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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
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第11話 「野手にいきなり挑戦 ~前編~」

 僕は、神戸ドリームベイスターズに育成契約でしかも0円契約で入団して独立リーグ相手に4回2失点(自責点0)という内容で僕は、入団してわずか約1週間で二軍に昇格することが決まった。



 西村監督が「そう言えば明日から4月になるけど二軍本拠地開幕戦って言うことで野手として出場してもらうことになったからね!」といきなり言われた。


「そんなこといきなり言われても僕は、投手ですから打撃の方は、ぜんぜん出来ませんし」


「できないから断るのか?打撃はうまくできないことぐらい僕も知ってるよ!だからこそ明日の本拠地開幕戦に出場させると言ってるんだ!うちのリーグは、DHがないから一軍にいつか昇格する時でも投手だから打撃の方は、できませんでは通用しないからな…そんなんじゃ二軍でプロ生活終わるぞ!」.



「そうなんですか!分かりました!明日の試合野手として出場させてください!」


「わかった!その変わり一つ条件がある。代打じゃなくて3番レフトでスタメン出場だ。先に言っておくが守備が出来ないのは、分かってるからな!」



「ありがとうございます!でもレフトなんかしたことないですよ!」


「なんでも初めてのことにチャレンジする精神を身につけておかないとずっと一軍になんか昇格できないぞ!」


「分かりました!ありがとうございます!明日の試合よろしくお願いします。」


 こうして僕は、いきなり二軍の本拠地開幕戦で3番レフトで起用されることになった。


 そして次の日…僕が球場で練習をしていると、育成にいた時のチームメイトの狩野選手が練習していた。


「狩野さん!望月です!」


「あっ!望月さん!一緒だったんですね。すごく嬉しいです!今日支配下登録つまり二軍昇格になったんだ!前回の試合で2安打1盗塁をマークしたからベンチにちょうど人数が一人足りないって西村監督が山本コーチに話していたみたいでそれで昇格になったんだ!」



「そうなんですか!おめでとうございます!これからも一緒に頑張りましょうね!」


「そうだな!今日の対戦相手は、札幌フィンチーズらしい。先発は、中澤投手で昨年一軍に初昇格して4試合0勝3敗、防御率9、88だったが変化球のキレがすごいらしいな!」



「そうなんですか!大丈夫かな?今球場の回りを見てみたんだけどけっこう観客いますね!」



「そりゃ前代未聞の0円選手が二軍に昇格したってことを耳にして来ているよ!」


「え?僕は、何もすごくないよ!しかも今日は、いきなり西村監督から3番レフトでスタメン入りって言われていますからね」

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