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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
46/120

第46話 僕たちはチームメイト ~後編~

 初球僕は、外角高めのスライダーを見送った。


(ボール!)

 2球目甘く入ったフォークボールをしっかりと捉えて打った。


(カキーン!!)

 打球はレフト方向に飛んでいきフェンスギリギリのところにボールは落ちたためヒットになった。


 実況:「あわや(もう少しで)ホームランです。望月は一塁蹴って二塁へ走り二塁打となりいきなりチャンスを向かえました!!」


 そして打順は2巡目に入り1番ショート新垣選手になり新垣選手は初球インコースにストレートを上手くバントし一塁アウトで僕が三塁まで進めた為、送りバント成功となった。



 実況:「初球で新垣選手しっかりと送りバントを決め1アウト3塁と犠牲フライでも1点先制の場面になります。続く2番の青山選手は繋ぐことを出来るのでしょうか」


 そして青山選手は打席に立ち「なんとしてでも打って犠牲フライを決めて望月投手にお礼をするぞ!!」と思いながらバットを強く握って石村投手の初球のカーブは空振りしてしまうが2球目の内角低めのスライダーを完璧に捉え打球を強く飛ばした。


(カキーン!!!)


 実況:「青山選手打ちました!!打球はぐんと延びいきます!!」


 実況:「入るか?」


 すると打球はスタンドに入った。


 実況:「入った!!入りました!!青山選手2ランホームラン♪二軍チーム石村投手の打球を捉え2点先制です」


 僕たちは「やった!!入った!!青山選手すごい!!」と喜んだ。


 実況:「今、ゆっくりと青山選手

 がホームインしました!!」


 すると中野監督は「まだ試合は3回だ!意地でも勝ってやる」と思った。


 そして僕は青山選手にこう言った。「ありがとう!ホームラン打ってくれて!!かなり気持ちが楽になりました」


「一応同じ二軍でも自分は先輩だしもう一度僕のやる気に火がつくことが出来たのは望月くんのおかげだからね!!まだまだお礼は足りないけど少しでも同じチームメイトとして力になれたなら良かったよ!」


「十分ですよ!本当にありがとうございます!!頑張ります!!」




 それから3番大島選手は三振に倒れ4番サンチェス選手はまた中野監督のサインで敬遠(勝負を避けた)したのです。5番土山選手はファーストゴロになりチェンジとなり.その後僕は、6回までノーヒットに抑え試合は7回に入ろうとしていた。





「急に雨が降ってきましたね。監督!」



「そうだね…なんとかこの回までは持ってもらわないと意味がないよ!」


「確かノーゲームって7回が終わらないとなる制度ですよね…」と僕が監督に話すと原松さんが「そうだよ!例え7回途中で中止になっても7回の表裏が終わっていなければ意味がないんだよね。」と話してくれた。


「そうなんです…」


 一方中野監督はこうつぶやいた。「よし早く大雨になって試合中止になるんだ!!それじゃ再試合が出来る!!」


 すると石村投手が中野監督にこうお願いをした。「僕は、もうサンチェス選手と敬遠なんかしたくないです。二軍のベンチを見てると僕は、サンチェス選手に悪いことをしているから何だか辛くて…ですので僕は、次のイニングを投げたらどっちみち交代なので勝負をさせてください!!」


「それは出来ない!!理由は青山選手からホームラン打たれてるんだよ!サンチェス選手に打たれてたら一軍は不利になるよ!分かるか?」


「中野監督!それって僕を信用していなければ中野監督はサンチェス選手に打たれるのが怖いじゃないですか?」


「それは違う!!ただ球速が早くない投手がまともに勝負をしたら打たれるのが分かるから事前に俺は止めてあげてるだけだ!!これ以上この件に関して口出ししたら二軍に降格させるよ!」




 実況:「今から試合は7回表に入るところですが神戸スタジアムは雨が現在強くなってきております。果たしてノーゲームは回避出来るのでしょうか!?望月投手の球数は70球に来ました!!大丈夫でしょうか?」


 試合は雨の中7回の一軍の攻撃に入り僕は、マウンドに上がっていくがこれからが本当の戦いと言うことを僕は、知るのである。

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