6話『平凡な日常……?』
『次のニュースです、昨夜
◯◯さんのストーカーをしていた男性が……』
「ねぇ、これテレビでもやってたやつ」
「最近は携帯で見れるし便利だね」
「そうだけどもそうじゃないよ
ストーカーの方、よく捕まえられたねって」
「あぁ」
あの日から目まぐるしく学校生活を送っていた、週末明けこそ本題だ
……と思っていた矢先だ
土曜日の深夜、自分から電気を出して明かりをつけてゲームをするとゆう何言ってんのコイツ的な事をしていた
お金がかかってない辺りとても有意義に使える、無駄遣いとも言える
日中に銃の扱いを確認したいため、銃(安全のため、スキルの中で弾を抜いたモノ)を取り出してネットで調べる
それを繰り返したのだ
話を戻して深夜息抜きと称して、窓を開けてから結界を張り、空を飛ぶ
寝巻きじゃ薄いし何より、厨ニ的な事がしたかった
……ので、狐のお面と金髪の男性用桂と黒いパーカー(メーカー知らん、おさがり、大きい)
……完全にアウトですおまわりさん俺です
ふざけながら空を飛び、どこにいくか決めておらずまぁ、携帯あるしいいや程度で
ふと
『このまんまがんばって都会にいくか』
と謎の深夜テンションに追われ
一度帰宅し、耳当てとゴーグルをしてふたたび空へ飛び、東京……とは行かないが、その近くの明かりがたくさんあるところにきた
名前が分かってないし深夜で街灯しかない
気配を消し、堂々と歩く
降りたところには防犯カメラなんてものは無かったがそれでも堂々と歩いてみたいのだ、深夜テンション恐るべし
そんなこんなで歩いていると、早歩きの女性が遠くにいた
その女性の後を追う男性
(…わぁ、ストーカーだぁ)
異世界ではストーカーなんてよくあることだった、特に権力者で美人はそうだ
こうゆう人間は懲りないからなぁ
なんて思いながら男性の後をつける
しばらくして、女性が曲がり角を曲がった、そして、男も曲がろうとするので
スキルを使い、銃を出す
(キース、声を低くしてくれ)『了』
「Hei、Boy」
ゴリッ
「!!」
「おっと、声を出さんでくれ撃っちまう」
パーカーを被せながら銃を当てる
「Japanで銃を突き付けられるなんて早々ないですよ?
貴重な体験だね」
殺気を出しながら言う
このバカ野郎は戦うことに慣れてない
少し脅せば大丈夫だろう
「彼女をロックオンしてんのは君だけじゃない、今ならpoliceに自主してくれるなら許してやろう」
そう言って銃を話せばソイツは逃げていった
ふぅとため息をはく
ここは意外と監視カメラが多い
いないとこまで走って飛ぼう
そう言って女の人がいたところまで走る
当然女の人はいなかったのだがまぁいい、とりあえず路地裏に行き、『探知』で監視カメラがないかを確認して、帰った
……何を思ったのか、日曜もそれをやったのだ、やったのは昼頃だが人通りもすくない場所のため、やりやすかった、俺が
この手のバカは男女問わずいるお陰でめんどくさい
そんなこんなで月曜日だ
そりゃ騒ぎになるわ
立て続けに三件もって
むしろ三件もやったのか俺、ごめんやっちゃいました
三件目が女の人で相手側は有名人気俳優さんだ
やり方は同じ
もっとも声は女の子の声で自分でもない声だが
そんなこんなでニュースでやるほど有名になってしまった
もちろんストーカー達はお縄だ
二度とくんな
平凡に生きたいとはいえ、自分で首をつっこんでしまった
まぁ……いいか、平和なのが一番だ




