7話『気になるあの子』
不思議な同級生がいる
その子は訳ありらしく1つ年上で、口調が男っぽく行動も男っぽくて、そのくせ声はちゃんと女の子だ
けれどどこか冷めた目で見ている
1歩引いてるとゆうより、はいる場所がわかってないように見える
もちろん周りの子達はフォローしてやっと入れる感じだがなんとなく違和感がある
それは今日思い知らさせる
体育の授業で、外に出ると、もう見えにくくなってる猫の幽霊がいた
家の家系で家族のほとんどが見える
それはアヤカシだったり幽霊だったり精霊だったり色々
最近は見る人がいない、その為分かってないまま憑かれることもある
仕方なく猫をどけようとした、なにせ校庭のど真ん中にいるのだ、見えないのもあるが、人に当たってしまう
動物は最悪悪霊になってしまうことがおおい、特に田舎も近いここはそうだ
田舎にいけばいくほど被害は少ないが、逆に街に近く、田舎もすぐのこの場所ではよく森の動物がくるまにひかれる
引かれた動物は時々、恨みをもってしまう
所謂『地縛霊』に近い存在になってしまう
そうでなくてもナゼか魂だけが残り、気にせずのんびりと過ごす存在もいる
この猫もそうゆう類いなのだろう
変な行動をしない程度に猫を別の場所に促そうとしたらその同級生がヒョイッと猫の首後ろををつまんだ
まんま猫扱いである、間違ってはないが間違ってる
周りが見ていようが見てなかろうがどうでもいいとゆうかんじに、猫を離れたところに離した
そのあと猫を軽く見送り、フラッと元の場所に戻って友人達の輪に入った
友人達には「どうしたのか」と聞かれていたが
「ごみだと思ったら砂の塊だった」と適当なことを言っていた
その日の放課後
回転寿司でサイドメニューを食べながら勉強してから帰る、駅から少し遠回りになってしまうがすぐお腹が空いたしまぁ高校生っぽいかなと思うことにした。
帰り道にふらっとその同級生が店から出てきた
某激安御殿デパートから
重たそうにリュックを背負い直していた
多分買ったものがあるんだろう
まぁどうでもいいか
向こうは気づいてないし、俺は知らないふりをしよう
帰ろうとすると後方から悲鳴が聞こえた
何処からかひったくりと声がした
こんな田舎街でひったくりかよ!!
と思ったのも束の間、突然カンッ!と空き缶を蹴る音が聞こえた
聞こえた方向を見ようとしたら後方から「グァツッ」と声がした、そっちを見ると、ひったくりと言われたやつが倒れていた
……何が起こったのか理解が追い付かない
ある程度分かるのは空き缶がひったくりに当たったと言うことだ
遠くからパトカーの声が聞こえ、近くにいた警備員らしき人が拘束していた
、、、、、、、
「あぶなっ!あぶっ、あぶなかったッッッ!!」
全力で逃げた
彼処に監視カメラの死角と人から見られないとことゆうめんどくさいところから空き缶を蹴った
空き缶は簡単に当たり、近くにいた警備員さんが拘束してくれた
「ありがとうキート」
『解、無事で何よりです』
キートのお陰でどこでどう空き缶を蹴るか教えてもらったのだ、それに少ないとはいえ空き缶はよく見れば割とあるのだ、助かったとはいえポイ捨てしないで欲しい
さて、買い物は終わったし、さっさと帰るとしよう




