Д夏ホラー2023特集「帰り道」②
Σ(゜∀゜ノ)ノキャー
Д「生き地蔵」
https://ncode.syosetu.com/n5338ii/
作:詩月 七夜様
【怖い度:5】
少年には親がいなかった。親戚の家で育てられていた。そして、手を付けられないくらいに、ひねくれて、悪さの限りを尽くしていた。
親戚の家を追い出されてからもずっと。
彼の前にお地蔵さまがある。お供え物に手を付けると村人に責められた。そこで、嘘をつくのだ。
その嘘が彼の終わりのはじまりだった。
詩月さまはいつも本当にあった怖い話を書かれておられます。因果応報・自業自得ですが、昔話で本当にありそうなそんなお話。……本当にあったのかもしれないと思ってまう、本当にあったお話……です。背筋が凍るラストに夏の涼は取れるはず。
Д「彼は気持ちの良い男だった」
https://ncode.syosetu.com/n8989ii
作:くろたえ様
【怖い度:6】
主人公の男性はタイトル通り本当によい青年です。急に入った配達の仕事も、「大丈夫」と二つ返事をするくらい。「配達してあげた方が相手も喜ぶ」と言えるの気持ちのいい男性です。そんな彼がまるで自然災害のような怪異に巻き込まれてしまうのです。だから、読後感は悪いんじゃないかなぁと思います。でも、匂わさずに書き切られた作者様は、ホラーと真っ直ぐに向き合われているなと、素直に思えます。ヒヤッとしたい方是非です。
Д「帰還中の英軍パイロットが目撃した影」
https://ncode.syosetu.com/n8512ih/
作:大浜英彰様
【怖い度:3?】
なぜ?が付いているのか。
怖がらせようとしているのか、そうでないのか、どちらかと言えば、カッコいい?
私自身がよく分からなかったからです。でも、目から鱗が出たのです。
確かに、そう。
ホラーだし、それもおばけの類。
第二次世界大戦中のパイロットの彼が見たものは、あれでした。
Д「グリコ遊び」
https://ncode.syosetu.com/n1555ii
作:烏屋マイニ様
【怖い度2.5】
またまた、いい塩梅に中途半端な表示を……すみません。
見方によれば【2】なのです。でも、たぶん怖がらせる要素は揃っていると思います。
お盆の帰省でお祖母ちゃんの田舎に帰って来た私。
お小遣いはもらったけれど、友達もいない土地。つまらなくて駄菓子屋へ向かうと、同じように一人でアイスのケースを覗き込んでいる女の子を見つけました。
いつもの友達と遊べない。だけど、同じような境遇だなと思えば、仲良くなれた子どもの頃。懐かしい遊びと共にノスタルジーを感じられる、そんなお話です。
Д「人生、お疲れ様でした」
https://ncode.syosetu.com/n6096ii/
作:倉紀ノウ様
【怖い度:2】
仕事が辛い。何も面白くない。こんな人生、続けても良いことない。死ぬって一瞬痛いだけ?
一度くらいは思ったことありませんか? ここの主人公も絶賛そんな心境の中。
このまま電車に飛び込んで……「おーい、兄ちゃんこれから死ぬんか?」
この呼び声が彼の後一歩に変化をもたらします。
どうぞ、ケセラセラのBGMで。読み終われば歌いたくなるはず。
~((>_<))~((>_<))~
今回は怖いものもたくさん。
そろっと背後を振り返ってみます……。