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台所

作者: 裏海江田

夏のホラー2014に参加作品提出致しました裏海江田と申します。

少々というか、当初の予定より大分方針が違う内容となりました。

この話は私の実体験を元にしておりますが、かなり脚色が加えられています。

オチも違います。と言うか、参加作品提出の段階では本来のオチにしようと考えていましたが、どうしてこうなった…

まあ、実体験(夢)なので現実世界で起きたわけではありませんが。


今回、ひたすら女の子が一人で話すだけの内容となっております。

読みにくい文章となっているかもしれませんが、お楽しみいただければ幸いです。

うん?肝試しに行かないかって?

私と二人で?



冗談言わないで欲しい。肝試しって言うものは、いわゆる度胸試しみたいなものだろう?


ジェットコースターにも乗れないような君じゃあ、話しにならないよ。


へぇ、言うね。

そうか、君は幽霊なんてものは信じないんだったね。


だが、私はあいにくと幽霊は信じているんだよ。

うん、信じているっていうのは語弊があるかな。

信じていたし、信じざるを得なくなったと言うのが正しいかな。


そうだよ。

視ちゃったんだ。


でも、だからと言って幽霊が怖いってわけじゃないんだ。


そうだね、何て言うのかな。

あれは(・・・)、関わらない様にした方が良い存在なんだと思うよ。


あはは、そう言われると、やっぱり怖がっているのかもしれないね。

とにかく、肝試しなんてものは私はごめんだね。


しつこいな、君は。

え?何を視たのか知りたいだって?

好きだね、君も。

いいよ、教えてあげる。



でも、正直なところどこかのホラーテイラーが話すようなゾクゾクする内容でもないんだよね。




あれは、まだ私が高校に入ったばかりのことかな。

慣れない服装、慣れない通学路、慣れないクラスメイト。

いや、あの時は早く高校生になりたいだなんて幻想を抱いてた自分を呪いたかったね。

私は話し方がほら、少し他の子とは違って特殊というか、変だろう?

だから、友達なんてなかなかできなかったし、割と人見知りなんだ。


…嗚呼、早くも脱線しちゃったね。

君も知ってるかと思うけれど、案外私は話したがりなんだと思うよ。


話を戻すね。

その頃、夕方に家に帰っても両親は仕事に出ていたから、一人っきりの毎日だったんだ。

一人っきりと言っても、別に寂しいなんて思う事はなかった。

年頃の女の子だろ?むしろ、一人きりの時間を謳歌していたよ。

再放送のドラマを見ながら、お菓子をパリパリと……あはは、確かに昼ドラを肴にする主婦みたいだね。

まぁ、そんな感じで毎日自由に過ごしていたんだけれどね、ある日突然、おかしなことが起きた。



多分、大概のお家でもそうなっていると思うんだけれど、台所のシンクの下って、収納スペースになってるよね?

ウチは観音開きタイプなんだけれど、そこが突然、何の前触れもなく開くんだよ。


左側だけ。


更に驚いたことに、そこから手が出てくるんだ。


そう、手だよ。

あれは右手だね。


いやぁ、はじめてそれを視たときは、我ながらとても動揺していたと思う。

いや、あれは逃避かな?


この後走って逃げるんだから、ジャージに着替えないと

なんて考えてジャージを取りに自室まで駆け込んだんだから。


自室に駆け込んでジャージに着替えた後、少し冷静になったと言うか、よし、やるぞ!っていう気力の方が勝ったのか、正直な話よくわかってないんだけれど、居間に戻ってきたんだよ。


居間に戻ると、そこから見える台所の扉はもう閉まっていた。


私は安心したと同時に、すぐにある可能性に気付いて肝を冷やしたね。


もぅ、出てきた後では?


