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瑞月堂へようこそ!(瑞月の読書遍歴)  作者: 瑞月風花


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31/41

夏のホラー2021特集「かくれんぼ」その④

この年はお気に入り様特集をしていました。

クオリティはもちろん保証済みです( *´艸`)

(今はもう人数が増えすぎてできませんけどね……)



Σ(゜∀゜ノ)ノキャー



Д「隠れ子」

https://ncode.syosetu.com/n7210hb/

猫じゃらしさま

【怖い度4】


真っ暗な押し入れの中いたいけな男の子がひとり、強盗から隠れていました。

音だけが彼の耳に恐怖の音だけが届くのです。近づく足音、扉を開ける音、楽しむように数えられる数。

かくれんぼを模して続けられる恐怖のリピート。

遊び半分で肝試しなんてするもんじゃないな、と違う角度から教えてくれる作品となります。

こちらみこと。様によるハッピーエンドルートがございます。

ハッピーエンドルートなら【怖い度2】と言いたいところですが、描写的に怖い度3で、と思います。

【追記】なろラジホラー朗読作です。


Д「狐の神隠し」

https://ncode.syosetu.com/n6358hb/

衣谷強さま

【怖い度1・5】

確かにホラーです。だって神隠しなのですもの。だけど、主人公にとってはホラーではなくて神様に助けてもらった感じ? ほら、雨に関する狐の表現あるじゃないですか? あっちの方が近い甘―いホラーなのです。

同じ作者さまです。https://ncode.syosetu.com/n9426hb/「終わらないかくれんぼ」

ホラーといえばホラーですが、ホラーとまで言わなくたっていいんじゃない? 暇なんだったら付き合ってあげてよ。といわれそうなある意味ホラーかもしれないお話です。

こちらは【怖い度1】


Д「街」

https://ncode.syosetu.com/n7590hb/

黒森冬炎さま

【怖い度3】


「夏」の暑さの表現がすごいのです。そこに現われたのは夏の暑さが見せた幻影なのか、本当にナニカが現われたのか……。改札を出たその場所は、本当にいつもでる場所だったのでしょうか??

主人公の迎える結末は、どんな結末なのでしょう。自分に置き換えられそうな夏の暑さが見せた、そんなホラーです。


Д「あとはお父さんだけなんだ」

https://ncode.syosetu.com/n8499hb/

鞠目さま

【怖い度4強】


人によっては救いのないホラー枠【怖い度5】と感じられるかもしれません。

だけど、鞠目さまの優しさを考えるともハッピーエンドルート(みこと。様考案)が本当になるかもしれないと思えるそんな気がします。こうなると怖い度は【3】まで落としましょう^^

お父さん、かくれんぼしようよ。仕事から帰ってきてかわいい息子が言うのです。だけど、晩ごはんを食べてからと後回しにしていると息子はいつも疲れて先に寝てしまいます。

だけど、それはいつものことです。

その日も「かくれんぼしよう」と息子からのお誘いが……だけど、いつもと雰囲気が違います。いったい何が起きたのでしょう。教訓としては取り返しのつかなくなる前にめいっぱい家族との時間を大切にしましょうね、ということかもしれません。


Д「座敷の恋」

https://ncode.syosetu.com/n3979hc/

小畠愛子さま

【怖い度3】


この家でかくれんぼをしてはいけない。でも、大丈夫だよ、かくれんぼなんてしなくても、おばあちゃんちは色々な楽しみがあるんだから。海にスイカ、カブトムシ。祖母宅で従兄弟と一緒に夏を満喫していた主人公でしたが……。この恋の字は「レン」と読みます。一瞬かわいいお話なのかなと思いがちですが、中身は全くのホラーです。気持ち的には4~5くらいにはなるんじゃないでしょうか?霊的なホラーもさることながら、人間の怖さもしっかり内包されているお話です。

実は童話作家さまの小畠さまなのですが、ホラー祭り中の小畠由紀子さまになると容赦ない結末多数です。今何作になっているのでしょう? もう30作近くあるんじゃないでしょうか? 全部は追いつけていません(汗)

https://ncode.syosetu.com/n1050hc/「影無神社」。こちらは「そうきたか」というオチがあります。【怖い度3】救いがないお話で言えば<a href="https://ncode.syosetu.com/n7366hc/">「かくれんぼ神社」もおすすめです。残虐な表現はないのですが、心情的に全く救いがありません【怖い度5】

