表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
68/120

第7話 「魂のこもった言葉 ~前編~」

 春季キャンプの練習試合が始まり先発は元育成コーチをしていた山本投手で1回表全力投球するがノーアウト1、3塁のピンチを招いてしまい僕とお父さんは山本投手の調子が良くないことにいち早く築き僕は、山本投手のもとへ行った。


「どうしたんですか?望月くん!!まだ出番じゃないですよ!」


「ムリはしなくても良いですよ!さっきブルペンの映像を見ていたのですが山本投手の顔色が良くなくてトラウマが出ていると思ったので様子を見に来ました。」




「お気遣いありがとう!でも大丈夫だよ!」


「もし辛かったら監督に言ってくださいね!」


「わかった。ありがとう!」


 そして僕は、ベンチに戻って様子を見ることにした。


 すると山本投手は「どうしたのだろう!?ヒット打たれるまでは大丈夫だったのにヒット打たれてから急に肩が重たくなった感じがするなぁ…」と感じるが投げる。



(シュッ!!)


 しかし打者は勢い良く打ち返し打球は大きく飛んでいくがファウルになった。


 すると西村監督がスピードを確認した。


「ストレートで140㌔って遅いなぁ…確か練習の時に計測したら149㌔って出たんだけどな…」


 そして2球目内角高めのカーブを3球続けて投げるが3球とも判定はボールとなり4球目真ん中にストレートを全力で投げようとするが球が抜けてしまいボールゾーンにボールが行ってしまった。



(ボール!!フォアボール!!)


「ノーアウト満塁になってしまったな…こりゃ大丈夫じゃないよ!」


 そして僕はもう一度マウンドに行き山本投手と話すことにした。


「大丈夫じゃないですよね!?」


「大丈夫だ!!ちょっとコントロールが安定してないだけだよ!」


「こんなこと言いたくはないですが打たれて負けてしまえばいい!」と僕は話しベンチに戻って行った。

 すると西村監督が「何を言ってるんだ!確かに調子が不安定だし大丈夫じゃないのに強がっているところはどうかと思うが打たれて負けてしまえばいいって言うのは酷ひどすぎる!」と僕に言った。


「少し見ててください!!監督!!当然僕は本気でそんなこと思ってませんよ!」


 山本投手の心の中には強く何かが突き刺さるような感じがするが


「負けてしまえばいい…なんかムカつく言葉だな!!」


 そして強打者の4番ベルトニーが打席にたった!!




「ふざけるなよ!僕は確かに4年間のブランクはあったけどベテラン投手なんだよ!」


(ウォーォ!!)


 勢い良くストレートを全力で投げると打者は空振りした。


(ストライク!!)


 そして球速を見ると153㌔と表記された。


「いきなり球威が戻った!!」と西村監督はビックリしながら言った。



 そして2球目もストレートを投げると打者は打ち返して来るがゴロになり山本投手がボールを拾い本塁に送球しアウトになり一塁に狩野捕手が送球し、本塁と一塁がアウトになった。



 山本投手は、こうつぶやいた。「よし!!とりあえずダブルプレーとったぞ!」

 そして次の打者に初球真ん中ストレートを投げると


(カキーン!!)


 打者は打ち返すが打球はつまり一塁に山本投手が送球しアウトとなりスリーアウトチェンジになった。


 すると西村監督が僕にこう聞いてきた。「なぜあんなことを本人に言ったのかな!?」




「僕は、昔小学5年の時に野球クラブに所属していたのですがその時監督をしていた人が勝てと言われると確かに応援されて嬉しいけどプレッシャーを感じてしまうけど負けろって回りから言われると確かに腹立つしひとつ間違えると傷つけてしまうかも知れないけどその反面違った意味で気合いが入って闘志が燃えるから良くなりやすいんだって言っていたからです!」


「そうか…確かにひとつ間違えると傷つけてしまう可能性もあるが違った意味で気合いが入って闘志が燃えてくるな!!」



「ですが山本投手には後で話してくださいね。試合中は闘志が燃えているほうが勝ちやすいですからね。」


「わかった!!さあ!みんな僕たちの攻撃に入るぞ!望月はブルペンでもう一度投球練習だ!」


「分かりました。監督!!」


 それから試合は1回の裏に入り1番にキャッチャーの狩野選手を西村監督は持ってきた。


 そして狩野選手はバットを強く握る。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