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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
16/120

第16話 「0円選手と優しいマネージャー ~後編~」

 すると原松 唯コーチ兼マネージャーがやって来た。


「それなら私が望月くんの生活費出してあげるよ。いつも頑張って練習しているから!」

「原松さん、それはいいですよ!気持ちは嬉しいですが」.



「何よ!望月くん!相手が女の子だからって気遣いしているのですか?」


「いや…そう言うわけじゃないですけど」


 すると西村監督がこう言った。「そうしてもらった方がいいよ!これは極秘話だけど実は、原松さんも自宅から毎日通っているからね」



「え?原松さんもそうなんですか?でもコーチ兼マネージャーだったら寮に泊まれるのじゃないですか?」


「僕も監督だからそうしてあげたいのだが球団の決まりでコーチは一軍担当じゃないと原則的に寮に泊まれないんだ…だが選手が許可したらコーチも泊まれるのだけど」.



「そういう決まりがあるのですか…知らなかったです。なぜコーチは、選手の寮に泊まらないのですか?許可があれば認められるのであれば」


「僕も最初は分からなかったけど何名かのコーチに聞いてみたら『西村監督!選手が疲れていて休んでいることが多いからどうも気をつかってしまうから暮らしにくいんです』って答えくれて理由がわかったんだよな」


「そうなんですか…監督!僕は、でも原松さんの気持ちは嬉しいですが寮に泊まらずにこれからも頑張ります!」


「それなら寮に泊まったらいいじゃないか!家から通う間があったらその分休んで練習した方が効率がいいと思いますよ!」


「分かりました!原松さんお言葉に甘えてよろしくお願いします!」



「よし!これで二人とも寮に泊まれることになってよかったね!練習も大切だけど適度な休養をとらないとケガの原因になるからね!」


「え?待ってください!監督!二人って男女ですよ!僕は、いいですけど原松さんがさすがに一緒だと嫌がると思いますが」



「ここの寮は、基本的に支払いされる方が住んでいないといけないからね…それに原松さんもその決まりは知っていますからね!」


「私は知ってるよ!別にいいよ!望月くんと一緒の寮で!」



「じゃ決まりだね!僕は、コーチとこれから球団会議に出席してくるからね!」


「ちょっと、監督!待ってくださいよ!勝手に出掛けないでください」


 こうして西村監督は、出掛て行ってしまった。

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