第50話 魂を込めて ~最終回スペシャルpart2~
「監督!僕は、まだマウンドを降りるわけにはいきません!!確かに球数は100球になっていますがチームの役に僕は、立ちたいんです」
「望月くんの言いたいことは分かったし気持ちは嬉しい。でも君の体調のほうが監督しても一人の人としても心配だ」
「私も西村監督と同じです!!だから体調を優先してください!!」
「原松さん!みんなありがとう!次もしフォアボール出したりヒット打たれたらおとなしくマウンド降ります!ですので投げさせてください!」
すると西村監督がこう言った。「仕方ないなぁ…でもなぜそこまでして続投をしたがるのかな?役目は十分果たせるけど」
「僕は、責任をよろしく最後まで果たしたいんです。それに今、僕がこのマウンドに立つことが出来ているのも西村監督、原松さんやファンや選手のおかげだと僕は、思うので頑張りたいんです!!」
するとサンチェス選手が「僕のためにここまでしてもらってすごく嬉しいです。ですが、もう十分役目は僕も果たせていると思いますよ!」と言ってくれた。
「サンチェス選手!ありがとうございます!! 西村監督、続投を許可してくれてありがとうございます!!」
「仕方ないからなぁ…ただし本当に次フォアボールが出たり打たれたら交代だからな!!」
「分かりました!!監督!!ありがとうございます!!」
実況:「なんと西村監督!望月投手を続投させます。大丈夫なんでしょうか?試合は8回表1アウト1、2塁から試合再開です!」
(プレイ!)
「みんな、ありがとう!次は絶対に抑えてみせる!!」魂をこめてストレートをなげた。
(シュッ!)
(カキーン!)
実況:「打ちました!打球はセンター方向に飛んでいきます!」
するとセンターの青山選手がすごい勢いでジャンプした。
「ヒットなんかにさせてたまるか!」.
(アウト!)
実況:「センターの青山選手スーパープレイが飛び出しました!!アウトです!!」
青山選手は僕に向かってピースをした。
そして次の打者に初球ジャイロナックルを低めに投げると打者は打つが打球は大きく上に上がりキャッチャーフライになり狩野捕手がキャッチしたためアウトになった。
(アウト!スリーアウトチェンジ!!)
実況:「アウト!スリーアウトチェンジ!!望月投手この回はピンチを抑えました!!8回表終了しました」
僕は、ベンチに戻り青山選手と狩野捕手に「二人とも頑張ってくれてありがとう!」と言った。
すると青山選手が「当たり前じゃないですか?僕たちチームなんですから!!魂をこめた守備をしてみました!!」というと狩野捕手が「僕も青山選手と同じだ!!」と言ってくれた。
すると原松さんが「でもこの球団にいい意味で言うこと聞かない選手が出てきたのは初めてだよ!」と言った。
「原松さんも失礼だなぁ!!ですがそんなことないと思いますけど…」
「いや…いなかったと思うよ!僕も監督とコーチあわせて11年くらいになるけど一軍二軍問わずにいなかったから」
「そうなんですか!!西村監督!!」
「うん!!いよいよ終盤戦だからさらに気を締めていきましょう!!」
「はい!分かりました監督!!」
実況:「さぁ…いよいよ試合は8回裏の二軍チームの攻撃に入ります!!打順は2番センター青山選手から始まります!!追いつけるでしょうか? 」
青山選手が打席に立ち初球真ん中ストレートを打つがファウルになった。
「これ以上望月に迷惑はかけられない!!打つぞ!!」そしてバットを強く握り強振で低めのカーブを捉えた。
(カキーン!!)
実況:「打った!!青山選手の打球は大きく飛んでいきます!!入るか?入りました!!ホームランです!!」
打球は三塁側のスタンドに入りホームランとなった!!
青山選手はガッツポーズをしながらベースを踏んでいくのです。すると一軍の中野監督が「そんなバカな!?こうなったらピッチャー交代だ!!」と言い投手を交代させることを決めた。
実況:「今、青山選手ホームインしまして8回裏3対3の同点です!!さぁ…一軍ベンチは動きましは動きましてピッチャー交代です!!」
すると場内アナウンスが鳴り響く。( 選手交代のお知らせです!!ピッチャー変わりましてベルトニー。背番号48)
「監督!!確かベルトニー選手はコントロールは良くないけど最速157㌔を投げる投手ですよね!?」
「そうだな!!望月くんの言うように43登坂1勝7敗29セーブ防御率2、70でフォアボールこそは70四球とクローザーとしては多すぎだが奪三振は55と悪くないからな」




