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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
93/120

第32話 勝つこと 楽しむこと ~前編~

 交流戦の試合は7回終了で両チーム無得点のまま8回岩手の攻撃に入り僕は、8回ノーアウト2塁1ボールで球数は101球と自身最多で西村監督との話の末この回これ以上シングルヒットを含めて打たれた場合交代させるが抑えることが出来たら無理しない程度に好きなだけ投げていいと言ってくれた。


 そして僕は、2球目真ん中ジャイロボールを投げると


(カキンッ!!)


 打球はセンター方向に飛ぶがキャッチしたため1アウトになった。



「結構良い当たりだったからなんとか助かった~」


 そして僕は、次の打者に初球低めにジャイロナックルを投げると打者は空振りした。


(ストライク!!)


 しかし2球目3球目4球目思うようにボールを投げられずカウントは3ボール1ストライクになり5球目ストレートを低めに投げるが低すぎて打者も振らなかったためフォアボールになってしまった。



 そして僕は、次の打者に初球ストレートを低めに投げると打者は勢い良くスイングし打つが打球を詰まらせてしまい二塁と一塁がアウトになり結果ダブルプレーでスリーアウトチェンジになった。


「よし!!とりあえず8回も無得点に抑えたぞ!」


 すると西村監督がつぶやいた。「8回も無得点に抑えるとはすごいなぁ!!」




実況:「さあー試合は8回表終了で両チーム無得点のまま8回裏神戸ドリームベイスターズの攻撃に入っていきます」


 そして僕がベンチに座ると狩野捕手が「 少し緊張させたけどナイスピッチングだったよ!!」と言ってくれた。


「ありがとう!!」


 すると白山選手が「絶対僕がピッチャーだったら抑えきれていないですよ!だって球数100球超えている上に打線の援護ないのですから」と言った。



「確かに僕もすごく緊張したし気持ちは不安定に正直なったけどお父さんがいつも言っていて勝つことも大切だけど時には野球を楽しむことも大切って言うことを教えてくれたからね!」


「そうなんですか!やっぱり望月親子は僕と考え方が違いますね!」


「そんなことないよ!僕も楽しめていない時とかあるからね 」


 すると西村監督が白山選手に準備をしておくように言った。




「西村監督!!なぜですか?」


「代打を出すからに決まっているじゃないか!楽しんでこいよ。」


「ありがとうございます!頑張ります」


実況:「試合は8回裏神戸ドリームベイスターズの攻撃にこれから進んでいきますがここで西村監督は代打に白山選手をコールしました」


(神戸ドリームベイスターズ、選手交代のお知らせです。バッター代わりまして白山、背番号95)


「白山!頑張ってね!」


「勝くん!!ありがとうございます!」


 そして大村投手は初球低めにスライダーを白山選手に投げてくると白山選手はバッターを強く握りしめ初球打ちをするがピッチャーのところにボールが飛んでいきピッチャーゴロで1アウトになった。


「くそっ!!ダメだったか」


「気にしなくて大丈夫だよ!プロ初打席なかなか良かったよ!」


「ありがとうございます!」




「勝くん!!ありがとうございます!」


 そして大村投手は初球低めにスライダーを白山選手に投げてくると白山選手はバッターを強く握りしめ初球打ちをするがピッチャーのところにボールが飛んでいきピッチャーゴロで1アウトになった。


「くそっ!!ダメだったか…」


「気にしなくて大丈夫だよ!プロ初打席なかなか良かったよ!」


「ありがとうございます!」


「なかなか球速も良いな!でも僕は、負けないぞ!」


 大村投手は2球目カーブを内角高めだが失投した少し甘い球を僕は捉え打ち砕いた。


(カキーン!!)


実況:「打ちました!打球は勢い良く飛びます!!」


「ホームランになってくれ!!」


 そして打球はギリギリであるもののスタンドに入った。


(ホームラン、ホームラン!!)

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