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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
54/120

【特別編】第53話 大丈夫だよ!

 こうして僕の今シーズンは少し早く終わってしまったが無事に神戸ドリームベイスターズに最初は0円契約の仮契約だったけど気がつけば正式に契約し僕は、育成から二軍に昇格を果たし今ではチームの一員に馴染めることが出来てすごく良い一年目を終えたのでした!!



 そしてそれから僕は西村監督と狩野捕手に病気に連れていかれた。


「はぁ~何で病院に連れていかれることになったんだろうなぁ。確かに無理はしたけど病院に行くのは嫌いなのに。」


 待合室の椅子に座りながら僕が心の中でそう落ち込んでいるといきなり大声が受付の方向から聞こえてきた。


「あの!望月さんはどこにいますか?」


「望月さんなら5番の待合室の椅子にいますが。」



「ありがとうございます!あっ、いた!望月くん!」


 するといきなり僕の方に走ってきた。



「原松さん!いきなり走ってきてどうしたんですか?」


「どうしたのですか?じゃないよ!病院に連れていかれて検査結果が気になって飛ばしてきたのよ」




「心配してくれてありがとう!右肩の痛みが気になるから今すぐ病院にって西村監督と狩野がしかもタクシーで飛ばされて来て検査待ちなんだよ!」


「でも西村監督と狩野捕手は、いないけどどうしたの?」



「西村監督は、今用事の連絡が、かかってきたって言って病院の外に行った。狩野はトイレに今、行ってる。」



「そうなんだ!」



 するといきなり5番の扉が開き看護婦さんに呼ばれた。



「望月勝さん、部屋に入ってください!」



「隣にいるのは付き添いの方ですか?」



「え?はい。勝の付き添いで来ました。」


「良かったら一緒に入ってください!」


 それから僕と原松さんは呼ばれたため部屋に入った。



 それから3分後。


 西村監督は用事の電話が終わったため病院に戻り狩野捕手はトイレが終わり5番の待合室に向かった。



 すると西村監督がこう言った。



「あれ?勝がいない?どうしたんだ!」




「僕も今、用事の電話が終わったから戻って来たらいなくて慌ててるんだよ!」


「多分呼ばれたんだと思います。とりあえず落ち着いて座って待ちましょう!」



「わかった!とりあえず待とう。入院とか野球が出来ないとかの事態にならなかったらいいけどなぁ。」


「大丈夫ですよ!勝は無事で来年もドリームベイスターズでボールを握ってやってますよ。」



「なぜ、そんなことが言える!もし入院とか野球が出来ない事態になってしまったら全部俺の責任だぞ!」



「彼なら大丈夫だと思います。いや…大丈夫です!僕は勝の球を何球も受けてきましたから!」



 それから10分後。


 勝と原松さんが5番の診察室が出てきた。


 すると真っ先に西村監督が僕にこういった。


「診察と検査はどうだった?」


「大丈夫ですよ!少し安静にしてくださいと忠告はされましたが後は痛み止めを飲んで3週間くらいしたら元に戻ると言われましたので。」


「なら良かった!それを聞いて安心したよ!」


「僕もまだまだ体が未熟者ですので秋季キャンプには少し出遅れますが、これからもよろしくお願いいたします!」



「わかった!だが無理はするなよ。まだ1年目のルーキーなんだからな!後で無事だったことを君のお父さんに伝えておく。」



「分かりました!」


 原松さんが僕にこういった。



「本当に無事で良かったね! 」



「わざわざ一緒に診察室までありがとうございます!助かりました」


「ぜんぜん良いよ!私はマネージャーとして当たり前のことをしただけだよ」




 それから僕たちは僕の検査の結果が感謝なことに無事で病院をあとにした。



 こうして僕は2年目のシーズンに向けてまた一歩、歩き始めるのである。




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