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【野球小説】ジャイロボール魂  作者: まっさー
シーズン1 ~前代未聞のPROFESSIONAL BASE
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第1話 前代未聞の0円契約 ~前編~

 僕は、お父さんが公式戦に出ているプロ野球中継を見ていた。


「さあーいよいよ今日からプロ野球ペナントレースが開幕します!今日は神戸ドリームベイスターズ対東京パワフルズの試合をわたくし実況 酒井根 直宏(さかいね なおひろ )がお送りしてまいります」


「もちろん今年も神戸ドリームベイスターズの開幕投手は、今年でプロ18年目、36歳の大ベテランの望月(もちづき)投手がマウンドに上がります」


「これまでプロ通算240勝を挙げており今年は、プロ通算250勝に期待がかかります」




 僕は、望月 (まさる)幼稚園のころから野球に興味があって個人的な練習は、していたのだが中学1年からいじめなどで不登校になってしまったのである。


 小学の時は、6年の時にクラブには所属していたものの部活には、入らなかったのである。ちなみに中卒であるが、でもプロ野球選手になりたい気持ちは、今でも変わっていないのである。



 父は、プロ野球選手で母は、アイドル声優をしている。しかし僕は、何もない。


 実戦経験は小6で3登板1勝2敗、防御率7、99とこれがプロならとっくに戦力外通告を受けている成績である。


 僕は、投手で球速MAX140㌔あるのだが部活をしていないため最低限のスタミナとコントロールしかなく変化球も投げれない。



 いよいよ季節は春なのに僕の心は、冬で

 この間、中卒でも入れてくれる独立リーグ全4球団にトライアウト(入団テスト)を受けるも一次テストも通らないという悲しい結果に終わった。

「はぁ…プロ野球選手になりたかったなぁ」


 するとお母さんが帰ってきた。


「ただいま」


「お帰り!今日もテレビで新曲の宣伝のCM流れてたよ」


「そうなんだ♪よかった! ゆいりん嬉しい♪そう言えば、明日神戸ドリームベイスターズが緊急補強入団テストがあるらしいから受けてみたらどうかな? 」


「簡単に言うなよ!中卒は、受けれないよ! 」


「それが中卒でもいいらしいよ!とにかく球団側は、コストが安くて強い選手が欲しいみたいから中卒も対象にするらしいここ10年間最下位だからね…球団があと数年でなくなる噂もあるみたいだからね…私が仕事しようとしたら男性声優の堤下 守さんがつぶやいていたよ!あの人野球好きだからな」


 それから僕は、どうせダメなんだろう。何しろ僕は、プロで言う「戦力外通告男」だからな…と心の中で思いながら次の日さっそく入団テストをしている球場に行ってみた。


「ここって…地方球場じゃないですか? 」



「そうですね!ここは、入団テストでよく使われる球場なんです。それにテストのために高いお金は、かけれませんからね」


 といきなり監督らしき人が僕に話しかけてきた。


「そうなんですか。僕は、望月 (まさる)と言います。よろしくお願いします」


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