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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
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【特別編 第5話】第57話 クリスマスエピソード part4

 それから僕たち二人は映画館の中に入り無事に席を確保でき一番前の席に座ることができた。


「いよいよ映画が始めるね!あっ、一番前の席がちょうど二つ空いているね!」



「そうだね♪私が座りたかった席に座れて嬉しいよ。」



「僕も一緒に前の席に座れて嬉しいよ!」



 それから僕たちは、映画を鑑賞する。



 そして映画を僕が観ていると原松さんの手が僕の手の方にきたので僕は、すごく緊張しながら手を軽く握った。



 僕はそれから映画を観ていたのだが手を軽く握ってから良い意味で映画に集中できなくなっていた。



 その理由は、今まで女の子の手を握ったことが一度もなくて握れたことにすごく嬉しかったからである。



 それから時間が経過し、映画の上映は終わり電気の明かりが再びついた。



「あーっ、すごく良かったね♪」



「うん。原松さん、すごく感動的で良かった!また一緒に観たいね!」



 すると原松さんが顔が少し赤くなりながら恥ずかしそうにして僕にこう言った。


「あの…さっきは映画を観ているときだったのに私の手を握ってくれてありがとう!すごく嬉しかった。」


「いえいえ!僕の方こそ勝手に手を握ってしまったから。」


 僕もこの時、顔が少し赤くなってしまった。



「顔が赤いよ!」


「少し映画館の中の暖房が良く効いていたから一時的だよ!」



 僕は、うまくごまかそうとした。しかし通用しなかったみたいである。



「そうかなぁ。私は暖房はあまり効いていなかったね。もしかして手を握れて興奮してるの?」


「そんなこと別にないよ。とりあえず映画館出ようか次の最終上映を観にくるお客さんとぶつかるから。」



 そう言いながら僕は原松さんの手をつなぎながら映画館を出た。


 しかし出てみると、また気温が落ちていたのかまたさらに寒くなっている。



「とりあえず映画館を出てみたけど寒いねぇ。」



「そうだねぇ。でもさっき望月くんのマフラーを首に巻いてくれたから大丈夫だよ!とりあえず次は、どこに行く?」



「そう言ってくれてありがとう!そうだな…近くにバス停があるからとりあえず来たバスで何処かに行こう。」



「わかった!確かにバス停すごく近いからね。」



 それから僕たちは、映画館からバス停まで歩き約3分後にバス停に到着した。


「よし、バス停に到着した!次は6分後にバスが来るみたいだよ!」



「望月くん、教えてくれてありがとう!助かるよ」


 それからバスが来るのを僕たちは、静かに待っていた。



 すると原松さんが僕にこう言った。



「ねぇ。これからは私のこと唯って呼んでほしいの。」



「いいの?でも原松さん僕より歳上ですし、そんなこと出来ないよ!」



「歳上とか関係ないよ!その代わり望月くんのこと勝って呼んでも良いかな? 」



「僕はぜんぜんいいけど、それじゃこれから原松さんのこと唯ちゃんって呼んでも良いかな? 」



「ありがとう!もちろん呼んで良いよ!」


 するといきなり僕に抱きつき始める。



「唯ちゃん?どうしたの?体調でも悪いの?」


「体調は大丈夫だけど少しだけ急に勝に甘えたくなったから。少しだけ良いかな? 」



 僕は顔を真っ赤にしながらこう言った。



「良いよ!僕も抱きつかれると嬉しいから」



「ありがとう!」



 するといきなり僕の口に軽くキスをしてくれた。



 僕はこの時最高に興奮してしまい顔はさらに真っ赤になってしまった。

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