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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン2 ~激闘! DreamBASEBALL ~
101/120

第40話 信じる、信じない ~前編〜

~ここまでのハイライト~


 僕は、西村監督の昔話を聞いているときに重要な話を聞き、ついに皆さんがなぞめいていた球団消滅の理由と経緯が分かり他の選手まだこの事を知らない。球団消滅を阻止する為に、なんとしても順位が東京ランナーズを上回るためにまずはみんなでクライマックスシリーズ進出を目指す。



 それから次の日僕が狩野捕手と投球練習をしていると原松さんがやって来た。


「おはよう!今日も早くから練習しているね。」


「そんなことはないよ。たまに疲れが出たりして爆睡して次の日寝坊してしまったりすることもあるからまだまだだよ。」


「そうなんだ!一緒に頑張ろうね!どうしたの!?さっきから勝くん少し表情がくらいけど…」




「大丈夫だよ!少し変化球のキレが良くないから深刻になっていただけだよ!心配してくれてありがとう!」


「なら良かった!もし悩みとかあったらいつでも話してね!」


「分かった。いつもありがとうございます!」


僕は、このとき心の中でこう思った。


「はぁ~危なかった。間違っても今年で球団が消滅する可能性があるなんて言えないからなぁ。」




 すると狩野捕手が僕にこう言った。


「そんなに変化球のキレは悪くなかったよ!」


「そうかな?やっぱりまだまだ頑張ってチームを支えたいなって思うからね!」


「気持ちは分かるけどムリは、しない方がいいよ!僕も人のこと言えないけどお互いプロ2年目なんだからな!」


「分かった!」


 それから僕は、打撃の練習も40球ほど行い、ヘッドコーチに教わりながら頑張った。

すると青山選手がやって来て僕にある週刊誌を見せてきてこう言った。


「勝!今、週刊誌を見ていたのだけど、こんなこと書かれてあったよ!」

「どんな記事が書いてあったの!?」


「42ページのところなんだけど…」


そこには【本当に魔球と言われているジャイロボールは存在するのか!? 】と言う記事と【女性のプロ野球選手が混ざっていると負けやすい?】の二つについて書かれてあった。



「これは、少しひどい記事だな…」


すると青山選手がこう言った。


「僕もこの記事を見たときひどいなって思ったよ!なぜこんな記事を載せるんだろうね。」


「まだジャイロボールについて球界では完全に皆が認めてくれているわけではないからだろうな。でも青山!僕は、信じてくれている人がいる限り頑張るから!だけど二つ目の記事は否定的な記事だよな。」




「確かに女性のプロ野球選手が誕生したのはここ数年の出来事だけど、高校野球でもたまに最近女性の部員とかいるけどまだ正式な大会に出られないんだよ!その高校の監督は、野球をしたい気持ちがあるのであれば男も女も関係ないって!」


「確かにそうだよな!確かに女性は、体力的なこととか色々あるけど男性と同じく頑張っているのだからね。」


「現実は厳しいなぁ。いつか野球投手言うスポーツが輝く日が来るといいね!」



「そうだね!」


 それから僕は、オールスターゲームの選出されたが断ったため先発ローテーションに変更なく回っていき8月初旬までに体調維持の為一回の登板を休みながらも3登板2勝で今シーズン早くも22登板で15勝(4敗)を挙げ、(投球回数137回2/3)防御率も2.90と安定した成績を続けて残している。


 しかしチームの順位も3位のチームとついに3ゲーム差まで迫り勢いに乗っているときにあるアクシデントが起きてしまった。



 西村監督が暗い表情をしながら選手たちをグラウンドに集めこう言った。


「チームのみんなにお知らせがある。今朝、投球練習をしていた山本投手が右肘を痛めてしまって近くの病院に行って診察してもらったら全治3週間から5週間くらいかかると言われた。これまで今シーズンは19登板9勝(6敗)と活躍していただけに残念なことになってしまったがチームのみんなは頑張ってください!」


 するとチームのみんなは大きな声で「分かりました!」と言った。

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