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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
85/120

第24話 昔からの憧れ ~前編~

実況:「アウト!ゲームセット!神戸ドリームベイスターズ今季チーム初勝利と望月勝投手プロ初勝利です!」


 僕たちは今季チーム初勝利と僕自身のプロ初勝利をマークした。


原松さんが「やったね!でもなぜ田村投手がここに来ていたんだろうね…」と言った。


「僕もお礼を言おうとしたら見当たらなくて…やっとチーム初勝利で良かったよ♪」




西村監督が「勝!プロ初勝利おめでとう!」と言ってくれた。


「監督!!ありがとうございます!!」


 すると僕のお父さんが「今日は良いヒーローインタビューがベンチから生で見れそうだな!」とつぶやいた。


「お父さんじゃないですか?」


「お父さんは4回しか投げていないから呼ばれないよ♪」


「じゃ…青山選手か原松選手だね!」


僕がお父さんと話していると…



「望月勝投手!こちらまで来てください!!」とインタビューの人に呼ばれた。


「はい!」


実況:「本日のヒーローはお父さんもファンもお待ちかねのプロ初打席で初ホームラン+初勝利を挙げました望月勝投手です♪」


「あの…なぜ僕がインタビューなんですか?中継ぎだったし終盤に制球コントロールが乱れてしまいましたし…それに昨年プロ初セーブを挙げた時にもインタビューしてもらいましたし…」





 するとインタビューの記者の人が「これはウチのテレビ局が決めることですし…始まりますのでお願いしますね♪」と軽くいい意味で流された。


「それではインタビューをさせていただきます。望月勝投手 打っては初打席初ホームランで投げては5回投げて無失点の素晴らしい好投でしたね!! 」


「そうですね!前回の試合で右肩が少しまた痛んでしまいましたので…でもファンの皆様からの素晴らしい声援やチームのみんなのおかげで素晴らしいプレーが出来ました!」


「お父さんもかなり喜ばれていると思いますしこれで個人成績も1勝1敗になって良かったですね!」


「ありがとうございます!!これからも全力で頑張りますのでよろしくお願いいたします!!」


実況:「以上望月勝投手からのヒーローインタビューでした!」


観客席からは「次世代エースは任せたぞ!」とか早くも「クライマックス進出間違いなしだ!」などの声が聞こえてきた。



 そして僕は、ベンチに戻り「はぁ…かなり緊張したな…」と言った。


 するとお父さんがこう言った。


 「お疲れ様!お父さんも最初の頃や久々にインタビューされると緊張するよ!」



「お父さんも緊張するんだ!」


 西村監督が「今日は素晴らしい試合だったよ!!みんなお疲れ様でした!」と言い選手やコーチより先に球場を出ていく。




「監督ってたまに神経が太いところがありますよね…原松さん!」


「確かにそうだね!でも明るくていいんじゃないかな?」


「それもそうだね!」


 するといきなり笹原ささはら投手コーチが僕のところに来たのです。


「望月勝さん!」


「笹原投手コーチいきなりどうしたんですか?」


「ちょっと来てくれますか?」


「はい!分かりました!」


 そして僕は、笹原投手コーチの言われたところに行く。




 そしてたどり着いた場所は球場の近くにある喫茶店だったのです。すると田村投手が中で座っていた。


「田村投手!」


「望月くん!!来てくれてありがとうございます!!」


「いきなりウチの投手コーチの笹原さんから呼ばれたのでビックリしました!今日はわざわざ来てくださってありがとうございました。おかげでプロ初勝利を挙げれました。」


「いえいえ!私が勝手にここまで来ただけですから…実は私.本当は勝くんと同じ神戸ドリームベイスターズに入団したかったんです。」




「そうなんですか!確かに監督は良かったりウチのお父さんがいたりはしますがお金の方では余裕がない球団でリーグは最下位だったり他球団の選手からみたら輝きはないと思いますけどね。」


「お金なんてどうでも良かったんです。私は小さい頃…あれは私が小学生だったときかな!?他のドリームベイスターズの選手たちも頑張っていたけど特に望月 守投手はチームが最下位なのに16勝も挙げて常に努力しているのが私の目にはすごく焼き付いて」

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