センチぐらいある束で紙一枚一枚はぎっしりと黒く染まっているかの如く文字でおおわれている。
「一週間後ですか?」
「はい」
「本当に?」
「嘘ですけど。あなたが一週間以内に終わるとはとても思えませんしね。早めに出しなさい、話は以上です。」
先生からすればデコピンだろうけど修復されたハートがまた崩壊した気がする。
いや、多分平気。
「失礼しました」
戸を閉め、教室に戻った俺は大変だった。もう色々と聞かれては心配され慰められた。
幸いにも、誰からも悪いことは言われることはなく更に言えば「悪く言う人いたら大勢でその子潰すから!」とか言ってくれるお人よしまで現れた。
いや、嬉しいけど潰さないで上げて。なんか可哀そうだから.......。
色々あった復帰して最初の学校生活。
大変ではあったが懐かしかったし何より楽しかった。
まぁ、家に着いた俺は疲れ果てて寝てしまったのだが。それでも、安心して学校にこれから通える。素直に嬉しい、共感してくれる人は少ないかもしれないけど。
午後七時半頃、夕食の準備をしていた父がふと独り言のように「大事な客来るからな」とつぶやいた。
邪魔しなければ平気だろうと思い適当に「うん、わかった」と流しておいたが「再婚相手になるかもな」とまたつぶやいた瞬間「は?!」ってなったのは言うまでもない。
「雨宮さんっていうんだけどな、いい人なんだよ」
「へぇ」
「元気ないな?」
「唐突だったし」
なんか、聞いたことあるんだよな。あの有名な声優ってわけでもないだろうし........。
「まぁ、仲良くしてやってくれ。まだ決まったわけでもないしな」
「うん、わかってるよ父さん」
そこで、
ピンポーン
ピンポーン
タイミングよくインターフォンが鳴った。
一瞬ビクッと驚いてしまったのは恥ずかしい話だ。
「はーい」
スキップするかのように、もはや子供のような父を見て動揺した俺を置いて玄関の扉は開かれ見えた女性は綺麗だった。
「こんばんは、悠佑君もこんばんは」
「いらっしゃい、雨宮さん」
「こんばんは」
雨宮さん、父、俺の順で挨拶を。
「ほら、雪奈も挨拶しなさい」
「こんばんは」
「君が雪奈ちゃんか、雨宮さんから話は山ほど聞かされているよ」
いや、その人も雨宮さんだよ父さん?と言いたくなるも抑える。
それにしても雨宮って苗字の人と一人を除いて出会ったことなかったし声優のあの人しか思いつかなかったんだが、やっぱり。
まぁでも、やっぱ身近にいる雨宮と言えばそうだよね。
「こんばんは、雪奈さん」
お願いですから帰ってください、先生。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
改めて初心者が書いたものなのでどこまで皆さまを満足させられているかわかりませんが、これからも精進していくので是非これからもよろしくお願いします!!
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