いや、本当にあの時は一日中気が気じゃなかったね。

何せ、あの手の主が家のどこかに居るかもしれない。

もしかしたら、家の外に解き放たれたかもしれない。

また、戻ってくるかもしれない。


久しぶりに、生きていて『怖い』なんて思ったね。


そんなことをひたすら考えながら、その後の一日を過ごしたよ。

あの日の晩御飯は何だったかなぁ。


まぁ、そんな心配は杞憂に終わったんだけれどね。


翌日、学校の授業も終わって、特にする事もなかったからまっすぐ家に帰ってきたんだよ。

今更だけれど、この近郊って今時の高校生にはつまらない所ばかりだね。

カラオケもゲームセンターもファーストフードも無いだなんて、君達は普段どうやって暇を潰してるんだい?

いや、聞いたところで、そういう所には行かないんだけれどね。


…まあいいや、家に帰ってきて、特に変わらずいつも通り過ごしてたんだよ。

そう、再放送のドラマを見てお菓子をパリパリと食べて。

でも、いつもと違って、ドラマの中身は頭の中に全く入ってこなかったね。

お菓子だって、何を食べたのかも、どんな味がしたのかもわからなかったし、思い出せない。


何せ、家の中には昨日のあれがまだ居るかもしれない。

でも、どこにいのかもわからないし、自分で探すのも嫌だ。

じゃあすることと言ったら、いつもと変わらない様に過ごすくらいだった。


そうだね。

今こうして思うと、部屋の中にゴキブリがいることを知ったときと同じような心境だったんじゃないかな。


そうやってハラハラしながらドラマを見てたらね、台所から音がしたんだよ。


そう、例の扉が開いた音だったよ。

ハッとしてそこを見たときには、例の手が扉の外に出ようとしてたよ。


昨日と同じだ。

そう思ったのと同時に、私は安堵していたのさ。

何せ、それは昨日と変わらずそこに居たんだから。


前日は自室に駆け込んだけれど、その時は謎の安堵感もあって、落ち着いてその手の行方を見ることにしたよ。



いやあ、何て言うのかな。

あれには私も笑っちゃったね。

手首まで出てきたかと思ったら、テープの巻き戻しをするようにそのまま扉の中に引っ込んでいったんだよ。うん、扉はその後にちゃんと閉まった。


ともあれ、私はなおのこと安堵したね。

何故って?

それは、次の日もその次の日も、現れては、同じ様に扉の中に引っ込んじゃうんだから。

出てくるか、出てこないか。

これはかなり大事なことだと思うよ。


それで?って?

いや、それからは本当に何もない平和な毎日だったよ。

私は再放送のドラマを見ながらお菓子を食べる。

あれは、一人で勝手に台所の扉を開けて、勝手に出て来ようとして、勝手に引っ込んで、勝手に扉を閉める。

何も問題はないじゃないか。



そうだね、それだけじゃあ確かに肩透かしをくらった感じだよね。

あはは、大丈夫だよ。

この話はここで終わりじゃないんだ。

これで終わるような話だったら、本当に何も問題はなかったんだけれどね。

あれがあそこに居る限り、終わりなんてなかったんだよ。

そもそも、あれはどこから来たんだろうね?

残念だけれど、私にはわからないや。

もちろん、君にもわからない。

わかったところで、もう居てしまったんだから何時からなんてものを考えるのはナンセンスだと思うよ。



そういう毎日を過ごしているうちに、私はそれが居る生活を半ば当たり前と認識した。

不思議なことに、家族が居る前では姿を現さないのに、私が一人でいる時は決まってでてきたよ。


実に3ヶ月くらい、彼女と共存していたかな。

うん?あぁ、なんで手だけしか出ていないのに性別がわかったかって?

