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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
79/120

第18話 現実の壁 ~後編~

「ですが…僕のためにわざわざいいですよ!次の登板あると思いますし…」


「本当はあの試合の時にしたかったんだけど出来なかったから…」


「ですが許諾を得ないといけませんし…」


「それなら大丈夫だよ!事前に球団の人に話してあるから!!」


「そうなんですか!!田村投手がいいならお願いします。」


 すると田村投手はマウンドに立ち僕は、打席にたった。



「本気でお願いだよ!手加減したら怒るからね!」


「分かりました!フルスイングさせていただきますね!」


 すると狩野捕手が「僕がキャッチャーしますね!」と言った。


「ありがとうございます!助かります。」


 そして初球勢い良く真ん中にストレートを投げてくるが僕は、空振りした。


「やっぱ早いですね!」


「望月くんの方が球威は良いよ!いくよ次!!」


 そして2球目僕は、バットを強く握った。



 すると2球目は内角低めにジャイロボールを投げてきたが僕は、強振し打球を大きく捉えた。


(カキーン!!)


 すると長打性の当たりが出てあわやホームランになるところだった。


「私の負けだね!やっぱりすごいね!」


「そんなことないよ!どちらかと言えば僕は、打つ方は苦手だからね…」


「嘘っ!そうは見えないなぁ…でも楽しかった。ありがとうございます!」


「いえいえ!こちらこそわざわざありがとうございます!何だかおかげで元気が出てきました♪なかなか前の試合の時から立ち直れなくて困っていたんです…もしこのまま状態が良くならなかったらって考えるとしんどくて…」


「そうなんだ!でも大丈夫だよ!確かに今はジャイロボールが投げられなくてチームのみんなや君も心配しているみたいだけど私も一度投げれなくなった事が少しあったけど緊張しすぎたり不調になると一時的にあるだけで時間をかけたら良くなるから大丈夫だよ! 」


「そうなんですか!ありがとうございます!!」


「それじゃ私はそろそろ帰りますね!次一緒に投げ合える日が来たらその時はお互い全力勝負で戦いましょうね!」


「分かりました!」


 こうして田村投手は帰って行った。


 すると西村監督が「やさしい選手だね。ゆっくりで良いから調子を整えて頑張ってね」と言った。


「はい!頑張ります!! 」




 それから1週間後…


 チームは5試合0勝5敗、勝率.000 と開幕から5連敗してしまい早くも最下位になった。


 西村監督「はぁ…ダメだな…まだホームランもサンチェス選手の1本だけだしな…どうしたらいいかなー今日は望月くんのお父さんが先発だから打線がしっかりしてくれたら大丈夫だろう…」と呟いた。


 一方僕は、次回の試合に向けて練習していると山本選手がやって来た。


「昨日今季初登板で中継ぎだったのに…1回1/3投げて5失点でノックアウトはダメだよな…」と言ってきた。


「そんなことないですよ!まだ初登板で体が慣れていなくて緊張しているだけだと思いますよ!僕も今はまだジャイロボールが今年は一度も出ていませんが前に向かって走り続けようと思います!ですので一緒に頑張りましょう!」


「望月!ありがとう!そうだな…一度で落ち込んでいたらずっと勝てないまま引退になりますからね。よし、頑張るぞ!」




 そして夕方になり僕たちは北海道ハイパーズと試合を行うため神戸から北海道まで飛行機で移動した


 すると狩野捕手がこう呟いた。「ようやく北海道に着いたね!久々だな♪北海道ローカルドームに来るのも久々だな!」


 すると原松さんが「さすが北海道だね!まだ少し寒いですね。」と言った。


「大丈夫ですか!!早めにいきましょう!」


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