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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
104/120

第43話 初めての中継ぎ登板 ~後編~

「勝くん!分かりました!後はお願いいたします。ありがとうございます! 」


 それから青山選手と西村監督は、ゆっくりベンチに戻っていった。


 次の回からは、代わりにレフトには今日一軍に昇格したばかりの小松選手が守備につく。



 そして試合は8回の裏ドリームベイスターズの攻撃に入り8番キャッチャーの狩野から始まる。


 フィーチャーズの投手は150㌔を超える速球を得意とする桑原投手がマウンドに上がった。



 そして狩野捕手は、初球アウトローのスライダーをいきなり捕らえスタンドまで打球を運びホームランになった。


 西村監督やチームメイトは、ベンチから立ち上がり喜びの声をそれぞれあげた。


 ホームに帰ってきた狩野捕手に僕は、こう言った。


「やったね!すごいホームランだったよ!」


 それから二人でハイタッチをした!


 これで8回裏にドリームベイスターズが1点勝ち越した。




 それから9番に代打が送られたためピッチャー交代になることになる。その後はフィーチャーズの桑原投手に抑えられ得点は稼げず僕たちの攻撃は終わった。


 そして9回には最近一軍に昇格し安定した成績を残している。山根投手に西村監督は任せ2アウトから三塁打を打たれるも最後は三振に打ち取り試合は終わり2対1でドリームベイスターズが勝った。


 この試合のインタビューで西村監督は、こう言った。




「リーグ優勝は少し厳しいですが、クライマックスシリーズ進出の可能性は、この一勝で高くなってきたので一つ一つチームのみんなで勝ちにいきます。そしてクライマックスシリーズへ必ず進出します!」


 これでドリームベイスターズは公式戦の試合数を残り18試合となり3位と4ゲーム差に縮まった。


 次の日僕は、西村監督の次に選手として神戸スタジアムに一番乗りに到着した。


 練習をしようとしたら西村監督が僕のところにやって来てこう言った。


「いつあのことについてみんなに話したら良いのかな? 一応昨日お父さんには、電話で話した。そしたら君のお父さんは『話してくれて助かりました。勝以外の他の選手にはまだ話していないならいい意味でギリギリまで黙っている方がチームのためだ」。って言っていたよ 」



「僕もお父さんと同じでギリギリまで黙っておいた方がいいですね。」




「やっぱりそうだよね。監督して選手に隠し事はしてはいけないかなって思ったり考えるからね!」


「確かに西村監督の気持ちも何となくわかりますね。でもまずはクライマックスシリーズに進出することが優先だと思います。」


「そうだな。クライマックスシリーズに進出するためでもあり球場を守るためでもあるからね!勝くんありがとう!お礼に僕がコーチしてあげるよ!」


「西村監督、ありがとうございます!」




 それから僕たちは、クライマックスシリーズ進出を目指して残りの試合を毎日頑張り前半戦不調だった先発の原松 豪つよし投手が完封勝利や土山選手の第11号逆転3ランホームランやお父さんの3試合連続完封勝利などで連敗することもありながら17試合で12勝5敗と大きく勝ち越し2位と3位のチームが入れ替わったため神戸ドリームベイスターズと名古屋ルーズドックスと同勝率となったため最終戦は勝った方がポストシーズンのクライマックスシリーズ進出と言う場面になった。



 一方5試合ほど前に約5年ぶりにリーグ優勝を早々と決めていた東京ランナーズの隠れオーナーのグレイトンは、こうつぶやいた。


「今日はドリームベイスターズが勝つか負けるかで球団を買い取れるかが決まる日だな!早くいさぎよく敗けを認めてくれたら助かるのにね。まぁ、そう簡単にはいかないか。とりあえずきょうの名古屋ルーズドックスとの試合結果を楽しく待とう」





 次回!いよいよクライマックスシリーズ進出をかけた大事な大事な一戦の幕を開ける。


 果たして勝たちはクライマックスシリーズに進出出来るのでしょうか?


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