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楽しくいこうぜ!!異世界生活(10)  作者: イブキ
第1章『勝手に宣誓』
1/3

1話『出会い』

東雲誠はごく普通の高校生である。


 16年間楽しくもない、普通の生活を。


 そして、今日もまた普通の高校に通い普通に帰宅しようとしていたのだが......


 一瞬、目の前が激しい光った。それは、カメラのフラッシュの何倍もまぶしかっただろう。条件反射でつぶった眼を開くとそこには......


「え?ここはどこだ?俺はさっきまで家に帰ろうとして......」


 俺はため息をはきながら状況を理解した。


「これが異世界転生ってやつか。時代は中世ヨーロッパってか、まさに異世界ファンタジーだな」


 見た目はそのまま学生服のままだ。高く売れたりとかしないだろうか?そもそもこれは異世界召喚?異世界召喚なら呼び出した人がいるのでは?


「こういう世界には絶対ステータスがあるはず!!どうやって見るんだ?ステータス!ステータスオープン!開け!オープンステータス!」


 目の前にウィンドウが出てきた。回りからの視線があったので路地裏にいって確認することにした。


「まじでゲームみたいだなぁ。どれどれと」


==================

名前:マコト・シノノメ

種族:人間

年齢:12歳

称号:なし

Lv:0

HP:12

MP:24

攻撃:12

防御:12

魔力:12

知恵:12

速度:12

スキル:【経験値増加 G】【成長速度増加 G】【アイテムボックス G】

装備:なし

==================


「よっえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!こう言うのって召喚された俺つぇぇぇみたいになるもんじゃないの?これじゃすぐ死んじゃうよ」


 異世界召喚への期待は一瞬で崩れ去った。


「おい、金目の物全部おいていけ」

「へ?」


 振り向くといかにも賊ですという格好の男が2人がにやにやしながらこちらを見ていた。


「金目の物全部おいてけって言ってるんだ」

「金目の物なんて持ってないぞ」

「いいから黙って出せって言ってるだろ」


 そう言って2人が襲い掛かってきた。


「いってぇぇぇぇ」


 俺は賊に殴られて吹っ飛ばされて俺は丸くなった。


「いたいいたいいたい」

「何でもいいから出せって」

「残念だったな俺は何も持ってない」

「なら、身ぐるみ全部剝がしてやる」

「ウィンドブレイド」

「なんだ!?」


 少女の声が聞こえた。


「あなたたち何をしているの?」

「魔法使いかお前」

「ええ、そうよ」

「流石に魔法使いは部が悪すぎる。ここは逃げるぞ」


 少女は少しずつ俺に近づいてきた。俺は顔をあげると。髪は薄緑、目は紅、そして黒いローブをまとっていて。俺は一瞬でわかった、"かわいい"と。


「あなた、大丈夫?」


 俺はすぐに一目惚れした。


「お助け頂きありがとうございます。私はシノノメ・マコトと言います」

「今から格好つけても無理だと思いますよ」


 そう言ってきたのは隣にいた金髪のメイドだった。この子も劣らずかなりの美少女だ。


「私の名前はセリア・ルーブル。こっちは私のメイドのレノです」

「改めてありがとうございます」

「ところだ、あなたは一体どこから来たんですか?服装もこの国のものではないし、名前は少し変」

「いやーー。それが分かれば俺も苦労はしないんだが」

「つまり、帰る場所もなく迷子ってことね」

「まぁ、はい」

「なら、一緒に来なさい。服でも買ってあげるわ」

「いやいや、そこまでお世話になるわけには」

「なら自分でできるの?」

「デキマセン」

「なら、いきましょう」


 俺たちは路地裏を抜け歩きだした。


 「なあ、メイドさん。お宅のご主人親切すぎないか?」

「セリア様はやさしいんです。あと、ご主人様ではありません」

「ああ、そうなのか」

「ついたわよ」


 俺はセリアの下服を選んでもらった。


「それっぽい見た目にはなったみたいね」

「そうか?前までがおかしかっただけじゃ?」

「いいのよそれで。もう暗くなってきたわね。泊まるとこは......あるわけないわね」

「私たちと同じ宿に泊まるといいわ」

「え?同じ部屋で?」

「は?何言ってるの?」

「スビバセン」


こうして俺の異世界生活が始まった...

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