そりゃあ、あれさ。

マニキュアしてるんだもん、女性だって思うさ。

まあ、最近は男性でもマニキュアをする時代だから、一概にそうとは言えないけれどさ。

色?ああ、マニキュアの色は薄いピンクだよ。

あはは。確かに、真っ赤なマニキュアだったらよりそれらしいよね。


今はどうしているかって?せっかちだな。まだ話の途中だよ。

こういうのは順序立てて説明させて欲しいな。

わかったよ。少し巻いて説明しようか。


その3ヵ月は本当に何事もなく、さっきも言ったけれど、本当に彼女が居る事が当たり前だって思って過ごしてたんだ。


でもね、それはやっぱり間違いだって気づかされた。


ある日私がいつも通りに家に帰るとね、台所でガタガタと音がしてたのさ。

何だろうなーって不思議に思って、自室に荷物も置かずに覗きに行ったらね、いつもの扉の前に、2リットルのお水が詰まったペットボトルのダンボールが置いてあったんだよ。

そのダンボールにつっかえて、彼女が出てこれなくなってたんだ。

わかるかい?あれって6本入りだから、計12キロ。

そんなものが置かれていたら、女の人の手じゃ少し大変かもしれないよね。


そんなことを冷静に考えている間も、彼女は扉の中から手を出そうと中から必死に?扉を開け続けていたんだけれどね、そのうち出たくても出られないその姿に、可哀想になってきてね。

ほんの少し、このまま放置し続けたらどうなるんだろうっていう好奇心はあったんだけれど、私はそのダンボールをどけてあげることにしたんだ。

ほんの少し、ずらしてあげた程度なんだけど。



さて、どうなったと思う?

あはははは、わからないよね。私もよく考えずにとった行動だからね。

放置したらどうなるんだろうって事は考えた癖に、助けて?あげた後の事は何も考えてなかったんだから。


結果として、何も起きなかったよ。

いや、起きなかったというか、起きなくなったんだ。

そう。出てこなくなったんだ。


いつものように独りで昼ドラを見ながらお菓子を食べている間に毎日起きていた日常は、その日限りで見ることができなくなっちゃったんだ。

あの時は、何だろうな。不思議な喪失感があったね。

いや、あのままの当たり前が無くなったのは、私としても非常に残念だったかな。



うん?いやいや、ちょっとまって欲しい。

何帰り支度をはじめているんだい?

君は本当にせっかちだと思うよ。

まだ私の話は終わってないんだから。



まあ、確かにこんな話し方をしたら、この話はここで終わりかなと思われても仕方ないかもしれない。

でもね、まだ続くんだよ。

さて、ここで最初の3ヶ月の日常を過ごしたお話に戻るわけなんだけれど…

私はね、あの当たり前の日常を繰り返している間に、一つ調べていた事があるんだ。


なあに、調べたっていっても、そんなに大層な事じゃないよ。

時間をね、調べていたんだ。

そう、手が出てくるタイミングって奴だね。

暇人だなんて酷いな。まあ、自覚はしてるけれどね。


彼女はね、いつも決まった時間に出てくるわけじゃないんだ。

いつもバラバラなんだ。

もしかしたら何かしらのパターンが決まっているのかもしれないけれど、私が調べる内では解析できなかった。

でも、わかったこともあるんだ。

1つ。

彼女は、必ず00秒になった瞬間に扉を開ける。

2つ。

夕方4時から5時以内に必ず扉を開ける。

あと、3つ目を挙げるとすれば、私が独りで居る時くらいに扉を開ける、かな。



さてさて、これだけしか解析できてはいないものの、彼女に関してのデータは確かに集まっていたんだ。

…君ならどうする?

ははは、どうもしないか。確かに、どうもしないかもしれないね。

データはあっても、もう居ないんだから。


私は違ったよ。

開けにいったんだ。

いや、最初は開けるだけのつもりだったかな。


うん?どうって?

さっき言ったデータの話を聞いてたかい?

そう、私しか家に居ない状態で、夕方4時から5時の間の狙って毎分扉を開けてみたのさ。

自分でも、正直なところ馬鹿な事をやったなって思うよ。

だってそうだろう?

ただの女子高生が、夕方に独りで誰も居ない台所を、意味もなく毎分決まった時間に開け閉めしているんだから。


いや、意味はあったかな。

まあ、それは後で話すとして、ここだけの話だけれどね、あの行為は何ていうんだろう。



凄く、興奮したんだ。

最初は、本当に何となくの興味本位でやりはじめたんだけれどね?本当だよ?