でも一番好きなホラーはhttps://ncode.syosetu.com/n0832hd/「おばけたちのかくれんぼ」です。

めちゃくちゃかわいいんですよ。ここに出てくるおばけはかくれんぼをしていて見つかってしまうと消えてしまうというおばけたち。だけど、かくれんぼがしたーい。

そんなわけで人間を鬼に見立てて見つからないように、……。いつもなら自分からばぁってでて脅かすところを見つからないように見つからないように……。

人間とおばけの食い違いが、かわいいので【怖い度2】と表示します。


Д「落ちた実を拾いあげる夕暮れ」

https://ncode.syosetu.com/n0711hc/

高取和生 さま

【怖い度4】

その土地では幼い子が時々消えるのです。

一応残虐な表現があるので、4にしていますが、ファンタジーと思えば読めてしまう人もいるんじゃないでしょうか? そんなお話です。とても幻想的な文章が紡がれていて、場面場面がとても綺麗に切り取られているお話です。色々謎があるのですが、そんなこと気にさせずに読ませてしまうのがすごい一作です。


Д「牡丹は愛を灯していた」

https://ncode.syosetu.com/n1415hc/

石河 翠さま

【怖い度2強】

【2】でもいいと思うのです。

なにかを吹っ切りたい時、スタートさせたい時に付随する柵ってありますよね。

その中で一番厄介なものが「情」なんじゃないでしょうか?

主人公の女性は結婚をして色々『自分』を諦めた人でした。夫の浮気を目にした時も相手の女性に敗北感すら覚えるくらい自分を諦めてしまっていたのです。そんな彼女に安らぎの転機が……。

きっと素敵な未来を描くことができる。そんな事を思えるはず。


Д「夏のホラー企画は怖いのです」

https://ncode.syosetu.com/n2998hc/

ひだまりのねこ さま

分類としては【怖い度3】になりますが、タイトル通り、こわいのです。

だって、私にとってはとっても身近なお話になるんですもの……。読んでいて、エッセイかなぁ、実話かなぁと思うほどリアリティがありました。ひだまりのねこさん、仲良しのS女史から怖くないホラーを教えてもらいます。怖くないって言うんだからきっと怖くない。読んでみると、確かに怖いと言えば怖いし、怖くないと言えば怖い……後からじんわり尾を引く感じのお話だったそうです。だけど、このお話の怖さは実はここからが始まりだったのです。さぁ、勇気を出してこのお話をクリックしてみましょう!! きっと後書きにほっとするはずです。

 ※※私、このお話の「怖くないホラー」読んでしまったかもしれないんです。しかもこのホラーを書いた作者様がこのお話を読む前に執筆していたらしいのです。

今のところ呪いはやってきていません……。詳しく知りたい方はこそっとお知らせしますね。


Д「夢幻かくれんぼ~夏のホラー2021応援作品~」

https://ncode.syosetu.com/n3902hb/

秋冬春夏さま

【怖い度1】

こちら、企画に参加される皆さまに訪れるだろうホラーとなります。

あぁ、間に合わない。いや、まだ投稿するには推敲が足りない気がする。企画終了日っていつだっけ?

カレンダーを眺めたりしませんか? そして、陥るホラー。ホラーなのか? と尋ねられるとやはり、ホラーでしょうとしか言いようがないのです。


Д「見つからない子」

https://ncode.syosetu.com/n9131hb/

【怖い度3】

古森 遊さま

テレビから行方不明の子どもがいることが伝えられます。

まぁ、うちの息子と同じ学校の子

心配ですよね。このお話の主人公も息子のことを心配しています。

でも、まさかね……。うちの子は大丈夫。大丈夫の理由を次々並べて大丈夫であろうとする主人公。だけど、うちの子は大丈夫と連呼される言葉に取り憑かれてしまったのかもしれない。読後そんな感想を抱きました。



https://ncode.syosetu.com/n3556hc/「かくれんぼって歌うのが恥ずかしいんだよな」

彩葉さま

【怖い度3】

こちらどっちが怖いのか分からなくなるお話です。どっちが、というよりも何がなのかもしれません。

主人公が怖いのか、出てくる幽霊が怖いのか、そういう社会が怖いのか……。もしかしたらもっと他にも怖いがあるのかもしれません。主人公は懐かしむように外から聞こえてくる「かくれんぼ」の歌を聞いています。

