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瑞月堂へようこそ!(瑞月の読書遍歴)  作者: 瑞月風花


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夏のホラー2025「かくれんぼ」その⑥


Σ(゜∀゜ノ)ノキャー


Д「婆ちゃんの股ぐら」

https://ncode.syosetu.com/n2257he/

作 竹尾 練治 様

【怖い度3】


サイコホラーです。ヒューマンドラマとしても成り立ちそうです。ただ、老人虐待のキーワード、幼虫もつけても良いかもしれません(主人公が虐待するとかの話ではないです)。(うねうねが苦手な方注意)

主人この彼は高校生二年生から三年生の一年間、婆ちゃんの介護をしていました。きっかけは彼が修学旅行に行った4日間。

婆ちゃんの「けぇぇぇいちゃぁぁん」と叫ぶ声が本当に耳元で聞こえてくるようです。婆ちゃんがお漏らしをしてしまったと呼んでいるのです。本当にすぐそこで、自分の身に置き換えられそうな「疲れ果てた」お話。

きっと、彼も母も祖母すらも疲れ果てていたのでしょう。この話に色をつけるとすれば、赤銅色です。夕闇に染まる少し前、太陽が血を流すかのように空を染める、そんな色です。


Д「Sira、かくれんぼで鬼になって」

https://ncode.syosetu.com/n7208hd/

【怖い度3】

作 じごくのおさかな 様


私のスマホさんもいつかこんな風になってしまいやしないだろうか、個人的な感想なんですが、そんなふうに思ってしまいました。Siraとは「電気をつけて」とか「音楽かけて」と言って反応するあの子の仲間です。主人公は田舎の民家を買い取って、そんな悠々スローライフな日々。だけど、実際住んでみると、そんなに夢見るような現実ではなくて……。大和くんという幼い男の子だけが彼に構いに来てくれるのです。そして、彼と一緒にかくれんぼが始まりました。


Д「長久の隠恋慕」

https://ncode.syosetu.com/n5432hd/

【怖い度2】

作 竹芦 様


ちょこっとミステリー仕立てのホラーはいかがでしょう? 雰囲気は【怖い度3】ですが、たぶんハートフルになるはずです。

ーまだ見えぬ 斜陽に落つる 鬼の角 待ち焦がれては 小袖を振るうー《本文抜粋》

恋歌のようなその歌は、代々、主人公の千代の田舎に伝わっていました。そして、その和歌の秘密を探ろうと、やはり代々お参りをしている小さな社へと訪ねていくのですが……。

和歌に秘められたものはいったい何だったのでしょう? 答えが見つかった時、『長久の隠恋慕』の意味が分かるはずです。


Д「お花代」

https://ncode.syosetu.com/n8719hd/

【怖い度3】

作 コオロ 様


皆さま、どうして御神輿にお花代を渡すのか知っていますか? 知っておけば何かの役に立つのかも。

実は、……そんなお話です。

彼女は小さい頃に一度だけ地元のお祭りに行ったきり、親に禁じられて行ったことがないのです。それが禁断症状となって、地元を出て、禁止する親がいなくなった彼女は祭り囃子を聞くと、すぐに見に行きたくなってしまいます。だけど、そんなに祭りが好きなのに、両親はどうして禁じてしまったのでしょう。静かな語りですが、ふと足を踏み入れそうな怪異の世界を覗いてみませんか?


Д「感想欄は閲覧注意」

https://ncode.syosetu.com/n8203hd/

【怖い度3】

作 たなか 様


小説家になろう感想欄ネタをもう一つ。

作者ならこんな感想をもらったらやっぱりぐっさりきますよね。私ならグサッとくる気がします。返信にもどう書いて良いのか、悩んで消して、読んでもらった感謝と指摘を真摯に受け止めながら、やっぱり送信ボタンを押せずに悩むはずです。だけど、この作者。もらい慣れているのか、なんなのか。返信の時間を見てみてください。

ちょっと怖いですよね。そして、ある日感想欄の様子ががらりと変わるのです。

いったい何が起きたのか……。分からない場合は答え合わせは感想欄までどうぞ^^

同じ作者様でhttps://ncode.syosetu.com/n5057hc/「終わらないかくれんぼ症候群」もお勧めします。

ある意味【怖い度5】です。いったい誰がかくれんぼ症候群を発症したのでしょうね?実際の読みとしては【怖い度1】でも大丈夫そうです。



Д「夏の記憶」(夏のホラー2021投稿作品)

https://ncode.syosetu.com/n4540hb/

【怖い度3弱】

作 pDOG 様


耳鳴りに悩まされる主人公。その耳鳴りの原因は過去の彼の後悔の体験から。

かくれんぼホラーでは最後に「もういいよ」の言葉で締められることが多かったのですが、このお話は「まぁだだよ」で締められています。でも、もしかしたら、その「まぁだだよ」は一生なのかもしれません。

もしかしたら、それはホラーでもなんでもないのかもしれないのです。

悔やんでもどうしようもなかったことってありませんか?


