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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
52/120

【最終回】第52話 魂を込めて ~最終回スペシャルpart4

(プレイ!!)

 初球僕は、内角低めにジャイロナックルを投げた。


(シュッ!!)


(カスンッ!!)


 判定はファウルになり2球目真ん中にストレートを投げようとするが違う方向にボールが飛びボールになった。


 3球目は真ん中にストレートが決まり打者は空振りした。


(ストライク!)


 一軍の中野監督は打者の住原選手に大きな声で「なに空振りしてんだ!!俺たち一軍の危機が迫ってるんだぞ!決めるんだ!」と言った。


 住原選手はバットを強く握りしめ僕は、足を大きく上げ全力でど真ん中にジャイロボールを投げた。




(オオーーッ! )


 住原選手は勢い良くバットを強く振るが


(ストライク!バッターアウト!ゲームセット)


 実況:「試合終了!住原選手空振り三振でゲームセット!!4対3で二軍チームまさかの一軍チームを倒しました!試合時間約3時間少しで神戸スタジアムは大きな歓声に包まれております!望月投手一軍に対して完投勝利です!」


 僕は、「やった~完投勝利だ!」と喜んだのです。


 中野監督は「そんなバカな!」と言った。


 するとオーナーが中野監督のもとにやって来た。

「100%否定はしないが、ただ言えることはコーチに聞いてみたが少し話し合いになっただけでコーチに対してサンチェス選手は批判はしていなかったじゃないか!」




「オーナーの言う通りですね。すいませんでした!」


「あとは選手に対して普段から厳しすぎたと思うが…今年のシーズンの序盤の9連敗の時でも確かにピリピリする気持ちは分かるが選手の調子を大きく落とすところまで起こる必要はないと思うが!!」

「確かにオーナーの言う通り俺はいつも選手に対してピリピリしてました…すいませんでした」


 僕がベンチに戻っていくと原松さんがこう言ってくれた。「やったね♪すごくカッコよかったよ!」





「そんなことないですよ!僕は、チームみんなで魂を込めて素晴らしい勝利を手に出来たと思っているからね!みんな最後までありがとうございます!!」


 すると青山選手が「僕は、ただ恩返しをしただけだよ!」と言うとサンチェス選手が「僕もですよ!こんなに楽しかった試合は初めてだったよ」と言った。




「みんな本当にありがとうございます!西村監督もサンチェス選手もこの球団にこれからも入れると思うとすごく僕は、安心しました!!これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします!!」


 すると西村監督が「すごく感謝しているし意気込みはリーダーとして十分と言うことは認めるが今からこのあと病院に行きますからね!」と言った。




「なぜですか?西村監督僕なら大丈夫です!!休めば良くなりますので!!」


「誰が休んだら良くなるって言った?終盤の方かなり右肩を痛そうにしていたことくらい分かってるんだぞ!!」


「ですが監督!!僕、治療費払えるお金はありませんし…」


 すると原松さんが「望月くん!試合によるけがなどについては球団が負担してくれるから大丈夫だよ♪」


「え~っ!!そんなぁ~でもまだシーズン終わってませんし今、病院に行ったら何言われるか分かりませんし」


「残念だったな!!病院に行かないなら来年も開幕二軍確定だぞ!!いい意味で!」


「監督!!それは困りますよ!」


「じゃ今から早速病院にいきましょう!!では今から僕と望月くんと原松さんと病院に行って来ますのであとよろしくです!!」と西村監督が言った。


 すると選手たちは「分かりました!!任せてください!!」と言った。




 サンチェス選手は「本当に助けてくれてありがとう!でも今のうちにおとなしく病院に行って治療しておかないと来シーズン一緒に一軍で試合出来ないし僕だって君がいないと調子が安定しなくなるから困るよ!」 と僕に言った。


「分かりました!!頑張って行って来ます!!また来シーズンもよろしくお願いいたします。」


「こちらこそよろしくね!来年は上の舞台になると思うから今年より大変だと思うけどお互い頑張ろうな!」


「分かりました!!頑張ります!!」


 こうして僕の今シーズンは少し早く終わってしまったが無事に神戸ドリームベイスターズに最初は0円契約の仮契約だったけど気がつけば正式に契約し僕は、育成から二軍に昇格を果たし今ではチームの一員に馴染めることが出来てすごく良い一年目を終えたのでした!!


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