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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
107/120

第46話 これが真実 ~前編~

~ここまでのダイジェスト~


「ですがせっかくロイター選手と勝くんが作ってくれたチャンスを無駄にしてしまったから申し訳なくて…」


「気にするなよ!チャンスがなくなったんであれば何度でもチャンスを作れば良いだけだよ。落ち込む間があったら守備の方頼んだぞ!」


「勝!いつもありがとう。分かった。守備で挽回して見せるよ!」


 そして試合はこれから2回表名古屋ルーズドックスの攻撃に入っていく。




 神戸ドリームベイスターズの球団消滅を阻止するため、まずクライマックスシリーズ進出をかけた3位決定戦。名古屋ルーズドックスとの試合で1回裏ロイターと勝のヒットでチャンスを作るが5番狩野選手がアウトになってしまい無得点のまま2回裏名古屋ルーズドックスの攻撃に入る。


 先頭打者は4番ベクトリー選手が打席に立つ。


 今季43本塁打を打ちホームラン王、ほぼ間違いなしと言われているバッターを迎える。



 そして初球全力で勢い良くストレートを投げるとベクトリー選手は豪快なスイングをするが空振りしてしまい、1ストライクになった。


 するとベクトリー選手は一言呟いた。


「凄すぎる球だったな…今のボールこれがジャイロボールか。映像で何度もジャイロボールの映像を見て研究してきたけど。本物はさらに迫力が違うぜ! 必ず元メジャーリーガーのパワーを見せてやる。」





 そしてベクトリー選手はさらに熱く燃え2球目少し高めのジャイロボールをギリギリだがバットに当ててくる。


(ファウル!!)


 続く3球目はカットボールをインコースを狙い投げるが少し低すぎたため1ボールになった。


 4球目カットボールをインハイに投げるがベクトリーは食らいついてくるがファウルになる。


 ベンチで見ているお父さんと西村監督は驚いた表情を露にした。


 そして5球目もストレートでファウルになり6球目少し外角高めにジャイロボールを投げるとベクトリー選手は力一杯の豪快なスイングで打球を打ち砕いた!


(カキーンッ!)


 それと同時に約5年間折れることがなかったバットが真っ二つに割れそのバットの破片はへんがピッチャーの僕のところに勢い良く飛んできて心臓の辺りに突き刺さったのだ!


 打球は幸いレフトフライでアウトになったが僕は、声を一言出す前に倒れる。


「ウッ…」


 捕手の狩野捕手が真っ先に走ってくるとチームメイトも慌てて駆けつけてきてくれ西村監督が救急車を今すぐ呼ぶようにコーチに連絡をする。


 すると狩野捕手がすごく心配そうに一言大声で叫んだ!


「勝!大丈夫か!?しっかりしてくれ!今、救急車を西村監督が呼んでいるから。」


実況:「望月投手大丈夫でしょうか!?折れたバットの破片が心臓の辺りに直撃してしまいました!」


 するとドリームベイスターズサイドの観客からは大きな声援が鳴り響く。


「勝!しっかりしてくれ!」


「頑張って生きろ!」


 それから僕は、最寄りの病院に搬送され約7時間後に目を覚ますと原松さんとお父さんの姿があった。


「あれ…ここはどこ?試合は?勝ったの!?負けていないよね。」


 すごく目が覚めた途端焦り始めると原松さんがこう言った。


「試合は延長12回で狩野が7回に3ランホームラン打ってくれて投手全員出場で最後はサンチェスがサヨナラホームランで4対3で勝ったよ!」


 僕は、これをすごく安心したのだ。


「良かったぁ。負けていたらどうしようかと思ったよ!」


「生きてて良かった!」


原松はいきなり泣き始めた。


「どうしたの!?いきなり泣いて…何か間違ったこと言ったかな?」


「間違ったこと言ってないよ!勝くんが生きてて良かったって安心したら涙が出てきたの。」


「そうなんだ!心配してくれてありがとう。」


 するとお父さんがこう言った。


「入院しているときくらい試合のことは考えなくて大丈夫だよ!」


「大丈夫じゃないんだよ!こんなとき言うのは申し訳ないって思うんだけど重大な話があるの。」




 するとお父さんが深刻な表情をしながらこう言った。


「重大な話って何かな?」


「実は西村監督の昔の話をある日僕が聞いているときにウチの球団のオーナーに東京ランナーズの隠れオーナーのグレイトンが話を持ち出してきて…その話がウチのドリームベイスターズの球団を買い取る話がいきなり浮上してそれで買い取りを阻止する条件としてグレイトンは簡単に言うとクライマックスシリーズでランナーズに勝ったら買い取りを諦める話になったんです」

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