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05 敬意


 幌馬車シブマでの旅は、いつも通り快適。


 途中の街とかもスルーしないで寄ってみたけど、なんか以前と雰囲気が変わった感じ。


『冒険者たちに敬意をはらおう』キャンペーンみたいなことを進めているようです。


 冒険者は敬え! みたいな押し付けがましいのではなくて、


 命懸けで私たちの暮らしを守ってくれている冒険者の皆さんに出来る限りで良いので敬意を払いましょう、みたいなふわっとした感じの。



 少しだけ、ほんのちょっとだけ世間の空気が変わった感じがする。


 もちろん、今までみたいに荒くれ者ムーブをしている連中はそれなりの扱いを受けているけど。



 もうすぐ目的の街だけど、『転送』対策での良いアイデアは出ませんでした。


 それでも、以前のように私がひとりで問題を溜め込んで空気を悪くしていない分、みんなは楽しそう。


 ま、セシエラさんのあのうっふんなお胸で癒されまくれば良い知恵も浮かぶかもってなもんですよ。



 そして、幌馬車モードを解除したシジミと共に五人そろって、久々のこの街、です。



 セシエラさんは今でも、以前訪れたあの小さなお家に住んでいるとか。


 そうですここです平屋の一軒家、懐かしいですね。



 では、ノックしてもしもーし。


「どなた」


 お久しぶりセシエラさん、おかわりなく。


「あらまあ皆さん、どうぞお入りになって」



 各自順番に、お行儀よくハグ。


 なにせ相手は貴族様も頭が上がらぬお行儀マイスターセシエラさん。


 そして私の番、これですよこれこれ。


 見た目良し、香り良し、触り心地良し、


 あったかくやわらかくて、なんか何もかもどうでもよくなっちゃうくらい気持ちよいですよ。


 なにこれすごい。



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