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瑞月堂へようこそ!(瑞月の読書遍歴)  作者: 瑞月風花


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❁冬の童話2026「きらきら」特集③


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❁『出来損ないのフランと本物のセドリック王子』

https://ncode.syosetu.com/n5337lq/

作: 恵京玖さま

フランこと、フランチェスカはセドリック王子の婚約者です。

だけど、フランは家族の中では出来損ない。

妹の方が出来が良く、母親は妹とフランの婚約を変えた方が良いかもしれないと言うのです。

セドリック王子はバイオリンは上手ですが、剣術が苦手。

だから、フランのがんばりもちゃんと知っていて、お互いに励まし合える仲でした。

それなのに、ある日そんなセドリック王子の様子が変わってしまうのです。

変わってしまったセドリック王子は、フランなんて出来損ないだから、妹と婚約をし直すと言い出します。さて、タイトルを見てください。本物のセドリック王子は、いったいどこへ行ったのでしょう。彼を探す旅に出るフランをぜひ温かく見守ってあげてくださいね。とっても素敵なハッピーエンドです。


❁『遠い未来、砂漠の惑星で』

https://ncode.syosetu.com/n3189lo/

作:石江京子さま

お話を作ること、皆さま楽しまれていますか?

だけど、こんな事ありませんか?

「このネタ絶対に面白い!」と思いついたのに、全く書けないこと。

このお話は、そんな気持ちにも寄り添ってくれるお話です。

このお話の主人公のこよみちゃんは、お話を作ることが大好きです。ある日お話を作ると言う国語の宿題が出て、お家で考えていたのですが、見つけたと思った瞬間にお話が逃げてしまったのです。

がっかりしていたこよみちゃんの家の庭に現れた段ボール箱。覗いてみると、暗闇が広がっていました。そして、その暗闇の向こうにいたのが銀色の人間。

こよみちゃんのお話がどこへ行ってしまったのか、銀色の人間はさも当たり前のようにして教えてくれるのです。すこしSFな、でもそうだったら良いなと思える、そんなお話です。


❁『ミナと雲をつくる少女~くもひこうきに乗ってくもドラゴンと飛んだ夜~』

https://ncode.syosetu.com/n3508lo/

作:夏灯みかんさま

空を見上げるときに、「あの雲あれに似てるなぁ」って思ったりしませんでしたか?

ここに出てくる主人公ミナは、窓の外に見えるそんな雲を眺めるのが大好きな女の子です。だけど、ミナの場合あの雲がこう見えたら良いな、と思って雲を眺めていました。

なぜなら、ミナが思った通りに雲の形が変わるから。

だけど、とても大きな雲と、そこに向かう飛行機雲を見かけたその夜、ミナの雲への冒険がはじまったのです。雲の国でミナを待っていたのは、雲作家のモクーナ。実はその大きな雲もそのモクーナが作っていたのですが……。

読み終わった後、青い空に流れる雲を見上げたくなるお話でした。(レビュー文より)


❁『榛』

https://ncode.syosetu.com/n3816lr/

作:ゆだねたまごさま

こんな日ありませんか? 学校へ行きたくない日。

なんだか牢屋の中に閉じ込められているような気がする校門と、中に潜む集団意識。苦手意識。

だけど、別にそれらは大したことなんてなくて。

ただ、その中で自分が卑屈に見えてくるような。

そして、彼もそうでした。そんな彼の隣に座ったその紳士は、ドーナツを食べながら『榛(はしばみ)』の蘊蓄を語り始めました。ジブリの猫男爵みたいな……そんな紳士に出会いに行きませんか?


❁『音色ねいろが見える少年と、きらきら光る「ありがとう」』

https://ncode.syosetu.com/n3177lr/

作:ジョウジさま

※あらすじにAIを使って執筆・推敲をしていますという言葉が書かれていました。でも、結構ちゃんと見直してらっしゃるような気がします。どこまで使っているのか、それは分かりませんが……。だけど、素敵だなぁと思ったので紹介します。

オトくんは音に色が見える男の子。いろいろな音を聞いて美しいと思っていました。

でも、自分の出す声の色は、灰色や曇り色。汚くて嫌い。

だから、声を出すことを控えていたのです。でも、ある日幼い女の子が泣いているのを見て、勇気を出して声を掛けるのです。そこで、今まで見たこともないとても綺麗な音の色を見つけるのです。

あ、言葉の色って使う言葉で変わるんだ。そんなことに気づいて、自分に自信を持つことが出来るようになる男の子のお話。


❁『ももんがの毛』

https://ncode.syosetu.com/n2560lr/

作:temppさま

こちらは、ギャグ童話であります。

ももんがの雄って大人になると頭頂部が禿げてくるらしいのです(実際は、生殖に関する臭腺が頭にあって頭が濡れるので、禿げて見えるだけだそうです)。

でも、このももんがはきっと禿げていたのでしょう。

モテるわけでもないし、どうせなら見た目くらいは……と考えて神様にお祈りをしています。小さな手で「パチパチ」と柏手を打ち、「かみさまかみさま、どうかぼくにかみのけをください」とお祈りをしています。だけど、このモモンガ、かなりの勘違いの天然さんみたいなのです。

願いが叶ってもそれじゃ意味ないじゃん、と思わずツッコみたくなる、ツッコミ上手な読み手さんに読んでいただきたいお話でした。


❁『天文台のサンドリヨン』

https://ncode.syosetu.com/n9358lm/

作:雪野 咲子さま

サンドリヨンはプラネタリウムのAIの名前です。

子ども達は、そのサンドリヨンの導きで星空を楽しみます。

だけど、実際の夜空は見えたことがないのです。本来なら広がる夜空には、いつも灰が降ってきており、空を覆ってしまうからです。

その中の一人の少年が、サンドリヨンにボディを与え、どうすれば星空を見られるのかを模索していくお話です。1000文字少しの物語ですが、静かに涙するお話


❁『灰の鳥と五色の鹿』

https://ncode.syosetu.com/n1861ll/

作:安東 真夏

このお話は、娘が父にお話をねだるところから始まります。

元ネタは宇治拾遺物語のようです。でも私、古典は習ったものしか知らないので、このお話は初めて読みました。

あるところにとても美しい五色の鹿が生まれました。あまりにも美しいので、鹿の両親は心配し、その子鹿を人間の踏み込むことのない山の奥へと行くように言います。

五色の鹿は、両親に言われたとおりに身を隠すようにして山に潜んでいました。そこに、世にもみにくい灰色の鳥がやってくるのです。灰色の鳥はその醜さから誰もいない場所へ。五色の鹿はその美しさから誰もいない場所へ。同じような孤独を持っていた一匹と一羽は、少しずつ心を通わせていくのです……が、平穏な日は、とあるお妃により奪われてしまうのです。

静かに進みながらも激しい欲望を描く、そんな昔語りです。


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その④へ続く

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― 新着の感想 ―
こちらにご紹介いただき、さらにレビューもいただきまして、ありがとうございました! お話を思いついても書けない、そんな共感を呼ぶ気持ちからSFの雰囲気まで丁寧にご紹介くださったこと、大変感謝しています。…
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