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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
116/120

第55話 最後のジャイロボール ~最終回スペシャルpart3〜

「サンチェス選手…」


「それにストレートも体力的に肩にも肘にも負担はくるけど変化球は、さらに肘や身体全体に投げすぎると負担がきやすいらしいからね。 仮に負けてしまっても勝の豪速球のストレートで打たれてしまうなら仕方がないしファンも大納得だろう。」


「みんな本当にありがとうございます!」


 するとお父さんもやって来てこう少しきつめに言った。



「みんなやファンのことを思うなら無理だけはするな!それに決まらない変化球は投げる必要はない。」



「ありがとう!お父さん分かった!無理だけはしないようにする。」


「それに無理を明らかにしたことが分かったらただで済まないからな!」


「分かった!気を付けるよ!」


 そしてチームの皆はそれぞれ守備位置に戻っていく。


実況:「果たして大丈夫なのでしょうか?勝投手は続投する模様です!これほど熱い試合は見たことがありません!7回裏1アウト1、2塁から再開します。」


 試合を見ていたランナーズの隠れオーナーはこうつぶやいた。


「今が打ち砕く大チャンスだ!一気に日本シリーズ進出&球団買い取りだ!」



 僕は、気合いを強く入れ次の打者に初球真ん中にストレートを勢い良く投げた。


(ドンッ!!)


 捕手の狩野の手が折れそうなぐらいの速球が出た!


(ス、ストライク!)


 実況の人もすごく驚いた!


「すごく早すぎてボールが見えませんでした!球速はなんと163㌔です!」



 この球速がスコアボードに表示された時、球場から大歓声が響く!


 グレイトンもこの球速表示を見て驚き過ぎたせいか言葉が出なかった。


 それから2球目、3球目も続けて真ん中にストレートを投げるがいずれも打者は空振りしたため三球三振になった。


 そして2球目と3球目も162㌔が計測され球場に続き試合をテレビで見ていたファンもファンじゃない人いろんな人が驚く。


(ストライク!バッターアウト!)


 そして次の打者に僕は、初球打者のタイミングを外させるためにカットボールを高めに投げると本来なら見逃していれば明らかにボールになっていたボールを打ってしまいコロコロと転がっていった。


僕は、ゆっくりボールを取り一塁に送球しアウトになりチェンジになった。


 サンチェス選手は喜びながらベンチに戻る。


「なんとか7回のピンチを抑えることが出来て良かった。この勢いで頑張るぞ!」



 ここまでドリームベイスターズ打線をノーヒットと完璧に抑えられているブラックリー投手が8回もマウンドに上がる。


 ドリームベイスターズはこの回4番のサンチェス選手が打席にたつ。


「ここまで抑えられていたけど何としても塁に出てやる!」


 そして初球ブラックリーはスタミナ温存のため低めのカーブを投げてくる。


 すると少し球が甘くなりサンチェスは大きく打球を飛ばしてセンター方向に打球は伸びセンターの前にボールが落ちてヒットになった!



実況:「サンチェス選手、ドリームベイスターズ今日チーム初ヒットを打ちました!これでノーアウト2塁と得点のチャンスです!」


 そして西村監督は動き代打に東選手を起用する。


(ドリームベイスターズ選手交代のお知らせです。バッター変わりまして東。背番号9。)


「勝が球団のために命がけで頑張っているんだ。僕もこのバットで助けてあげたい!」


 ブラックリー投手はスタミナ温存を捕手の指示により辞め元に戻すことにした。

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