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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
105/120

第44話 クライマックスシリーズへあと1勝 ~前編~

 東京ランナーズの隠れオーナーのグレイトンからウチの球団を買い取ると言われ阻止するためにまずウチのチームは、クライマックスシリーズ進出を目指すため名古屋ルーズドックスと対戦するのであった。ちなみにここまで神戸ドリームベイスターズは142試合で77勝63敗2分 勝率.550で勝率5割以上は確定させている。


 すると西村監督が僕にこう言った。


「ついに残り1試合でこの試合に勝ったらクライマックスシリーズに進出って言うところまできたけどクライマックスシリーズ進出した場合の日程なんだけど明日から今年は雨の都合で日程が遅れてた為クライマックスシリーズが始まるから今日先発させたいんだけど場合によっては明後日の2戦目もしくは明明後日しあさっての3戦目に登板させてファイナルステージ進出に繋げたいと思っているのだがそれで良いかな? 」





「西村監督!クライマックスシリーズ行けなかったらこの球団なくなるのですよ!僕を投げさせてください 」


「勝。確かに今日の試合も大切だけどでもクライマックスシリーズのファイナルのことを考えるとファーストステージに先発ローテーションでは第1戦が君のお父さんで第2戦に勝くんを投げさせる予定だから今日投げると早ければ明後日登板予定だ!無茶だよ 」


「確かに僕は無茶なことを言っていると思います。ですが仮に自分は、これで野球が出来ない体になっても構いません。それで球団を守れるための僕からしたら挑戦権でもある」




「クライマックスシリーズに進出させてあげられるなら1000球いや…5000球でも投げ抜くよ! 」


 すると西村監督は、いきなり泣き始めながらこう言った。


「なんで無茶するんだよ。昨年の今頃もサンチェス選手を守るために無茶して一軍と壮行試合して右肩壊したんだよ!まぁ…とりあえず今日の試合は先発で頼んだ! 」


「分かりました! 」


実況:「プロ野球ファンの皆さんこんばんは!いよいよクライマックスシリーズをかけた試合がここ神戸スタジアムから神戸ドリームベイスターズ対名古屋ルーズドックスの最終戦をお届けして参ります。果たしてクライマックスシリーズ進出するのはどちらのチームでしょうか!? 」



 いよいよ球団消滅阻止をかけた第1ラウンドでもある一戦が始まる。





 そして試合前に西村監督が今日のオーダーを発表した。


 そして僕がオーダーを見たときそこには『4番ピッチャー望月勝』と書いてあった。


「西村監督!4番ピッチャーってどう言うことですか?普通ピッチャーって9番じゃないのですか? 」


「確かに基本的にはピッチャーは9番だが最終戦だから打撃力の面も考えて3番サンチェス・4番望月勝くん・5番狩野の最強の打順にしたんだ」



「4番だなんて僕は、三振ばっかりしますしバットを強く握って強く打つことしか出来ないですよ!」


 すると西村監督はこう話し出した。


「ではなぜ投手で少ない打席で5本もホームランが打てた?それだけのパワーがあれば必ず4番ピッチャーでいける!試合前に君のお父さんも言ってた。『西村監督の采配は素晴らしい!しかし申し訳ないです。自分が先発出来たら良かったのですが…』」



「いえいえ!4日前に150球も投げて完封したんですから、ゆっくり休んでください。って言ったら『ありがとうございます。』」って言ってたよ! だから頼んだぞ!


「分かりました!頼りない4番ピッチャーですが全力で頑張ります!」


 それから僕は、いよいよクライマックスシリーズ進出をかけたマウンドにあがる。


 すると場内アナウンスが鳴り響く。


(大変長らくお待たせいたしました。1回表名古屋ルーズドックスの攻撃は、1番ショート山下。背番号6)



 そしてついに審判の手をあがり試合が始まった。


 僕は、初球内角低めにストレートを投げると勢い良く打者はスイングするが空振りした。


(ストライク!)


 するとスコアボードには初球から155㌔という驚く球速が出た。


 それから2球続けて僕は、真ん中にストレートを投げると打者は空振りし三球三振に仕留めた。


(ストライク!バッターアウト)



 それから僕は、二人の打者もカウントをフルカウントにしながらも空振り三振に打ち取り三者連続三振でスリーアウトになった。


実況:「バッターアウト!スリーアウトチェンジで1回表望月勝は三者連続三振に抑えました。素晴らしいピッチングです 」


 すると西村監督は僕にこう言った。


「いきなり三者連続三振は、すごいね!155㌔はビックリしたよ!でも無理はするなよ 」


「ありがとうございます! 」

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