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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
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第10話 ついに0円投手が二軍に昇格 ~後編~

「じゃ…これで望月!昇格決まりだな!頑張れよ!」


「コーチ!ありがとうございます!頑張ります♪」



「それから僕は、さっそく少し移動し二軍の選手が練習している場所へ行き、選手と合流することになった。


「すごーい!まるで一軍の球場みたいだね!でも油断大敵だからな!頑張るぞ!」


 すると二軍監督の西村 (さとし)がいきなり球場から出て僕のところにやってきた。


「二軍昇格おめでとう!」


「ありがとうございます!でもなぜ僕がいきなり二軍昇格になったのですか?チームの選手が言うには、山本コーチが西村監督に連絡していたからと言っていたのですが」


「この球団は、育成に監督が存在しないため代表コーチの人がコーチ兼監督をすることになっている。だから山本コーチは、僕のところに連絡が出来て僕も昇格の許可を出したんです」


「そうなんですか!ありがとうございます!でも僕は、まだ育成の練習試合で4イニングしか投げていませんでしたし、敗戦投手になったのになぜなんですか?」


「それは、君の努力だね!勝くんと初めてこの間、入団テストの時、会いましたよね?」


「はい!その時も最初に迎えてくれたのは、西村監督でしたね!すごく嬉しかったです!でも努力ってまだ3日間しか入団して経っていないし、体力もプロじゃないのに努力したと思われたのですか?」.


「それは、契約の時だな!オーナーの人も昨日つぶやいていたが0円契約でもいいから入団させてほしいなんか言える選手はいないし、入団後もハードな練習にも耐えて本当に頑張っていた!」


「そう言ってもらえてすごく嬉しいです!ありがとうございます!」

「実は今だから君に話すが山本コーチとは毎日夜に君のことについて連絡してた!『あれから勝選手は、どうですか?と僕が聞いてみたら山本コーチは、かなり頑張っていたよ!ただちょっとハードな練習をさせてしまいまして…と話していた。だから僕は、気にすることはないですよ」


「コーチ!本当に入団して一軍に昇格したいと思うなら時には、そういう練習も必要だと思うからな!と言ったんだ。』」


「そんなこと言ってくれていたんですか?なんだか嬉しいです!山本コーチってたまに目付きが怖かったり無茶な練習を言ってきたりしていたので」



「確かに山本コーチは、見た目はすごく怖くて選手からはあまり好かれてはいないと思うが今も現役の選手なんだけど今は左の肩を壊していて本来のピッチングが出来ないから臨時コーチをしているのだけどね。一軍に昇格できるまで時間がかかって7年目で初めて一軍に昇格していきなり先発で14勝を挙げて、それから3年連続最多勝に輝くなど通算これまで99勝60敗をマークしたね。だから下克上パワーピッチャー」って言うあだ名もついていたぐらいからな…」


「そうなんですか…早く状態が良くなって選手として復帰してほしいですね。本当にありがとうございます!これから頑張ります!」


 こうして僕は、山本コーチの貴重な話を知った。



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