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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
81/120

第20話 僕の一軍初打席 ~後編part1~

 アナウンス;「3番レフト望月 勝 背番号47」


 そして僕は打席に立った。


(シュッ!!)


 初球真ん中のストレートを勢いよく打つがファウルになった。

(シュッ!!)

 2球目内角低めのカーブを大きく真芯で捉え打ち砕いた。


(カキーン!!)


 実況;「打った~入るか!?入った~望月勝選手プロ初打席初ホームランです!」



 打球はスタンドに入り先制2ランホームランになり望月のお父さんは「いきなり初打席でホームランって僕が一軍初打席の時は打てなかったなぁ…すごいなぁ」とつぶやいた。


 すると西村監督がこう言った。「普通の投手には出来ないと思いますよ!それだけ選手(守)としてではなくお父さんとして子育てを頑張って野球に対して強すぎる情熱を持っているのだと思いますよ!自慢の息子だと僕は思いますけどね」




「西村監督!!そう言ってもらえるとすごく嬉しいです。ありがとうございます! 」


 すると青山選手が「望月は僕たちと何か違うな!ジャイロボールが出なくてもバット一本でジャイロパワー打法で十分チームを救えそうだな。」とビックリしながらつぶやいた。


「やった~♪初ホームランだ! 」


 サンチェス選手が「俺が一発打とうと思っていたのにまさか先に打つとはな」と言った。

「すいません!サンチェス選手の出番を奪ってしまって…」


「謝ることじゃない!今年は一緒に最高の野球が出来そうだよ!この調子でジャイロボール復活期待してるぞ!」


「ありがとうございます!! 」


「こりゃ俺も元メジャーリーグの選手として頑張らないとなぁ~」とつぶやきながら打席に立つ。


(4番ファースト、サンチェス!!背番号5)


 実況;「バッターボックスには4番サンチェス選手が打席にたちます」



 そして投手は初球スライダーを投げてくるが球が甘くなってしまいサンチェス選手は思いっきり強振し打球を飛ばした。


(シュッ!)


(カキーン!!!)


 実況;「サンチェス選手打ちました!超快音が鳴り響き打球はスタンド方向に延びていきます。」


 そしてサンチェス選手の打球もスタンドに入った。


 実況;「入った!サンチェス選手ホームランで望月勝に続き2者連続ホームランです!3点目が早くも入ります!!」



 すると西村監督が「今日はかなり久々の打線爆発デーだね♪」と微笑んだ。


 そしてサンチェス選手がホームインし僕にハイタッチしてくれた。


「今日は絶対に勝とうぜ!」


「もちろんです!サンチェス選手!」


 それから5番の土山選手と6番の大松選手はフルスイングするが三振に倒れスリーアウトチェンジになった。


 実況;「1回表神戸ドリームベイスターズは望月勝選手の初打席2ランホームランとサンチェス選手の連続ホームランで3点を先制しました!」




 そしてお父さんの望月 守投手がマウンドに上がる。


(神戸ドリームベイスターズのピッチャーは望月守 背番号56 )


 実況;「さあ~マウンドにはベテランの名球会入りを果たしていて現役バリバリの望月守投手が今季初登板します。」


 そして一人目の打者に初球内角高めのフォークを投げるが打者は打ってきた。打球は詰まらせファーストゴロでアウトになった。



 そして二人目の打者に初球真ん中ストレートを投げると打者は強くスイングするが空振りをした。


(ストライク!!)


 実況;「ストライク!!153キロをマークしました!」


 2球目の外角高めのカーブはボールになり3球目の真ん中ストレートは空振りし4球目の低めのチェンジアップは打者はボール球だと見送るが判定は見逃し三振になった。


(ストライク!!バッターアウト!)


 実況;「見逃し三振! これで2アウトになりました!」


 そして継の打者も三振に打ち取りスリーアウトチェンジになった。


「さすが!!お父さん~ナイスピッチング!!」


「ありがとう!だけどまだ1イニングしか抑えていないから今からが勝負だよ!」


「そうなんだ!僕も頑張るぞ!」


 すると原松選手が「勝くんもお父様も素晴らしいですね!」と言った。


「そんなことないですよ!まだまだですよ!」




 それから試合は4回まで進み僕は、第2打席は空振りの三振に倒れてしまい原松選手は内角低めのスライダーを捉えセンター前安打になり2打席連続安打をマークしお父さんの守は5回投げて3安打5奪三振無失点で球数も62球と少なく好投している。


「やっぱお父さんすごいなぁ…」


「勝!何いってるんだよ。早くブルペン(投球練習場)で肩を作っておくんだ!」


「大丈夫じゃないか!!」


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