でも、始めてから20回を越えた辺りからからかな。

気がついたら、扉を開けるだけじゃなくてね、彼女と同じ事をやり始めてたんだ。


そう、そうなんだ。

手を入れてたんだよ。自分でも無意識に。

自分でもよくわからないけれどね、私は彼女に惹かれていたんだと思う。

怪談話風に言うと、魅入られていたって言うのかな。

あ、ちなみに扉の中はいつも通り台所用品が詰まっているだけだったんだけれどね。

とにかく、その時の私は無性にそれが楽しくて仕方がなかったんだ。

後半は、もう何となくなんかじゃなくて、何か義務感と言うか、使命感というかそんなレベルじゃなくて…下衆な言い方をすると、ひたすら快楽を追求するかの様にそれを続けていたんだ。


そんなこんなで、59回目を終えて、残すは後一回になった時、私は自分でもわかるくらいに恍惚な表情をしていたかな。

もしかしたら濡れていたのかもしれないね。

うん?今までの話から、濡れるっていうのはつまりそういうことだってわかるだろう?


さて、そんな表情をしながら、私は最後の快感を惜しみつつも期待に胸を膨らませて扉を開けようとしたんだ。

嗚呼、60回目を迎えた時、自分はどうなってしまうんだろうか。

そんな事を考えながらね。


でも、その期待は見事に裏切られてしまったんだ。

私が開けるより1秒も早く、扉は内側から開けられてしまったんだ。


あまりの事に、私は驚いて固まってしまった。

その上、私が先ほどまで嬉々として手を出し入れしていた台所下の収納スペースは、ただただ真っ暗な闇が広がる空間に変わっていたんだ。


どれくらい固まっていたのかわからないけれど、私は自分の興奮して火照った体が冷めていく事に気づいた。

それと同時に冷静さを取り戻した私は、先ほどまで自分がしていた熱に浮かされた様な行動を思い返して、何をやっているんだと思いながらも、慌てて扉を閉めようとしたんだ。


だけど、今度は閉まらなかった。

閉められなかった。

体が金縛りの様に動かなくてね、固まっちゃったんだ。

どうすることもできなかったよ。何せ、頑張っても動くのは首から上だけなんだから。


今度は、頭からはサーっと血の気が引いた様な感じがして、扉のノブを握る手は汗でぐっしょりだった。

どうにかして、ここから逃げないといけない。

目の前に広がる真っ暗な闇が、本能的に危険だって思ってたんだろうね。

目の前を直視するのが怖くなって、目をつぶりながら必死に体のあちこちに力を入れて、金縛りに抵抗しようとしていたんだ。

不思議なもので、体は動かないのに、目や瞼はしっかりと動くんだよ、金縛りって。


その時だった。

ふとももに何かが触れる感触がしたんだ。

それが何かは、多分君にもわかっただろう?

