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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
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第42話 外国人選手の辛い過去 ~後編~

「ありがとうございます!!もちろん望月くんが退団にならないようにフルパワーで頑張ります♪」


「そう言えばなぜサンチェス選手は、日本語上手いのですか?まだ来日4年目なのに」


「僕は、実際は日本に5年目だからね!!7年前にアメリカのメジャーで戦力外通告受けて最初は同じアメリカで移籍先を探していたんだけど30球団とも入れてもらえなくて…」




「なぜどこの球団も入れてもらえなかったのですか?」


「実は、僕アメリカのメジャー6年目つまりニューヨーク・パワフルズにいたときなんだが今から約9年前にいじめられたんです…理由は僕らは約55年ぶりにワールドシリーズ進出を決めたのだが僕はその第1戦と第3戦にピンチの場面で 合計6回のエラーをしてしまいチームメイトが『何してるんだよ!お前のせいで負けたじゃないか?あと一歩で勝てたのに…』って言われて僕らは2勝3敗で迎えたワールドシリーズ第6戦僕は、2本のホームランを放った。しかし9回1点リード2アウト満塁の守備の時に僕は、その時一塁を守っていて簡単なファーストフライを僕は、ボールを落としてしまい同点になりその後投手は調子を崩して打たれてしまって結局2勝4敗で負けてしまったんです」


「そうだったんですか…でもチームメイトの人冷たすぎですよ!しかもその試合サンチェス選手2本のホームランを打ったんでしょ!?僕にはそんな大きな舞台で打てませんよ」


「そう言ってくれてありがとうございます!でもチームメイトの人はいくら僕が2本のホームランを放っても守備のエラーが多すぎるところでいじめられてそれから僕は、マイナーリーグに降格することが増えてそれからパワフルズから戦力外になって他球団からオファーが来るのを待っていたのだがやはり原因はピンチの場面での守備の乱れが原因でオファーが来なかったんです」


「そうだったんですか…僕は、思いますが走攻守完璧な人なんかいないと思います!!ホームランがたくさん打てる打者は走力は良くなかったり走力が良かったらホームランは出ない打者だったりするのと同じだと思いますよ!だから野球はみんなでするスポーツでもあると思いますよ」


「そう言ってくれてありがとう!なんだか望月くんと話していると日本にやって来て本当に良かったって思えるよ!!」




「そう言ってもらえると僕もすごく嬉しいです。ありがとうございます!!」


「一緒に一軍に昇格して来年は新しく頑張ろうな!!「はい!分かりました」


 こうして僕とサンチェス選手で試合に勝って来年は一緒に一軍で試合が出来ることを約束したのです。


 そしてサンチェス選手が練習に戻って行くと次は西村監督がやって来た。


「どうしたのですか?西村監督!」



「僕が中野監督とめてしまったせいで望月くんが大変なことになってしまった…本当にごめんなさい」


「謝らなくてください!!西村監督は悪くありませんよ!僕は、西村監督に恩返し出来るチャンスだと思っています!!」





「そう言ってくれてありがとう!望月くん!でも監督として情けないよ…選手をクビまでに追い込む状態にしてしまうなんて。特にまだ一年目でしかも16歳の投手に」


「 監督らしくないですよ!勝ちましょうみんなで!!」


「そうだな!だが一つだけ約束してほしいことがある」


「約束とはなんですか?監督!」


「実は、先発するのは構わないのですが球数制限を守ってほしいのです。80球を制限とします。これが約束です」



「80球ですか?なぜそれ以上僕は、投げてはいけないのですか?勝たなきゃいけないんですよ!」


「今の君に80球以上を投げると肩を壊してしまうからだ!だから80球以内で勝つんだ!!」


「分かりました。確かに肩を壊してしまったら意味がないからな!ありがとうございます」



 こうして僕は、80球という球数制限ありで一軍との壮行試合に先発することになった。


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