「かくれんぼするものよっといで♪」そして、彼の地域ではかくれんぼをする時のローカルルールがたくさん存在するのです。そのルールを破った時……。

あぁ、でも、誰が可哀想な主人公だったのでしょう?夏の蜃気楼のように気だるいホラーをお楽しみください。


Д「改変された一人隠れんぼ」

https://ncode.syosetu.com/n8850hb/

大浜 英彰 さま

【怖い度2・5】

一人かくれんぼって呪いの儀式だったりしますよね。だけどこのお話は呪い?というよりも、ちょっとハートフルなお話なのです。主人公の女の子はオカルト大好き。ぜひこの目で怪異を見たいと思っているとても危険な女の子。そんな女の子に小豆洗の妖怪が……。

もし、このシチュエーションなら私も少し怪異を覗いてみたいなぁと思ってしまいます。詳しくはリンクをクリック!! 大浜様はもう一作参加されております。<a href="https://ncode.syosetu.com/n7975hc/">「車のトランクに隠れた少年」</a>こちら【怖い度2】でもいいのかなぁと思います。ちょこっと昼ドラ+昔懐かしのガキ大将が出てくるお話です。


Д「まぁだぁだよ」

https://ncode.syosetu.com/n8996hc/

わかば さま

【怖い度5】

この手のお話って文章力がないと読ませられないと思うんです。

主人公はある朝自分のベッドで目が覚めます。だけど、なんだかすっきりしません。

なぜすっきりしないのか、それは読まされ続けることにより、理由が分かります。そして、どうしてそんなことになったのか、それも分かってきます。

願わくば、主人公の彼がいつか「もういいよ」と決心することです。強く生きるって難しいですよね……。


Д『あなたはワタシとかくれんぼ』

https://ncode.syosetu.com/n8999hc/

富山 K2さま

【怖い度3】

このお話。まず、題名に注目です。

あなたは、ワタシと……なんです。ということは、そういうことです。

ただ、私このお話を読んだ後どういった出会いを果たしてしまうのだろうと『ワタシ』を心配してしまったところもあります。彼女あまりにもしつこいんですもの。

用心に用心を重ねた彼がどういった対応をするのか。だって、窮鼠猫を噛むともいいますでしょ?

色々な方向へ想像を膨らませられそうな、そんなお話でした。


Д『愛の巣』

https://ncode.syosetu.com/n2806hd/【夏のホラー2021】

家紋武範さま

【怖い度3】

日記帳のホラーです。

日記には楽しい新婚生活が書かれています。

そして、その日の出来事が地の文で語られています。新妻がウキウキしながらこの日記を書いたんだろうなぁ。そんな気持ちにさせられます。だけど、日記と地の文に違和感があるように思えはじめるのです……。

その違和感の正体は??

同じようなホラーはたくさんあります。だけど、このホラー。ここにだけは留まりません。妻のおなかに子ども出来て、遙か未来……その恐怖の違和感が続いていくのです。


Д「かくれんぼはもう終わり」

https://ncode.syosetu.com/n0816he/

作 橘 塔子 さま

【怖い度3】

橘様が仰っているように、確かにデリケートなお話です。小説キーワードを見てからページをめくってみてください。

冒頭で意味深長な回想が入り、物語が紡がれ始めます。予測をつけて読み始めます。私は、半分正解、半分お手上げでした。

皆さまはバニシングベイビーというものをご存じでしょうか? これは双子のうち一人が育たずもう一人に吸収されてしまうものです。自然にも起ってしまう、そんな弱肉強食。まだ人としての意識すらない時代から、私たちは闘って勝ち上がっているのかもしれません。

タイトル通り、「かくれんぼはもう終わり」いつまでも子どものままではいられない、何かと決別しなければ、時には厳しい決断もしなければ、生きていくことはできない。このお話はきっとそんな弱肉強食のお話だと思います。読んでいて辛い場面もあるのですが、物語の表面で語られる事実ではなく、人生として受け止めてもいいのかもしれません。

その⑤へ続く

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― 新着の感想 ―
ホラー特集、本当におつかれさまです。たくさんの作品をご紹介されていて、どれもご紹介文が丁寧で分かりやすいです。ありがとうございます。 『街』がとくに気になり、早速、読ませていただきました。たしかに、…
今回のこの紹介作品の多さ! ホラーって「いかに読者を作中に引きずりこむか」だと思ってるんですけど、その点、現実との境を曖昧にしたひだまりのねこさまの作品には驚かされました。元々エッセイをたくさん書く…
∀・)塔子の姉御が書かれた『かくれんぼはもう終わり』はすごい名作ホラーだったなぁ。 ∀・)それを思いだして懐かしいです。
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