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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
22/120

第22話 ジャイロナックル? ~後編~

「え?お父さんが…でもお父さんは、一軍じゃないの?」


「心配しなくても今年も一軍で10試合に登板7勝2敗で奪三振は30と今年は少なめだが防御率が1.50で大活躍だよ!」


「そうなんだ!!良かった~安心したよ!



 すごいですね!でもなぜ二軍練習場に来てくれるのですか?」

望月投手自(みずか)ら息子がすごく心配で!気になって試合に集中出来なくなりそうって一軍の大輪(おおわな)監督に話してそれで監督の許可が降りて今日特別に来てくれるんだ!」


「そうなんですか!」


「望月くん!よかったね!お父さんから直伝ってすごいよ♪」


「そんなことないよ!原松さん!」


 それから20分後に僕のお父さんが球場にやって来た。


 (まさる)!どうだ!調子のほうは?」


「大丈夫だよ!原松さんや狩野捕手やみんなと練習しているから!」


「そうか!なら安心した!監督やチームの人に迷惑かけていないか心配してたんだ!」


「お父さん!」..



「ごめん.ごめん!本当は勝がしっかり練習出来ているか心配してたんだ!」


「心配してくれてありがとう!」


「西村監督!お久しぶりです。」


「望月投手、こちらこそお久しぶりです!いつも素晴らしい活躍ですね♪」..



「いえいえ!そんなことないですよ!ダメな時は6イニングで5点とられたりしますから…まだまだです。でもそう言ってもらえて嬉しいです!」


「そう言えば息子の0円契約について球団のオーナーがプロ野球協会に話しておくって言っていたみたいですけど、なかなか話がうまくいってないらしいですね。」


「そうなんですか!自分は初めて耳にしました。なにしろ二軍や育成の監督やコーチには最低限以外情報が入ってこないですから!確かに自分が4年前に1年だけ一軍監督を勤めていた時も球団のオーナーがある外国人選手に対して契約していた年俸より安い額しか渡していないことが明らかになって大問題になりましたね!」「でも結局代わりの良いオーナーが見つからなくてファンからもかなりの苦情が殺到(さっとう)したり主力選手が他球団に自ら移籍されてしまったりで最終的にプロ野球協会が次オーナーが問題を起こした時は強制辞任処分と国外追放という約束で今のままなんですよね…」


「そうだな…お父さんが一度昨日プロ野球協会に聞いてみたのだけど、簡単に言うとこれが独立リーグとか社会人野球だったら問題ないみたいなんだけどプロ野球つまりプロと言うだけあるから0円契約って言うわけには規則上いかないらしい」


 僕は、こうして初の変化球を頑張って習得したが今後の契約内容について問題が浮上してきてしまっているのである。

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