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写真
「追加依頼しますか?」
「ええ。もちろん。あの男を殺すまでは依頼し続けるわ。お金は心配しなくていいわよ。あの男の所為で、手を付けてなくて、たあっぷり、あるから」
「ふふふ。ご随意のままに。失礼します」
「ええ。お願いね。必ず、」
話していた相手が部屋から居なくなってのち、二枚の写真を胸ポケットから取り出した。
一枚は殺害したい男。
もう一枚は、身を粉にして稼いだ大金を注ぎ込むはずだった、愛おしい存在。
「お願いね。必ず。必ずよ。あいつを。私からこのこを奪ったあいつを」
(2024.6.11)




