第27話 マネージャーの悩み ~後編~
するとサンチェス選手が「一つ聞いても良いかな?望月勝と原松唯って付き合っていますか?」と僕たちに聞いてきた。
「サンチェス選手!!僕たちは別に付き合ってなんかいませんよ。ただ仲が良いだけですよ。」
「だったら良いけどお互い名前で呼びあっているね。それにもし付き合っていたら近いうちに万が一結婚とかになったりしたら俺が保証人にならないとなって思っているからな!」
すると原松さんが「サンチェス選手いきなりなに言うんですか?私たち別にそんなつもりも予定もありませんよ。」とサンチェス選手に言った。
「悪い悪い!!イベントとか仕切るの俺、好きだから!つい早とちりしてしまったよ!」
こうして少し落ち込んでいた原松さんの調子は戻っていく。
それから僕は、一軍で5月中旬までに先発で9回マウンドに上がり僕は、感謝なことに打線の援護に恵まれ5連勝で通算11登板6勝3敗、投球回数は68回2/ 3(1試合の自己最多イニングは7イニング、99球)で奪三振78 防御率2.95と安定した成績を残した。
狩野選手は一軍通算48試合で不調な時もありながら打率、264で、本塁打5.打点38で原松さんは43試合に出場し打率は、235と低いが本塁打13・打点40とパワーをアピールした。
サンチェス選手は昨年より空振りする回数も減り46試合出場で打率は2割7分で早くも20本のホームランを打ち4番の存在感をアピールした。
そして西村監督が「今年のドリームベイスターズはここまで49試合終わったけど25勝24敗で貯金1で順位も4位と順調です。これは約10年ぶりのAクラス(リーグ3位以上の意味) も夢じゃないよ!」と言った。.
「お父さんやみんなの力がすごいからですよね!」
するとサンチェス選手がこう言った。「確かに今年は現在みんなの状態が良いのもあるけどやっぱり望月親子の好投が大きいと思うよ。」
「サンチェス選手そんなことないですよ!僕は、まだ6勝ですしお父さんは確かに既に8勝しているけどね。でも僕は、みんなの活躍があってこそだと思いますよ!」
すると、みんなの顔が笑顔になった。
西村監督が「そう言えばいよいよ明後日からは交流戦が始まります。目標は交流戦は全18試合だから半分の9勝以上が目標だ!」と言った。
すると選手一同が「分かりました!」と声を揃えて言った。
(その一方…)
オーナー室に座っていたドリームベイスターズのオーナーはあることをつぶやいた。「今年でこの球団は終わりかな…やっぱり経営状態もよくないし。」
いったいドリームベイスターズに何があったのでしょうか!?
それは次回以降真相に迫るのです。




