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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
29/90

第29話 かなり遅い契約更改 ~前編~

 僕は、球団の都合により自ら今日付けで退団することを決意し、その当日になんといきなり一軍の試合に登板9回1アウト2塁というピンチ時に登板することになり、6球を投げて3分の2イニング投げて1安打1奪三振無失点に抑えプロ初セーブを挙げ成績を残した。


「ありがとうございます!でも6球で3分の2イニングしか投げていないのにヒーローインタビューしてもらえるなんて最高に嬉しいです!」


「これは大きいと思いますよ!6球とは、いえいきなりピンチ時に登板して無失点に抑えられたと言うのは一軍でまたチャンスがもらえる可能性大だと思いますよ!」


「そう言ってくれてありがとうございます!これからも頑張りますのでいろいろあると思いますがファンの皆様応援よろしくお願い致します」


「ルーキーの望月 (まさる)投手のヒーローインタビューでした! 」




 そしてヒーローインタビューが終わりこうして僕は、一年目からプロ初セーブを挙げた。


 するといきなりオーナーが球場のベンチまでやってきた。


「望月くん!いいピッチングだったね」


「最後に最高のプレゼントをありがとうございます!」


「いえいえ!それと一つだけここで話しておきたいことがある!まずみんなに今日この投手をいきなり登板させてあげるように指示したのは僕です。その理由は彼は、今年の緊急補強入団テストの時に年俸0円でもいいからプロ野球にいれてほしいと言われて僕も思わず確認した!すると彼は、0円契約で構いませんと言ってくれ育成契約としてプロ野球選手になった」


 するとチームのみんながビックリした表情をして一言つぶやいた。「変わった選手がここの球団にいたとは思わなかったな」


「それから二軍に昇格するようになって打撃でもなかなかの成績を残し、これからだと言うときに僕は、勝くんについてプロ野球協会に話したのだが先日協会側からプロ野球という組織上やはり認めるわけにはいかない!と言われその時僕は、チームの順位や球団の赤字のことで頭がいっぱいだったのでそのことを勝くんに話したら自ら退団を表明されたんです」

「それで僕は、その時は頭がいっぱいだったから自ら辞めてくれるなんて球団にとってありがたいと思ってしまった。年俸を彼に支払わなければ残留させれないのだからしかし原松さんがそれは大きな間違いだと言うことを教えてもらってもう一度頭を冷やして考えたら自分は、なんて(ひど)いことをしてしまったのだろうと思ったので彼に何かお詫びをしたいと思い試合の様子を見ながら監督に電話をして登板させてあげるように言ったんです」


 すると監督がこう言った。「そうだったんですか!オーナーの気持ち、なんとなく分かりますね」


 オーナーが僕に「それで3年契約で今季年俸600万円でどうかな?かなり遅い契約更改だが」と聞いてきた。



「ですが僕は、今日で退団するってオーナーさんに言ってしまいましたから」


「今、残念ながらまだ退団届が書けていない!規則では退団届を提出しないと成立しない、つまり今の状態では、契約中と言うことは、まだ神戸ドリームベイスターズの一員だ!」


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