❁冬の童話2024「ゆめのなか」その2
☆「チラチラ星降る紫子さんの金平糖」(背景画像はリニューアル後より見られなくなっています)
https://ncode.syosetu.com/n9223io/
作:YUQARIさま
どうしても気になってしまいました。だって、背景が可愛すぎるんですもの。どうやってするのかしら……。
あ、大丈夫です。背景に騙されているわけではありません。内容も可愛いんですよ。シリーズらしいのですが、このお話だけで楽しめます。
皆さん、金平糖って知っていますよね。お土産でもらった大切な金平糖を零してしまったことからお話が始まります。
主人公は大きな猫(化け猫?)の玉垂ちゃん。
紫子さんの大切なハンカチの上に載ってあった綺麗な金平糖。金平糖ってお砂糖ですよね。
そして、猫ってお砂糖、食べちゃいけないんです。それを知ってしまった紫子さんと大丈夫食べられるからとハンカチを引っ張る玉垂ちゃん。どうなるのかは、お分かりですよね。
後悔する玉垂ちゃんの夢の中は、優しさでいっぱいでした。平安朝や京都の雰囲気がお好きな方にもお勧めかも。
☆なりたい自分ってどんなだろう?な『ゆめのなか』のお話☆
多分、ご紹介のものは全部同じテーマだと思います。でも、主人公の年齢で全然変わってくるものですね。
☆「黒パン焼きのアーネバート」
https://ncode.syosetu.com/n0575io/
作:倉紀ノウさま
アーネバートは黒パンを焼くことを仕事にしていました。だけど、ちっとも裕福になりません。
思いません? 他の誰かになって、全然違う人生を歩んでみたいと。
羨ましいなぁって思うこと。私は結構多々あります^^; そんな心に付け込まれたアーネバートは、『自分』を怪しい土人形に奪われてしまうのです。自分を構成する全てを失ったアーネバートは果たしてどうなってしまうのでしょう?
淡々と語られる黒パン焼きのアーネバートのお話は、こちらからどうぞ。
☆「魔女のオフィーリアの小箱」
https://ncode.syosetu.com/n4149in/
作:玉露さま
皆さん、子どもの頃になりたいものってありましたか?
私は中学生の頃までこれと言って何になりたいと明確に思ったことはありませんでした。
少年アーサーも、友達がなりたいものを夢見る頃になっても、何になりたいのか分かりませんでした。アーサーのお父さんは宿屋をしています。だから、アーサーも宿屋を継ぐのかもしれません。
だけど、それはなりたいものとは違うような……。
そこで魔女のオフィーリアを訪ねたのです。そして、小箱をもらいます。その箱の中にはアーサーの見た夢が入るのです。アーサーは本当の夢を見つけることができるのでしょうか?
☆「ゆめのなかのくに ~お姫様と入れ替わりっこ⁉~」
https://ncode.syosetu.com/n0723io/
作:時空 まほろさま
とっても可愛い”のかちゃん”のお話。
のかちゃんは、お姫様になりたいが口癖の小さな女の子。ある日ゆめのなかのくにに迷い込んでしまい、自分とそっくりなお姫様を見つけるのです。お互いに服を交換して一日入れ替わって過ごした結果……。
のかちゃんは大人のアーネバードと違い、また、将来というものを「夢」とするアーサーとも違う小さい女の子。
まだまだ夢に向かってなりたい自分になれるという希望の塊なのです。かわいいお話をどうぞ。
☆冒険と成長の長編童話です☆
じっくり読みたい方どうぞ~
☆「レマニの夢は銀色」
https://ncode.syosetu.com/n9036in/
作:黒森冬炎さま
このお話は十万文字くらいの大冒険なのです。
アンリは炎の魔法使いの男の子。魔法の才能がありみんなよりもずっとなんでも出来てしまいます。だから、どうしてみんなが出来ないのかが分かりません。
ブリジットはそんなアンリの幼馴染みの女の子。氷の魔法使いです。アンリに「どうして出来ないの?」「できるはずなのに」と言われて、意地悪を言われていると思ってしまいます。
そんなある雪の日、アンリの意地悪のせいでブリジットは魔法を暴走させてしまい、暴走した吹雪と共に森の奥へ飛んでいってしまいました。そして、氷の魔物のお嫁さんにされそうになり……
ブリジットの脱出・救出のファンタジー劇ガ始まるのです。ブリジットが『お目々』と呼ぶ小さな目玉魔物が可愛く思えるのがとっても不思議。ブリジットとアンリの冒険と成長をじっくりわくわく楽しみたい方はぜひどうぞ。言葉遣いがとても綺麗な童話です
☆「シルク・ドゥ・パラディ ~楽園のサーカスへようこそ~」
https://ncode.syosetu.com/n0286io
作:楽弓さま
ラルドの家に新しいお母さんがやってきました。
だけど、新しいお母さんは怖い魔女のような女の人。だから、どうしてもお母さんとは呼べませんし、認められません。
泣きながらミモザの木の下で眠ってしまったラルドは「シルク・ドゥ・パラディ」という夢の世界へと誘われてしまいます。「決して本当の名前を言ってはいけない」ということを守ればとても楽しいサーカスのショーを見させてくれる夢なのですが、……。
知らないうちに誰かを傷つけてしまうことってありますよね。そんなことに気付き始める少年少女の心の中を覗いてみませんか?
ここに出てくるふわふわの飴がとてもいいのです。
☆小学生低学年におすすめかも☆
☆「クリスマスイブのボクとアリの不思議な不思議な思い出はゆめのなか」
https://ncode.syosetu.com/n1609io/
作:明石竜さま
小さい頃に昆虫を飼って観察したことのある方は多いと思います。主人公の健太くんは、アリの巣の標本を作っています。その中でも姿の違う女王アリには名前まで付けて可愛がっているのです。
そして、今日は健太くんの誕生日兼クリスマスの日。優しい健太くんはアリさん達にもケーキを分けてあげるのです。
クリスマスに起きたやさしくたのしい不思議なお話です。こんな出来事、幼い頃にちょっと夢見ませんでしたか?
☆「パンの国の王様」
https://ncode.syosetu.com/n9680in/
作:野松 彦秋さま
ホットケーキ一世は美味しい物好きで怠け者の王様です。
だけど、ある日何を食べても美味しくなくなってしまったのです。食べるのが大好きなのに、困りますよね。何を食べても幸せになれないなんて、可哀想です。そこで、国中のお医者さんに頼りますが、原因は分からずじまい。とうとうどら焼き仙人を頼ることにしました。
そこで、どら焼き仙人が王様に課題を出すのです。その課題のお手伝いをしてくれるのは大臣のパフェさん。
王様はどうなってしまうのでしょう?課題を熟すことができるのでしょうか?
名前から美味しそうな人ばかりの集まりのお話です。
☆☆☆
はっ!
目を覚ました瑞月さんは慌てて立ち上がり、コタツで膝をぶつけてしまいました。
時計を見てさらに慌てます。たいへんです。
明日のおすすめポップをまだ書けてないのです……。
やってしまった……転がったミカンを拾いあげ、慌てて机に向かう瑞月さんを、ウサギのぬいぐるみがほわっと見つめていました。
因みに私の参加作はこちらでした。
「ねこねんね」https://ncode.syosetu.com/n9302io/