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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
92/120

第31話 ライバル対決 ~後編~

 3回裏僕たち神戸ドリームベイスターズは8番原松選手から始まる打順。


 初球大村投手はアウトローいっぱいにカーブを投げ原松選手は空振りした。


「絶対に抑えてやる!!」


 2球目内角低めのチェンジアップを原松選手は勢いよくスイングした。


(カキーン!!)


実況:「打球は勢いよく飛びレフト前にボールが落ちレフト前ヒットです!」




(9番ピッチャー望月。)



すると大村投手は初球ストレートを真ん中に投げてくるので僕は、力強く打球を飛ばすがセンターがとり1アウト1塁に結果は、なった。


「あともう少しだったんだけどな…」


「よし!!とりあえず望月を抑えたぞ!このまま無失点で切り抜けるぞ!」


 そして神戸ドリームベイスターズは打順は2巡目になり1番からの打順になる。



 そして大村投手は初球少し甘く入ったストレートを投げると打者は見逃さず打ち飛ばしレフト前ヒットとなりその間に原松さんは2塁蹴って3塁まで走り間に合ったため1アウト1.3塁のチャンスが出来た。


実況:「レフト前ヒットでドリームベイスターズ、チャンスの場面になりました!このチャンスをものにすることは出来るのでしょうか!?打順は2番青山そして3番新垣選手と続いていきます。」


「どうしよう…このままだったら打たれてしまう。よし!!SFFスプリットだ!」


 そして2番青山選手は初球クサイところのストレートは様子を見ることにし判定はボールになった。


 2球目大村投手は最近習得したスプリットボールを投げた。

「スプリット?めちゃくちゃ変化球のキレがいいじゃないないか!」



 そして青山選手は懸命に走るがゴロになったため1塁がアウトになり2アウト2.3塁になった。


 ベンチで見ていた僕は「スプリットが投げられるなんて知らなかったよ!スプリットも結構打つのは難しいボールだからな。」とつぶやいた。


 そして3番新垣選手は初球スプリットを打つが打球を詰まらせてしまい結局2塁と3塁が残塁する形で得点に繋がらないままスリーアウトになった。

 すると井上コーチが「西村監督、大丈夫かな?うちのチームってここ5年間交流戦最下位だからな…」とつぶやいた。


「大丈夫ですよ!今年は彼(望月勝)がいますから交流戦勝率5割はいけるでしょう!!」


「だったら良いのですが…」


 それから僕は、4回、5回、6回、7回と毎回ランナーを出してしまうがいずれても無得点に抑え7回投げて球数99球被安打6

奪三振11四死球1と好投している。



 試合は7回終了で0対0とまだ両チーム得点がない。


「岩手は安打6本に対しうちのチームの安打は4本か…球数99球は厳しくなるなぁ。」


西村監督はいろいろ悩んでいる。


 そして僕は、8回のマウンドにも上がり5番崎本選手が打席にたつ。


僕は、初球低めにストレートを投げると打たれてしまい崎本は2塁まで走りツーベースヒットになった。




実況:「崎本選手ツーベースヒットを打ちました!望月投手これで球数が100球になりました。自身初の100球を投げていますが西村監督は交代させるのでしょうか!? 先ほど解説者として来ていただきました。元神戸ドリームベイスターズの監督をしていました、中野さんはどう思われますか?」


「そうですね~恐らく変えないでしょう。まだ1点もとられていませんからね。」.



そして僕は、次の6番に代打のベルトン選手に初球高めにストレートを投げると


(シュッ!!)


(ボール!)


 ベルトン選手は振りそうになるが振らなかったため判定はボールになった。



ここで西村監督がマウンドまで走って来る。


「ちょっと疲れてきているよね。まだ投げれるか!もし無理そうだったらボールを渡してくれて大丈夫だよ!」


「僕は、まだ大丈夫です!投げさせてください!」


「但し一つ条件がある。次、この回シングルヒットも含めて打たれた場合ピッチャー交代を行う。でもこの回を無失点に抑えることが出来たら好きなだけ無理しない程度に投げていい。」


「分かりました!ありがとうございます!!頑張ります。」


「頑張れよ!!」


 そして西村監督はベンチに戻っていく。




 果たして望月投手はピンチを切り抜けることは出来るのでしょうか!?

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