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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
36/120

第36話 熱い魂と夢の続き ~後編~

「よし!勝った!完封勝利だ~やったぁ!狩野選手のホームランのおかげだよ!」

「そんなことないよ。1点しか、なかったのに望月くんが頑張ったからだよ!」


「青山選手、すごいですよ!魂ありますよ!」


「えっ?魂…僕にはないよ。僕なんか」



「本当に魂がない選手だったら飛びつきキャッチなんか出来ませんし、しませんよ!でも青山選手の心の中に野球を楽しみたい、チームのみんなと勝ちたいっていう熱い魂があるから飛びつきキャッチが出来たと思います!」



「ありがとう!今まで僕は、野球を心から楽しむなんて高校ぐらいから忘れていたよ。とにかく勝つことオンリーって思っていたよ!

だから昨年初めて一軍に昇格して頑張って自分は活躍したのにチームは連敗ばかりして結局リーグ最下位で他球団に移籍できるか探してみたけど、どの球団も入れてもらえなくて…しかも開幕二軍って意味が分からないって思って…それだったら適当にしておこう自分だけが活躍してもムダだし…って思ってしまったんです」



「確かに僕が青山選手でも一時は落ち込むし、やる気なくすかもしれないですね…でも僕も青山選手とチームのみんなでいつか強いチームに築きあけていけるのじゃないかなって思っています。そう思えた理由は僕が球団に入団する前から僕のお父さんも昔は一軍に昇格した当初.プロ2年目のことらしいのですが1シーズンで16勝で5度の完封勝利したのにチームは最下位だったことがあって早くも引退しようかなって思った。 だが翌年の春季キャンプでキャッチボールしている時に小学生くらいの女の子がいきなりサインください!ってボールを持ってきてやって来たからお父さんは喜んでサインをしたらしいんだ。

 その女の子がお父さんにサインをしてくれたお礼にお手紙をプレゼントしてくれたんだけどその内容には『私は望月投手の大ファンです!私も学校のテストで良い点数をとろうと思ってもなかなかとれなかったりでダメな時は0点の時もあります!


 でも望月投手が頑張っている姿をテレビで見てるといつか必ず良い点をとるぞ。って思えるようになってこのあいだ90点という高得点を初めてとれました。望月さんのおかげだなってすごく思ってます!


 ありがとうございます!ちなみに私の夢は神戸ドリームベイスターズが優勝することです。


 いろいろあると思いますが、お願いがあります!何年かかってもいいです。時間をかけて望月投手がいつか私に優勝という夢を見せてください。お願いします。長い文章ですいません…いつも応援してます」




 って書いてあってそれからお父さんは5年後のプロ7年目に25勝.防御率1.18というすごい記録を残して日本一には惜しくも届かなかったけどリーグ優勝したんです。

 その話をお父さんから聞いて僕も頑張る気持ちが強くなってどんだけ最下位のシーズンが続こうがいつか強いチームに築きあけていけるのじゃないかなって僕は、思えるようになっているんです。でもまだ完全に夢は叶っていない、つまりまだ夢の続きだから僕は、その夢を叶えたいと思う気持ちもありますね」

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