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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
45/120

第45話 僕たちはチームメイト ~前編~

 いよいよ神戸スタジアムにて僕たち神戸ドリームベイスターズの緊急紅白戦が始まり僕は、2回まで投げて無失点に一軍相手に抑え試合は、2回裏になり打順は4番サンチェス選手に打席が回ってきた。


 実況:「いよいよ4番サンチェス選手に打席が回ります!!」


 石村投手は初球フォークを低めに投げるとサンチェス選手はバットを強く握り強振きょうしんし打球を飛ばすが惜しくも判定はファウルになってしまった!



 そして中野監督は、石村投手にあるサイン(指示)を出した。


 そして石村投手は監督の指示通りの球を投げた。


 なんと敬遠させることにした。(ボール!ボール!ボール!ボール!フォアボール!!)




 実況:「石村投手、サンチェス選手との勝負を避けました!敬遠です」


「敬遠か」


 すると西村監督が「中野監督がよくやる行動だな…」とつぶやいた!



「そうなんですか…ですが監督なぜ歩かせたのですか?」


「それは打たれるのが怖いと石村投手も中野監督も思ったから打たれるぐらいなら歩かせて敬遠と言う形の方が良いと見たからだね。」


「そうなんですか!!」


 そして5番セカンドの土山選手が打席に立ち初球の内角低めの甘く入ったスライダーを捉えレフト前にボールが落ちヒットとなった。


 実況:「土山選手レフト前ヒットを打ちましてノーアウト1、2塁のチャンスです。さあー6番バッターは狩野選手です」


 狩野選手は気合いを入れバットを構えた。


 初球真ん中のストレートを懸命に打つがピッチャーフライになってしまいアウトになった。


(アウト!)


「くそっ!せっかくのチャンスだったのに」


 続く7番ライトの前田選手も初球打ちするがゴロになってしまい三塁に走っていった土山選手が間に合わずアウトになり2アウト1塁になってしまった。


 8番ファースト生川おいかわ選手が打席にたつが3球とも空振りで三振になってしまいスリーアウトチェンジになった

 僕は、「なかなか1点をとるって難しいですね。監督」と話しかけた。


「このチームは点をとられると崩れやすいのだが点をとられていない間は粘りのある試合をしてくるからな」


「そうなんですか!!次の回も頑張ります」と僕は監督に話し3回のマウンドに向かって行った。



 実況:「3回も望月投手がマウンドにあがります」


 僕は、最初の打者にストレートを投げると打者はいきなり打球を捉えるがセカンドの方に打球は飛んで行き土山選手はボールをキャッチしようとした。


(ボトッ…)


 ボールを弾いてしまい記録はエラーで出塁されてしまった。


 実況:「記録はセカンドのエラーで一軍チームは初出塁しました。」


 二人目の打者に僕は、内角低めにストレートを投げると軽く打たれるがショートが一塁に送球した。すると審判の判定は


(セーフ!!セーフ!!)


 セーフになってしまった。確かにこの選手は俊足だが先にファーストがボールをキャッチしベースを踏んでいた。


 すると西村監督が一塁審判の薬師寺のところに向かった。


「確かにセーフだよね!?ショートの新垣選手はすごく肩が強いし」


 実況:「これはどうなるのでしょうか?今、ビデオ判定を行ってます!!リプレイで見ても確かにファーストがランナーより先にキャッチしベースを踏んでいるように見えますが…今再判定が出たようです」


「どうなるのかな?」


 (審判責任者の三浦です。先ほどの判定ですが一塁の薬師寺審判の間違えであったことが判明致しまして判明はアウトです。大変申し訳ありませんでした。)



「良かった!!アウトで」



 実況:「判定はアウトになりました。これで試合は3回表一軍の攻撃は1アウト1塁になります」


 原松さんもその様子を見て「アウトになって良かった!!」と安心した。


 それから僕は、二人の打者を三振に抑えスリーアウトチェンジになった。



 僕がベンチに戻ると原松さんがこう言った。「すごく良い投球だったよ!お疲れ様です」


「原松さん、ありがとうございます!!」


 そして試合は3回裏に入り打順は9番ピッチャーで僕の順番が回ってきた。


「よし、いくぞ!!」


 一方一軍の中野監督は「相手がピッチャーとはいえ油断禁物だな…以外とピッチャーの割には長打力パワーがあるからな…」とつぶやいた。

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