私は目をあけた。

彼女の手がね、出てきていたんだよ。

どうして今、でてきたのかわからなかった。

私が扉を明け閉めしてたからでてきたのかどうなのかわからないけれど、彼女は出てきた。


体はまだ動かなかった。

でも、目だけはしっかりと彼女を捉えていた。

彼女の手は、近くで見ると意外と線が細くて、私と同じくらいの年齢の、皺もなく瑞々しい、綺麗な手だったよ。

少し、嫉妬してしまったかもしれない。


そんなことを考えていたら、目の前から冷たい風が流れてきた。

はっと視線を手から扉の中の暗闇に向けるとね


彼女が居たんだ。

そう、手だけじゃない、その先の彼女が。

と言っても、見えていたのは手と腕と肩と頭だけだった。

顔は見えない。

下を向いたまま、頭だけを突きだしていたからね。


体は動かない。

いや、動けなくなっていた。あれは、多分私の意思なんだったと思う。

金縛りがね、解けていたんだ。

いつ解けたのかは気が付かなかったけれど、私は逃げる事も叫ぶ事もせずに、じっと動けないでいた。

どうやら私はまた好奇心に取りつかれてしまったんだ。

ここまで来た、彼女の顔を見たいってね。

最初はそんな事考えもせずにやっていたんだけれどね、どこかでそれを期待していたのかもしれない。



顔をあげて。顔をあげて。あなたの顔をみてみたい。



無意識に、私は声を出して彼女に声をかけていた。

無反応だった。

彼女は、先ほどと何も変わらない姿勢のまま、ずっと動かずに私のふとももに手を触れていたんだ。

私は何度も彼女に呼びかけた。




顔をあげて。顔をあげて。あなたの顔をみてみたい。

顔をあげて。顔をあげて。あなたの顔をみてみたい。

顔をあげて。顔をあげて。あなたの顔をみてみたい。




──私はあなたの友達だよ。



…彼女が少しだけかな、ピクって動いた気がしたんだ。

私の言葉に答えてくれた。

そう思った瞬間、私のふとももに触れられた手が、ふとももを掴んできた。

それも、凄い力だった。

ほら、ここ見えるかい?

今はもう目立たなくなってきたけれど、少し手形のアザみたいになっているだろう。

いやいや、何顔を赤くしているんだい、君は女性のふとももを見て興奮でもしているのかい?


まあ、アザみたいになるくらい掴まれたんだ、その時はとても痛かったよ。

あまりにも痛すぎて、私は彼女の手を引き剥がそうと、彼女の手首を掴んだんだ。




うん、それからどうしたって?

あはは、実はね、ここまで話しておいてなんだけれど、覚えていないんだよ。

気が付けば、私は台所の扉の前で横になって眠ってしまっていた。

帰宅した母に起こされたんだけれど、何そんなところで寝ているんだって怒られてしまったね。


あれは夢だったのかと思ったけれど、さっきも見せたように、ふとももには手形のアザができていたよ。


扉は開いたままだった。

覗き込んでみると、いつもの台所下だった。




おや、気が付いたらクラスのみんなはもう帰ってしまったみたいだね。

この教室には私と君だけしかいない。

じゃあ、そろそろ行こうか。


え?どこにって、君は肝試しに行くんだろう?

じゃあ、急いだ方が良いよ。

今からなら、5時までには間に合うよ。


大丈夫、お茶くらいは出すさ。

何だったら、私の友達を紹介してもいいよ。

そう、友達だよ。最近、なったんだ。

普段は恥ずかしがり屋なんだけれど、私が居る時には出てきてくれるんだ。

とても、手が綺麗な子だよ。

手だけじゃなくて、足もスラっとしててね、スタイルがいいんだ。

君なら、惚れちゃうかもしれないね。



まあ、いつも俯いたままだから顔は見せてくれないのが残念なんだけれどね。



さあ、それじゃあ帰ろうか。

ここまでお読みいただきましてありがとうございます。裏海江田です。

投稿時刻を見て頂ければ察してもらえるかと思いますが、かなり端折りました。

かなり駆け足でした。

かなり焦ってました。締切という意味で。

本当は、霊感のある女の子()とかが出てきたりする予定でしたが、筆を進めていくうちに自分でも修正が不可能な程横に逸れ、逸れ、逸れ…あ、そーれ!


拙い文章と怖くねーよな内容だったかと思いますが、改めてここまでお読み頂きましたこと、感謝いたします。

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― 新着の感想 ―
[一言] かなり怖い内容ですね。 奇怪な出来事が日常へと変わっていき、まるでストックホルム症候群のように変わった友誼さえ芽生えるという点がいいです。 あと、語り口調もとても臨場感があふれていていい。 …
[一言]  拝読しました。  淡々と語られる怪異譚であるのに、奇妙な真実味と現実感があって大変良い味わいでした。  語り手の子がどこか風変わりで飄々とした風情なのも、この妙味に一役買っているのでしょう…
[良い点] ストレートに怖かったです。 [気になる点] 女の子の言葉使いが少し変でした。まぁ、本人も言っていますので、これで良いのかもしれませんが。 [一言] 台所と扉とか、トイレのドアなんていうもの…
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