Д「壺の中から」

https://ncode.syosetu.com/n4551hd/

【怖い度1?】

作 春泥 様


呼ばれて飛び出て……大魔人が願いを叶えてくれるよ。それも、三つまでなんてケチなこと言わないよ。

その数なんと9999回。なんて太っ腹!!

さて、主人公は悩みます。どうしたら自分が幸せになれるのかを。

最後の魔人の呟きが、なんとも切ない物語です。


Д「みつけてごらん」

https://ncode.syosetu.com/n7186hd/

【怖い度2】

作 井川林檎 様


なんだか切ないお話です。だけど、ハートフル枠でいいと思います。

このお話は山奥の老人ホームでショートステイをするおばあさん、Kさんのお話です。そのお話を介護員が聞いています。

どこかふんわり柔らかく感じられる口調で、Kさんの穏やかな雰囲気が感じられました。

きっと、みんな幸せになれたんだろうなぁと思うのです。


Д「死へのサナギ」

https://ncode.syosetu.com/n7625hb/

【怖い度1】

作 きのじ 様


怖くないとも言いきれない、だけど怖いかと言えば、怖くない。

へりくつこねのお兄さんと、なんだか寂しい主人公は公園のベンチで出会い、毎日「なんで、なんで」の話をします。なんだか迷子になってしまった物語です。だけど、嫌な気持ちにはなりません。

何が本当で何が嘘なのか、そんなことも分からないけれど、どこかメルヘンなお話です。


Д「あの夏からずっと、きみの「もういいかい」が耳を離れない。」

https://ncode.syosetu.com/n8252hc/

【怖い度2・5】

作 草葉ノカゲ 様


誰もいないのに、彼には「もういいかい」という声が聞こえてきます。それは、幼い頃の記憶が呼びかけてくるような、後悔の「もういいかい」なのです。そして、彼が「もういいよ」とその声に答えた時に、その声がどうして彼にずっと聞こえてきていたのかが、分かります。ほんとの鬼はいったい誰だったのでしょう? 鬼はいったい誰を探していたのでしょう?

結末的にはハートフルで、怖い度は低めになっているのですが、読めない方も多いかもしれない作品です。

児童暴行を臭わせるお話が苦手でなければ、ハートフルです。


Д「かくれんぼう」

https://ncode.syosetu.com/n1038he/

【怖い度4】

作 鵜狩三善 様


書籍化作家様ですのでご存じの方も多いかもしれませんが、とにかく怪奇物、人間の奥に潜む『怪』という物がお好きな方はぜひ読んでみてください。

私はどんなホラーでも真っ白な悪が一番怖いなと思っています。真っ白なのに真っ黒。正義なのに悪なんですよ。怖くないですか? まさにこのお話、そんなお話になります。

長屋に住むおさとは同じく長屋にすむ親分さんに「かくれんぼう」という妖怪がいると言うことを教えてもらいます。その「かくれんぼう」は人のおなかの中に棲むという……。

怖い度は今のところ4ですが、結末後を想像すればいずれ【怖い度5】に成長するお話です。


Д「"かくれんぼ"は、やっちゃダメ」

https://ncode.syosetu.com/n1690he/

【怖い度3】

作 みこと。様


小さい子から読めるホラーです。怖がらせる要素はあるのですが、最終ハッピーエンドです。

小学生対象くらいかなぁ?と思います。かくれんぼをしてはいけないと言われている裏山でかくれんぼをしようと言うことになってしまったみつきくん。運悪く鬼になってしまいました。そこで、知らないお友だちを見つけてしまって……。

大人が言うことには何か意味があるんだよ、そんな教訓も含められたかわいいお話です。



Σ(゜∀゜ノ)ノキャー


はぁ、……よく読んだわ。

ほんとうにたくさんのお話が隠れていたのね、と満足のため息をついた瑞月さん……。


ピーっ!!

緊急……が発動しました。


きゃーっ。

麦茶を沸かしていたのだわ。


どうやら、熱中しすぎてお茶を沸かしていることをすっかり忘れていたようです。

IHに変えていて良かった……と心から安堵する瑞月さんでした。


そして、後々、自分がホラーに吞まれていたのでは?と気付くのでした。

みなさまもお気を付けくださいね。

100作辺りになってくると、ちょっと気持ちがおかしい時が出てきますから。



やっぱり、二作なくなっていました……。

この年は313/1001読んでいたらしいです。

ちなみに、この年の私の参加作は「毒か花か」https://ncode.syosetu.com/n8653hb/

となっています。

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