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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
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第41話 外国人選手の辛い過去 ~前編~

 僕は、休むために自宅に帰ることにしたのです。すると原松さんも都合で来ることになり楽しく1日を楽しんだ。


「昨日はありがとうございました!!私まで休ませていただいて…」


「いえいえ!今後もうちの息子をよろしくお願いいたします!!」


「こちらこそいろいろ迷惑かけると思いますがよろしくお願いいたします!!」


 するとお母さんが僕にこう言った。「ちゃんと今日から一軍に昇格出来るように頑張るんだよ!! 」


「分かった!!お母さんも声優の仕事頑張ってね!! 」




「行ってきます!! 」


 こうして僕たちはまた野球の練習を頑張るのです!


 そして僕たちが練習場に戻ると一軍の監督と二軍の西村監督が喧嘩していた。


「なぜサンチェス選手を二軍降格なんですか?打率も3割2分で7試合連続安打中で本塁打30打点93で十分じゃないですか?いくらコーチの意見に従わなかったからって厳しすぎますよ!!」



「監督に対しての批判は、いいけどコーチにはダメだ!!」


「確かに中野監督の言いたいことは分かりますが今は、少しでも強いチームにして1勝でも多く勝ってシーズンを終えるのが優先だと思いますよ!!」


「ダメなものはダメだ!!最低限のマナーだ! 」


 そして僕は、中野監督の発言が許せなくてこう言った。「失礼します!!確かにサンチェス選手はコーチに対して何か言ったかもしれません!!ですがサンチェス選手は3年前に一度2年間どこの球団にも興味を持ってもらえなかった過去があるんですよ!せっかく今サンチェス選手が楽しいと思える野球が出来ているのにちょっとしたことで二軍に降格させるのは、やりすぎじゃないですか!!」

「ルーキーに何が分かる? チームの方針に従わない選手は二軍でゆっくり頭を冷やしたらいいんだ! 」


「今年で監督3年目らしいですね!!特にここ3年間チームが80敗以上しているのはなぜですか? 」


「それは努力の結果だ!選手が口出し出来る権利はない!分かったらグラウンドに戻るんだ、じゃないと君はずっと一軍に上がれないぞ!!」



「優しいお言葉ありがとうございます。別に僕が気に入らないのなら一軍に上げてもらえなくて結構です。そこまで言うならあさってウチの球団は一軍二軍共に休みですよね?試合しませんか!!もちろんサンチェス選手は二軍なので僕らのチームに入れさせていただきます。それでもし僕ら二軍が勝ったら中野監督も監督辞任してください」


「そんなこと言われてもシーズン中は、紅白戦(一軍対二軍の試合のこと)の日程は組まれてませんから」



 するとオーナーがやって来て「いや…組まれてなくても組めば良いことだしあさっては全球団試合が休みだからチャンスだ!」と言った。


「試合するのが怖いのですか?中野監督」


「怖くないよ!!分かった!!ならあさって紅白戦をやろうその代わり二軍が負けたら君には辞めてもらう!!」


 すると西村監督がこう言った。


「それは言い過ぎじゃないのですか? 」


「西村監督は黙っててください!これは俺と望月の話だ」と偉そう中野監督は言った。


 そして僕は、言った。


「ではあさってよろしくお願いいたします!!」


 こうしてあさって僕たちはお互いのクビをかけた緊急紅白戦を行うことになった。


 そして僕がグラウンドで練習を始めるとサンチェス選手がいきなりやって来た。



「望月くん!僕のためにすまない」


「いえいえ!サンチェス選手は謝らなくていいですよ。僕も中野監督の考えには納得いきませんでしたし」


「ですが僕のせいで望月くんがせっかく入団出来たのに退団に追い込まれてしまって」


「気にしなくていいですよ!これから一緒に頑張って一軍に勝ちましょう! 」

 

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